事例241:高次脳機能障害で1級を認定させ、調停で既往症の主張を退け、顧問医の協力の下裁判で勝訴的和解を獲得!

Fさんは、持病の治療通院の帰宅途中、電柱に衝突するという自損事故を起こしてしまいました。急性硬膜下血腫等の傷害を負い、救急搬送先の病院で懸命の治療がされましたが、徐々に意識状態が悪化していき、高次脳機能障害に起因する意識障害、麻痺等が遺ってしまい、後遺障害1級の認定を受けました。

Fさんのご家族は、Fさんが加入していた人身傷害保険、搭乗者傷害保険の保険金を請求しましたが、保険会社は、事故直前にFさんが持病によって意識を失い事故を起こした、と主張し、保険金の支払いを拒みました。また、後遺障害が重度になったのは、Fさんの持病の治療のために服用していた薬(血液がサラサラになり出血が止まりにくくなる薬)のせいで緊急手術ができなくなったせいである、とも主張しました。話し合いは平行線を辿り、保険会社は調停を申し立てました。

Fさんのご家族は、どうすればよいか不安になり、サリュに無料法律相談後、ご依頼されました。

サリュは、主治医に面談をしに行き、持病が原因で事故直前に意識を失った可能性はほとんどなく、また、カルテ等の診療録上、緊急手術をすべき状況ではなかった等の事情を詳細に伺い、医学的意見書を作成してもらいました。

しかし、調停では、保険会社は、保険金の半分の支払いも拒んだため、調停は成立せず、訴訟となりました。

訴訟では、保険会社は、著名な医者による詳細な意見書を追加提出しました。極めて医学的専門性の高い争点であり、困難を極めましたが、これに対しサリュは、主治医の作成した医学的意見書を軸に、顧問医(脳外科医)に診療記録、画像等を見てもらい、複数回にわたり相談し、専門的な文献の紹介も受け、主張を組み立てました。その結果、こちらに有利な内容での和解案が裁判所から提示され、無事に解決することができました。

Fさんのご家族は、想像以上の結果であり、サリュに依頼してよかった、と喜んでくださいました。

保険会社は、強力な協力医を多数擁していますが、サリュは、主治医、顧問医と連携し、医学的な専門性でも負けません。諦めずに無料相談へお越しください。