事例173:4か月で治療費打切りも、サリュが7か月まで伸ばし14級も獲得!

Aさん(男性・30代)は、赤信号で停車中、後方からきた車両に追突され、頚椎捻挫(むちうち)の傷害を負いました。事故後、Aさんは、頚椎捻挫による症状が災いし、仕事を1ヶ月半休まざるを得ませんでした。そのような状態にも関わらず、相手方保険会社は、4ヶ月程度で一方的に治療費を打ち切ってきました。
まだ治療を続けたいAさんは、今後の対応を専門家にお願いしたいとサリュを訪れました。

サリュでは、Aさんの状況を踏まえ、通院治療のアドバイスをこまめに行い、後遺障害等級の獲得に向けて、随時、Aさんの通院やリハビリの状況を把握することに努めました。
事故から約7ヶ月後、Aさんは症状固定を迎え、サリュで後遺障害等級申請の手続きを取り、結果、第14級9号の等級を獲得することが出来ました。

等級申請の際、サリュでは当然のことですが、提出する書類を精査します。
Aさんの場合、精査した結果、事故から4ヶ月後の通院治療の経過を示す診断書上、「治癒」と記載されていることを見つけました。サリュは、これを、医師の誤解だと判断し(その後もこの事故による治療は続いていましたし、「治癒」と判断された時期と相手方保険会社が治療費を打ち切った時期が同じだったからです。)、等級申請の際、サリュは、「治癒」とされているのは、あくまでも、相手方保険会社による治療費打ち切りに関連した記載であり、Aさんの症状が完治したことを示すものではないという説明文を添付しました。
その結果、自賠責保険では、治療の一貫性が認められ(途中で示された「治癒」は誤記であると判断され)、Aさんは、正当な等級の認定を受けることが出来ました。

その後、サリュはAさんの意向(可能な限り示談交渉で事件を解決したい)を受け、損害賠償金を算定し、相手方保険会社と示談交渉に入りました。
その結果、示談交渉において、相手方保険会社はサリュの請求額のおよそ93%の賠償金を認め、無事に示談が成立しました。

Aさんは、納得のいく賠償金の額で事件が解決出来たことに大変満足したとおっしゃって下さいました。
サリュは、ベルトコンベアーのように事件を処理するのではなく、一つ一つの事件を丁寧に、かつ、可能な限りスピーディーに、被害者の方が満足のいく解決が図れるよう、考えています。