事例242:後遺障害診断書の作成サポートの結果、半月板損傷、前十字靭帯損傷で12級を獲得し、主婦休損も適正額を獲得

Kさん(50歳)は、自転車で路上を走行中、左方から来た自動車と衝突し、半月板損傷、前十字靭帯損傷等の大怪我を負いました。

Kさんは症状固定まではご自身で保険会社との対応をされていましたが、等級の認定を受ける段階になって、これ以上は自身で進めることは難しいと判断され、サリュの無料相談にいらっしゃいました。

無料相談を受けて、Kさんはやはりプロである弁護士に依頼する方が良いと考えてサリュに依頼することにしました。Kさんは、医師に作成してもらった後遺障害診断書も持参されましたが、受任した弁護士と担当リーガルスタッフは、その後遺障害診断書はもちろん、その他の診断書や画像などを綿密に精査し、12級獲得可能性が高いものと踏んで後遺障害等級認定手続に入りました。

医師は後遺障害診断書の内容についてそれほど意識していないことも多いので、後遺障害の認定を受けるのにともすれば不適切な内容を記載してしまうこともあります。サリュでは交通事故に精通した弁護士とリーガルスタッフが今までの豊富な事例蓄積を活かし、医師に作成いただいた後遺障害診断書後をそのまま提出するのではなく、内容を精査した上で提出することにしています。

認定の結果、膝の機能障害(膝が事故の怪我によって曲げづらくなること)として狙い通り12級が認定され、その認定結果に基づき相手との示談交渉をサリュが行うことになりました。

Kさんはパートとしても働かれておりましたが、主婦で計算したほうが計算上金額が高くなることなどから、主婦として休業損害や逸失利益を計算し、弁護士が相手方と交渉に入りました。

相手方保険会社は、休業損害については、Kさんはパートをしていたのだから(主婦として算出するより低い金額でした)、そちらを基準として算出すべきである、逸失利益については、喪失期間は10年程度に短縮すべきである、などと被害者に対して誠意のない回答をしてきました。保険会社はとかく損害賠償の段階においては様々な理由をつけて自己の支払う金額を下げようとします。素人の方相手ですとなおさらです。

担当弁護士は、示談がまとまらないようなら裁判も辞さないとして、示談段階で出せる最高の金額を引き出すために、過去の類似事例や判例などを詳細に調査した上で根拠に基づいた交渉を相手方担当者としてきました。結果として相手方の提示より大幅に上回る金額での示談が出来、Kさんにもご満足いただけました。