事例141:異議申立で胸椎圧迫骨折11級が8級にUP。医療記録や画像資料を丁寧に検討し、サポート

Aさん(男性・70代)は、自転車で走行中、後方から別の車に追突され転倒しました。この事故で、Aさんは、第11胸椎の圧迫骨折という傷害を負いました。

事故から約7ヶ月後、Aさんは症状固定を迎え、相手方保険会社を通じて、後遺障害等級の申請を行いました。その結果、第11級7号の認定を受けました。

ところがAさんは、症状固定後もずっと背中の痛みに苛まれ、事故前は何ら支障のなかった散歩もできなくなっていました。

 認定された後遺障害の等級は、自分の障害の程度をしっかり評価したものなのか、本当にこれが妥当なのか、大きな疑問を抱いたAさんは、インターネットでサリュを見つけ、事務所へご相談に来られました。

 サリュでは、Aさんの症状やその程度をしっかりと聞かせて頂き、Aさんの診断書や診療報酬明細書を収集し、事故後に撮影されたレントゲン画像等について分析することをお約束し、Aさんのご依頼を受けました。

 それらの資料を精査した結果、サリュは、Aさんの後遺障害等級が第11級7号であるという結果は妥当でないと判断し、加害者の自賠責保険に対して、異議申立を行いました。

 異議申立の結果、サリュの主張が認められ、Aさんの後遺障害等級は、第11級7号ではなく、第8級相当であると判断されました。

 そこで、サリュは、後遺障害等級第8級相当を前提とした賠償額を計算し、これに基づいて相手方保険会社と交渉を進め、Aさんもご納得された内容で示談が成立しました。

 Aさんは、あの時、自分の後遺障害等級(第11級7号)に疑問を持ち、サリュへ依頼をしたお陰で、正当な後遺障害等級(第8級相当)の認定を受けることができたとおっしゃって下さいました。

サリュは、一度認定された後遺障害等級が本当に妥当なものかどうか、これまで蓄積された過去の資料を中心に慎重に検討し、事件解決を図っております。