事例237:無保険車との交通事故で人身傷害保険を利用し14級で約521万円を獲得!
逆突した加害者は、自賠責保険には加入していたものの、任意の自動車保険には加入していませんでした。加害者が任意保険に加入していなかったことで、保険会社の対応が一切ありませんでした。Aさんは、ご自身ではどのようにこの事件を解決したらいいか道筋が全く見えないと、サリュにご相談のお電話をかけてこられました。サリュはこの件を受任し、直ちに加害者に直接連絡を取り、まず物損について、こちらの見積もり金額約51万円を支払ってもらいました。
人身損害については交通事故後すぐのご相談であったため、お怪我がどのような経過をたどるかはその時点では不明でしたが、サリュは交通事故直後の治療からしっかりとサポートさせていただくことにしました。
Aさんは腰椎捻挫と診断され、サリュのサポートを受けながら治療に励まれたのですが、なかなか腰痛が治りませんでした。その後、9か月を経ても腰痛が治らなかったことから、症状固定をされました。後遺障害診断書の作成については前回の交通事故と同様、サリュでアドバイスをさせていただき、Aさんの腰の症状について、自賠責後遺障害14級9号の認定を受けることができました。
後遺障害等級の認定後、サリュは、Aさんの損害額の算定をしました。等級が認定されたこともあって賠償請求金額が多額になり、加害者が若年者であったこともあって、加害者個人の資力では到底回収が期待できませんでした。サリュは、Aさんが残った後遺障害に対する適正な金額を手にされることを最優先に考え、Aさんがご加入されていた自動車保険の人身傷害保険を利用する方法を提案いたしました。
人身傷害保険の保険金請求にあたっては、Aさんは、仕事に就いておられませんでしたが、家事に従事しておられ、怪我による家事への影響が大きかったことから、賃金センサス男学歴計年齢別を基礎収入として休業損害、逸失利益を算定し、休業損害約132万円と逸失利益約115万円を認めさせることができました。最終的には、サリュ受任後、合計約521万円(人身損害示談金394万円余り、物損示談金51万円余り、自賠責保険金75万円)を取得されました。
Aさんからは、「加害者に任意保険がなかったことで、交通事故直後、この事件は解決しないのではないか、何もお金が入ってこないのではないかと自分と家族の将来の不安を抱えましたが、サリュのおかげで無事解決することができ、本当に良かった」とのお言葉をいただきました。
サリュでは、相手方に自賠責保険しかなく、ご自身では解決が難しいと思われるような事件でも、相手方への直接請求及びご自身の保険金請求で依頼者の方がきちんとした補償を受けられるような解決の道を探ってまいります。