事例353:聴力障害の既往症を理由に後遺障害非該当でも、医療記録を調査し異議申し立て。後遺障害14級3号の認定を受けた事例
【ご依頼者様】Mさん(70代・女性)
Mさんは、歩行中に自転車から衝突され、その後、聴力障害が残存してしまいました。自転車と歩行者の事故の場合には、自賠責保険による後遺障害認定システムはありません。そのため、Mさんは相手方保険会社の内部認定手続き(認定サポート)へ後遺障害の申請をしました。しかし、Mさんに本件事故前から聴力障害があることを理由に、その結果は非該当でした。
サリュでは、医療記録を取り寄せ、Mさんの事故前の聴力障害について精査しました。すると、事故前には聴力障害は改善されており、事故後悪化した事実を突き止めることができました。
その後、サリュは医療記録とともに、相手方保険会社へ異議申立てをしたところ、Mさんに後遺障害第14級3号が認定されました。最終的にMさんは後遺障害部分を含めて380万円を超える賠償金を受け取ることができました。