事例258:人身傷害保険を使った単独自損事故も適切なサポートで後遺障害14級獲得

Kさんは雨天時に乗用車を運転中、スリップしてガードレールにぶつかり、縁石に乗り上げてしまいました。
幸いにも歩行者を巻き込んでしまったり、他の車両と衝突したりすることはなかったのですが、衝撃で頚部を受傷してしまいました。
Kさんは、ご自身で加入されていた人身傷害保険を利用して治療をすることにしました。
Kさんは初めての交通事故で、自分が人身傷害保険から適切な補償を受けられるのかと考え、サリュにご相談されました。
また、Kさんは頚部の痛みの辛さから、漠然と後遺障害についての不安も覚え、将来への見通しについてもご相談されました。
まずサリュでは、人身傷害保険の仕組みについて改めて説明をしました。
基本的に、人身傷害保険は、保険会社の約款に基づいて、傷害による損害(治療費や通院交通費、休業損害、精神的損害等)や後遺障害による損害(逸失利益、精神的損害、将来の介護料等)の補償がなされること。後遺障害による損害については、人身傷害保険があったとしても、後遺障害の等級が認定されなければ一切補償されないことを説明しました。
もちろんKさんのケガが早期に治ることが一番なのですが、残念ながら治療の甲斐もなく、痛みが残存してしまう方も多数おられます。
Kさんも、将来、後遺障害の認定を求めていくことを想定したときのポイントを知りたがっていましたので、これまでサリュが多くの交通事故案件を解決してきた中で導かれたノウハウを提供し、綿密に連絡をとりながらKさんの治療経過を随時サポートしていきました。
Kさんは約7か月間治療を継続しましたが、痛みが残存し症状固定となりました。
Kさんは保険会社を通じて後遺障害について申請を行い、その結果14級9号の後遺障害等級が認定されました。等級の認定と合わせて保険会社から保険金計算書が提示されたので、サリュでは約款に基づいた適正な金額となっているか精査し、確認をしました。
そのことによりKさんは内容に十分納得した上で、保険会社から補償を受けることができました。
Kさんは、交通事故後はとても不安だったが、主体的に治療を継続することができ、結果として後遺障害の等級認定も受けられたのはサリュの一貫したサポートによるところだとたいへん満足してくださいました。
自動車保険については、複雑な仕組みということもあり、つい保険会社任せになりがちですが、単独自損事故であっても、どんな補償を受けられるのかきちんと納得した上で解決をするべきだと考えます。依頼者にとっての最善策を見出し、治療期間中や後遺障害についての不安を少しでも取り除いていくサポートをしていきます。