事例22:任意保険未加入のひどい加害者 サリュが交渉して解決

Hさん(30歳・会社員・男性)は,自動車に乗って青信号において交差点上を横断していたところ,Hさんの右側から赤信号を無視して交差点へ突入してきたオートバイに衝突されてしまいました。

Hさんはこの事故で頚椎捻挫,いわゆる,むち打ちの症状を患ってしまい,約10ヵ月間病院での治療を余儀なくされてしまいました。

一方,加害者はツーリング好きでバイクを数台も持ち合わせている方だったにもかかわらず,任意保険へは加入しておらず,Hさんが正当な治療費の支払いを求めても,声を荒げて乱暴な口調で怒鳴り散らすだけでした。

ただでさえ交通事故に遭わされて嫌な思いをさせられているのに,さらに嫌な思いが日々積み重なっていくHさんは疲れ果ててしまいましたが,数台もバイクを所有している加害者には,きちんと損害補償をさせるのが社会正義でもあると考えていました。

Hさんは,もしもの時に備えてご自身で人身傷害補償保険に加入されていたので,とりあえず人身傷害補償保険にて治療費の支払いを受けられ,その流れに乗って,後遺障害等級申請においても人身傷害補償保険にて認定を受けられました。

しかしながら,ここまで対応してくれたのは全て人身傷害補償保険です。
その後,どうしたら加害者へきちんとした対応を求められるのか分からなかったHさんでしたが,サリュのお気軽にご相談をというHPを目にして,ご相談にいらっしゃってくれました。

相談時にサリュはその場でHさん被った損害賠償額を素早く概算し,Hさんご加入の人身傷害補償保険では補い切れない部分がいくらぐらいになるのか説明し,残りの部分を加害者へしっかりと請求していく方針をHさんへ示しました。

相談に深く納得されたHさんはサリュへご依頼下さり,以降,サリュは加害者へ内容証明を送付し交渉のテーブルにつかせる事をまずは狙いとしました。

内容証明を受け取りサリュへは連絡してきた加害者でしたが,当初は弁護士資格を有さない代理人を名乗る者が間に入ってきたりもしました。

それでもサリュは加害者側の人間も無下にせず丁寧に,また弁護士資格を有さない人間は交渉の席へ着かせず加害者ときちんと交渉を続け,その過程で人身傷害補償保険から取付けた関係資料一式の必要部分だけを加害者へ送付しました。

その結果,加害者もHさんに怪我させたという事実を認識し,最後は加害者がサリュへ出向く形で示談を成立させました。

Hさんの怪我に対する責任を認めなかった加害者が,最後は認める形で損害賠償金を支払い,合計で正当な損害賠償金も獲得できたHさんはご満足下さいました。