事例32:医師面談時の意見書で事故と歯牙障害との因果関係を認定させた
Dさん(女性)は、交差点を原付自転車で走行中に、信号無視の加害車両に衝突されました。
Dさんは、事故から3年近く経っても事故による恐怖で夜も眠れず、睡眠薬を常用する日々で、相手保険会社が提示する示談金381万円が妥当なのか気になり、サリュの無料相談にいらっしゃいました。
Dさんは事故で歯を何本か失い(歯牙障害)、また、食べ物を噛み砕きにくくなる障害(そしゃく機能障害)を負いました。しかし、サリュ来所前の事前認定(保険会社が自賠責保険に等級申請すること)では、これらについて事故との因果関係が不明だとして、後遺障害の認定がなされていませんでした。
そこでサリュは、事実関係を確認し、事故との因果関係を認める旨の診断書を作成して頂きました。その後、サリュが異議申立を行った結果、歯牙障害については11級4号、そしゃく機能障害については12級相当と認定を受けました。
その後、サリュが示談交渉を進め、自賠責保険金とは別に800万円を支払うという内容の示談がまとまりました。
Dさんからは、「悔しい思いはあっても、自分では後遺障害について何もわからなかったから、サリュさんを信じてやってみて、良かった。」と言っていただけました。