事例190:異議申立てで肩関節捻挫12級認定!休業損害・慰謝料・逸失利益満額認定

Qさん(男性・会社員)は、趣味のバイクで市道を走っていました。ちょうど丁字路交差点に差し掛かったところで、少し前を走っていた車がウインカーも出さずに、急に左折を開始しました。Qさんは、慌てて急ブレーキをかけるも間に合わず、左折車の側面に衝突し転倒、搬送先の病院で左肩捻挫と診断を受けました。
Qさんは、約1年間にわたり治療を続けましたが、左肩には、依然として痛みが残り、上に挙げることもままならない状態でした。
このままだと後遺障害はどの程度残ってしまうのか、また適正な賠償を受けられるか不安に思ったQさんは、サリュの無料相談にこられました。

サリュは、Qさんから、1年もの間治療したにもかかわらず、いまだに左肩が上がらなくなってしまったことで日常生活でも多大な支障や苦労が生じていることを伺い、Qさんが適正な賠償を受けることができるようお力添えをすることになりました。

まずは、Qさんに残ってしまった後遺障害を適正に評価してもらうため、自賠責保険に等級認定申請をしていくお手伝いをしました。
後遺障害を自賠責保険で適正に評価してもらうためには、医師に後遺障害診断書の内容を適切に記載してもらう必要があります。
医師は、医療の専門家ですが、後遺障害の評価は専門家ではないので、後遺障害診断書の記載が必ずしも十分でないことがあります。
今回のQさんの怪我は、左肩捻挫との診断でしたが、ここまで痛みが長引き、可動域制限まで残ってしまっていることは、ただの捻挫ではないと思い、サリュは改めてQさんにMRIの撮影を案内し、診察してもらったところ、腱板断裂との診断を受けました。
後遺障害の等級認定は、1回目こそ14級9号との認定でしたが、異議申立をして、症状を説明し、画像所見を丁寧に指摘していったところ、12級6号が認定されました。

サリュでは、認定された後遺障害等級を基にQさんの適正な損害額を算出し、保険会社と示談交渉に入りました。粘り強く交渉した結果、休業損害や、慰謝料、逸失利益などサリュの主張がほぼ認められ、最終的に約800万円の請求が通りました。

交通事故における損害賠償は、何が適正か分からないことが多いと思います。
後遺障害や賠償額など、賠償する側の保険会社から言われるがままに進めていくと、適正な評価や賠償を受けられない可能性も多々あります。
Qさんもちょうどそのような不安を抱えていたため、専門家に頼んでよかったと大変満足されていました。
サリュでは、Qさんのような方たちが不当な扱いを受けないように、全力でサポートしています。