事例376:自転車同士の出会い頭の事故で、労災の障害等級第12級8を獲得後、裁判で和解金560万円の損害賠償金を獲得
Kさん(会社員・女性)は、自転車で走行中に、前方より進行してきた加害車両(自転車)に正面衝突され、左脛骨高原骨折、左大腿骨LCL付着部裂離骨折および左後頭部裂創という大怪我を負う事故に遭いました。
加害者の保険会社は、Kさんの後遺障害につき、14級との判断していました。また、事故状況についても、Kさんと加害者との間で事実認識にかなりの齟齬がありました。
そこで、Kさんはサリュに法律相談のうえ、本件を依頼しました。
サリュは受任後、病院から画像および診療録を取り寄せ、徹底的に症状の推移・治療経過を追い、医学的調査・検討を行いました。そのうえで、労災に障害申請をした結果、Kさんは左脛骨の変形障害につき第12級の8号、左膝の等級につき第14級の9号が認定されました。
並行して、サリュは本件交通事故の過失割合につき、加害者の保険会社と粘り強く示談交渉を行いました。しかしながら、加害者の保険会社は、Kさん:加害者=50:50の過失割合から一切譲歩しようとはしませんでした。
そこで、サリュは、すぐさま裁判所に提訴しました。加害者の弁護士は、Kさん:加害者=80:20の過失割合を主張し、労災が認定した後遺障害についても争いました。また、Kさんの物的損害(自転車の車両損害)について、加害者の保険会社が債務承認していたにもかかわらず、消滅時効を援用する主張をしてきたため、時効が成立していない旨争いました。
それらに対し、サリュが地道に主張・反論を重ねた結果、裁判所は、過失割合につきKさん:加害者=30:70の心証をいだき、Kさんは、物的損害も含め、560万円の賠償金(和解金)を獲得しました。
このように、サリュはKさんから依頼を受けてから、Kさんに常に寄り添いながら、Kさんとともに長期間にわたる裁判を闘い、結果、損害賠償金560万円を獲得しました。事件解決後、Kさんは「これまで良くしてくれて、ありがとうございます。」と感謝の言葉を述べられていました。
