損害額の計算

慰謝料は先に受け取ることができますか?

通常は治療終了や症状固定後の示談成立後にまとめて受け取るものですが、内払い制度を利用すれば一部先行で受け取れる場合もあります。

介護費用はどのような場合に請求できますか?

交通事故により重度の障害が生じ、一時的または継続的に介護が必要となった場合に請求できます。

慰謝料は課税されますか?

個人が受け取る交通事故の慰謝料は非課税です。

示談後の慰謝料請求はできますか?

原則示談成立後は再請求は困難です。ただし事情が変わった場合や詐欺・錯誤があった場合など例外的に可能な場合もあります。

精神的苦痛を訴える場合、証明は必要ですか?

交通事故における精神的苦痛は、通常は慰謝料として、通院期間や傷病名などが記載された診断書、診療報酬明細書により証明が必要になります。

むち打ち症の場合の慰謝料相場はどのくらいですか?

症状や期間、過失の有無及び程度により変わりますが、裁判基準で6ヶ月通院、かつ無過失だと、約75〜90万円程度の場合が多いです。

慰謝料請求には時効がありますか?

慰謝料を含む人身損害の損害賠償請求権の消滅時効は、損害及び加害者を知った時から5年です。通常は、交通事故の日を基準としますが、後遺障害が残存するケースでは症状固定日を基準とすることもあります。

慰謝料は示談交渉時にどう提示されるのですか?

任意保険会社から示談案として書面または口頭で金額が提示され、交渉や弁護士介入などにより増額可能なケースもあります。

自賠責基準とは何ですか?

最低限度の補償を基準とする国の自賠責保険における慰謝料額のことです。

慰謝料の計算方法はどうなっていますか?

自賠責基準、任意保険基準、裁判基準(弁護士基準)という3つの基準があり、金額に違いがあります。もっとも高額なのは裁判基準(弁護士基準)なので、被害者は、この基準の慰謝料を請求すべきです。