損保会社のやり方

情報は与えず低額の示談で済ます

いまでこそ、サリュは交通事故被害者救済のプロ集団ですが、実は創業者の谷は、新人弁護士の頃、被害者と敵対する損害保険会社側の弁護士を務めていました。そこで谷が見てきたものは、弱い立場で理不尽な状況に追い込まれる交通事故被害者の姿でした。
必要な情報は与えず、治療費等の支払いを早々に切り上げようとする。被害者の無知や窮状に付け込み、正当な賠償金とはかけ離れた低額の示談で済まそうとする。

被害者を苦しめる現実

ある交通事故で、娘を失った父親に示談交渉に行ったときのことを、谷は忘れられないと言います。大切な愛娘を突然の事故で失う、人生でこれ以上つらいことがあるでしょうか。父親はまるで抜け殻のようになっていました。保険会社側の提示する示談の条件は、最低限の補償額で自賠責の金額とほとんど変わらない程度のものでした。死亡事故なら本来ならばもっと保険金が下りていいはずなのに、被害者遺族が悲しみのあまり抜け殻のようになり判断力を失っている、その弱みにつけこむように保険会社は最低限度の補償で示談をさせるのです。
谷は、弁護士である前にひとりの人間として、苦しんでいる人を騙すような、無知につけ込むようなことをしなければならないのか、と自分の仕事を呪ったと言います。

このような話は珍しいことではなく、谷は、大阪で保険会社の弁護士を務めている間、痛みに苦しみながら仕事にも行けず休業補償を打ち切られる人や、十分な補償がもらえず治療費を自分で払わなければならない人など、被害者を苦しめる交通事故事案を山のように体験し、その目で現実を見てきました。
損害保険会社、自賠責保険を担う国、裁判所、この交通事故補償を司る3本の柱が、交通事故被害者救済を阻んでいる事実を知ったのです。

損保側の知見を活かし救済する

谷は、損保側の弁護士の業務にあたる中で、損保会社の体制と戦略を中から知ったのです。どういう理屈で被害者に示談を迫るのか、何を隠しているのか、どこを突くと弱いのか、損保会社の考え、動き、狙い、それらが、損保側にいたからこそ分かるようになったのです。それを交通事故被害者救済のために役立てたい。

わたしたちは、交通事故被害者を不当に泣かせる仕組みには、我慢ができません。

損保側の弁護士であった谷の知見を活かし、交通事故被害者の相談を率先して受け、他の法律事務所が引き受けないような比較的軽度の障害とされる「むちうち」の方から、重度の障害まであらゆるの交通事故被害者の方のご依頼を受け、大きな成果をあげてきました。

交通事故被害で苦しんでいらっしゃる方は、サリュに相談に来てください。

出版物

交通事故被害者を苦しめる闇の構造を告発し反響を呼んだ2冊の「トライアングル」

書籍「ブラックトライアングル」の画像

ブラックトライアングル

弁護士法人サリュ 谷 清司(著)

“保険会社、国、そして裁判所。
交通事故被害者を蝕む保険金「値切り」の手口が
いま明らかになる—-。”

日本では、1年間に100万人近くの人が被害者であれ加害者であれ交通事故の当事者になります。しかし、多くの日本人が、この交通事故被害者を蝕む、巨大な闇の存在を知らずに暮らしています。
好感度の高いタレントを起用した大手損保会社のCMからは想像もできないような、治療費打ち切りという“被害者いじめ”。見てみぬ振りをする裁判所、そして時代遅れの法律。
この国が隠し続けた構造的な闇=ブラック・トライアングルの存在が、「ムチ打ち症」の向こうに見えてくる!
かつて、大手損保(加害者)側の弁護士であり、現在は正反対の被害者側の立場で戦う著者だから書けた、冷酷な事実を正面から見つめる一冊。

目次

  1. 第1章

    これが交通事故補償の実態だ

  2. 第2章

    「払いたくない」保険会社の手口を暴く

  3. 第3章

    後遺障害補償が抱える問題点

  4. 第4章

    日本の保険制度のカラクリと問題点

  5. 第5章

    問題だらけの交通事故裁判

  6. 第6章

    今後の交通事故損害賠償のあり方

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書籍「虚像のトライアングル」の画像

虚像のトライアングル

平岡 将人 (著)

“損保大儲け”の裏で泣き続ける被害者たち
「交通事故被害者の救世主」が辿り着いた
闇の根源、そして打開の糸口とは

保険会社、国、裁判所による保険金値切りの闇の構造を明らかにした前作『ブラック・トライアングル』刊行から5年。
2015年3月期の決算では、大手損保が軒並み最高益を記録した。
この事実は、損保が保険金の支払を絞りながら利益をますます享受しているという、闇の深化を示唆している。
続編となる本書では、前作で業界のタブーに鋭く切り込んだ弁護士法人サリュが、被害者がさらに不利になっている現状をつまびらかにし、年間2000件におよぶ事件を扱っているなかで導き出された、ブラック・トライアングルの闇から抜け出すための方策を提案する。

目次

  1. 第1章

    被害者を取り囲む虚像の三重構造―劣化が極まる交通事故賠償制度

  2. 第2章

    利益を上げる大手損保の陰で孤立する被害者たち

  3. 第3章

    障害者を差別、事故被害者を軽視―不合理な後遺障害認定を見過ごす国の怠慢

  4. 第4章

    裁判官の能力は驚くほど低下している―保険会社の顔色ばかりうかがう裁判の現実

  5. 第5章

    日本は交通賠償法務の後進国-諸外国に学ぶ"被害者救済"の制度

  6. 第6章

    被害者の主張を正当に汲み上げるシステムづくりが必要だ

  7. 第7章

    「弱い者いじめ」の空気に変化の兆し―被害者への"共感の輪"が、官僚化したトライアングルを打ち壊す

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