• 部位別の傷病

骨盤

骨盤骨折、仙腸関節脱臼
こつばんこっせつ、せんちょうかんせつだっきゅう

01.傷病名の一般的説明

骨盤環骨折(骨盤骨折及び仙関節脱臼)は大きな外力が加わることで生じやすい骨折です。とくに不安定型骨盤骨折の場合は死亡率が10~30%と言われ、命にかかわるほどの重傷です。特に大きな外力が加わった場合は、多発骨折を伴うことすらあります。

02.必要な検査等

骨盤骨折を把握するには、レントゲン画像の撮影が有意です。また、仙腸関節の損傷を把握するため、CT画像も有用となります。

外傷性恥骨結合離開
がいしょうせいちこつけつごうりかい

01.傷病名の一般的説明

外傷性恥骨結合離開とは、外力が加わったことにより、骨盤環の破綻が恥骨結合部分で起こった傷病で、仙腸関節の脱臼、骨折、寛骨臼骨折を伴うことが多くあります。

02.必要な検査等

レントゲン画像が有意な立証方法です。また、仙腸関節の骨折や脱臼、寛骨臼骨折の確認はCT画像が有意となります。