事例152:提示額から2倍以上増額。1400万円で示談成立!

Kさん(男性)は、大学生(当時19歳)のとき、自転車で丁字路交差点を直進しようとしたところ、交差道路から出てきた乗用車と衝突し、外傷性くも膜下出血、外傷性硬膜外血腫、顔面骨折の傷害を負いました。
Kさんは入通院を余儀なくされ、大学を退学せざるを得なくなりました。また、日常生活にも支障が出ており、仕事に就くにも大変な苦労をされていました。その後も5年余りにわたって治療を継続していましたが、症状固定と診断され、脳の障害と右目の複視の症状が残り、自賠責保険に対して後遺障害申請を行ったところ、脳の症状について12級13号、複視の症状について13級2号とされ、併合11級と認定されました。

その後しばらくは保険会社からの連絡がない状態が続き、1年経過後、ようやく保険会社から約582万円の示談提示がありました。しかし、Kさんは、保険会社から提示された金額が妥当なものかどうか分からなかったため、サリュの無料相談にお越しになりました。
Kさんからお話をうかがったサリュは、相手方の対応の遅さ、Kさんが大学を卒業できなかった無念さ、複視の症状の辛さなどのお気持ちを汲んで、少しでもKさんの不安や無念を晴らすため、ご依頼を受けさせていただくことになりました。

事故発生から5年以上が経過していましたが、サリュは各種資料の収集、徹底した調査を行い、事故後Kさんが被った損害の算出を慎重に行いました。そして、保険会社との交渉においては、主に逸失利益・慰謝料増額を中心に交渉を行った結果、最終的には818万円増額させ1400万円で示談を成立させることができました。

Kさんからは、「自分で対応して、保険会社の提示どおりに示談に応じていたら、実際に受領した賠償金の半分以下の賠償しか受けることができなかったと思います」と仰っていただけました。