事例346:保険のない自転車事故でも泣き寝入りせず、適切な賠償を勝ち取った事例

 Aさん(50代、女性)は、自宅近所のスーパーへ向かう途中、見通しの悪い交差点から、減速しないまま右折してきた自転車と衝突する事故に遭いました。
 相手方が無保険の自転車事故ということもあり、ご相談当時Aさんは、既に十数件の法律事務所に相談したものの、回収の見込みがないとして依頼を断られ続けている状態でした。また、相手方にはすでに代理人がたっており、代理人からの高圧的な物言いに精神的に追い詰められるだけでなく、治療の必要性も否定されるなど、今後の対応にご不安を抱えている状況でした。
 受任後は、ただちにサリュの弁護士がAさんの窓口となり、Aさんには治療だけに専念していただきました。治療の甲斐あって、Aさんのお怪我は完治し、示談交渉を開始するも、相手方代理人は賠償に応じる意向がなかったため、早々に訴訟提起することとなりました。
 裁判では、事故とお怪我との因果関係や治療期間の妥当性が争点となりましたが、最後まで諦めずにAさんと協力して事故の状況を丹念に主張したことで、納得できる和解案を裁判所から引き出すことに成功しました。