事例348:高次脳機能障害で後遺障害等級7級認定、自賠責保険金を含め損害賠償金2351万円を獲得
Pさん(事故当時公務員・男性)は、通勤途中、横断歩道もしくはそれと同視できる横断歩道付近を横断中に前方不注視の自動車に跳ねられました。本件事故後、Pさんは頭部及び股関節を受傷して、治療を行っていましたが、今後、本件事故の損害賠償請求等どうしていいか分からなかったため、サリュに依頼しました。
Pさんは、本件事故後、労災保険を使用し、A病院で高次脳機能障害の経過観察(検査含む)、B病院で左腸骨骨折後のリハビリを行っていました。その間、サリュはPさんから治療経過を定期的に確認するとともに、ときにはB病院の主治医と話して、主治医の想定する症状固定時期等を話したりもしました。その後、A病院の経過観察(検査含む)が終了したため、サリュは、A病院及びB病院に後遺障害診断書等作成願を送付し、主治医に後遺障害診断書等を作成してもらいました。その資料一式を自賠責保険会社に提出し、後遺障害等級認定申請を行った結果、後遺障害等級7級が認められ、Pさんは自賠責保険金1051万円を受領しました。
自賠責保険会社による等級認定後、サリュは、事故により1年間の休業を余儀なくされ、定年退職後も再就職できなかった63歳元公務員の逸失利益等について、相手保険会社と粘り強く交渉し、結果として相手保険会社に逸失利益を認めさせ、Pさんは示談金1300万円を受領しました。
最終的に、Pさんは自賠責保険金を含め損害賠償金2351万円を取得することができました。
Pさんの場合、高次脳機能障害の経過観察(検査含む)に長期間かかったこと、相手保険会社の誠意のない対応でなかなか回答をしてこなかったことなどから、ご依頼から解決まで2048日を要しました。この間、サリュはPさんに常に寄り添い、Pさんを何度も励ましながら、本件事故に向き合い続けました。事件解決後、Pさんからは、感謝の言葉をいただきました。