入院、通院

病院へはタクシーで通い続けても良いですか。
タクシーによる通院は必要性、相当性が認められた際に認められます。一般的に公共交通機関を利用するよりも、高度の必要性が求められています。そのため、常に認められるわけではなく、症状などにかんがみ、タクシー利用が相当な場合にのみ、タクシー代の賠償を求めることが可能となります。
搬送された病院で入院することになったのですが、個室を使用することは可能でしょうか。
個室を使用するようにとの医師の指示があった場合や、個室を使用する特別の事情(たとえば、病状が重篤であったり、空室がなかったりした場合等)があった場合には、個室使用料の賠償を求めることも可能です。このような事情がない場合は、個室を使用したとしても自己負担となってしまう可能性があります。
事故後救急搬送されたのですが、診てくれたお医者さんが非常勤の先生で、専門外でした。大丈夫でしょうか。

その後も継続して治療を受ける必要がなるなら、紹介状をもらうなどして、専門の医師に診てもらう方がよいでしょう。そうしないと、専門外の医師の見解を前提に治療費の打ち切りをされてしまう可能性や、不利な後遺障害認定結果となってしまう可能性があります。

事故後救急車で搬送されましたが、自宅から遠くて通院が困難です。転院しても良いのでしょうか。
転院は可能だと思います。ただし、保険会社と相談した上で、できるならばドクターの紹介状を発行してもらった上で転院することが望ましいでしょう。
追突されました。全然身体は痛くないのですが、病院に行ったほうが良いでしょうか。
まずは事故のお見舞いを申し上げます。 事故の時点で痛みがないということでしたら、事故処理の段階で警察からは物損として処理されているかと思われます。 しかし、今現在は痛みがないとしても後から痛みが出て、酷くなってくる可能性も考えられます。 その時に物損としての処理のままでしたら、加害者に治療費等を負担させることが難しくなりますので、人身事故への切り替えをする必要があります。 そのため、病院には行ってください。
事故に遭い、痛みはあるのですが骨折等はありません。病院に行った方が良いですか。
我慢したりせず、症状が改善されるまでは、病院へ通院しましょう。 健康なお体を取り戻すことはもとより、通院状況は、今後の交渉にも影響があります。
仕事が忙しくて病院に行く暇がありません。今後の交渉において、問題はないでしょうか。
通院日数が少ないと、後遺障害が認められにくくなり、慰謝料が減額されてしまうという懸念があります。会社近くの病院に通う、診療時間の長い街医者へ転院するなどの方法を検討してみてください。