事例339:無保険で資力に不安な相手方に対し裁判。200万円を回収した件

【ご依頼者様】Aさん(40代・女性)

 Aさんが自転車で走行していたところ、交差点で右側の道路から走行してきたバイクに衝突され転倒し、右脛骨高原骨折の受傷をしました。
 警察に人身事故の届出をしたのですが、後日、事故の相手方が任意保険に入っていないことがわかりました。
 Aさんは自分で色々と調べてみると、相手方に任意保険がついていない場合、相手方に対して直接請求する必要がある事を知り、自分で対応するにはかなり困難だと思い、当事務所に相談されました。

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 相手方に任意保険がないという状況でしたので、受任後にまずは、自賠責保険に対する請求ができるかを検討しました。
 不幸中の幸いにも、相手方は自賠責保険には加入しており、期限も切れていないことがわかりました。
 そして、Aさんは治療をしたものの右膝の痛み等の症状が残存していたため、後遺障害の申請を行い12級13号が認定され、自賠責保険金を受領しました。
 次に、今回の事故の損害賠償額を計算したところ、自賠責保険金では到底足りないため、当事務所から残りの賠償額を相手方に直接請求しました。
 しかし、相手方はこの請求に対して無視し続けたため、裁判をすることにしました。
 相手方に資力がないと、裁判で支払いを命じる判決を得たとしても、賠償額を回収できる可能性は低かったのですが、Aさんが受けた精神的苦痛を考えると、やれることははやってみようという気持ちで挑みました。
 提訴後、相手方にも弁護士が就き、結果として相手方に200万円を支払わせるという内容で和解しました。そして無事に相手方からその金額が支払われました。
 当初は、相手方が任意保険に入っていないことで賠償額の請求を諦めていたAさんでしたが、当事務所にご依頼していただいた結果、自賠責保険金に加えて、相手方から直接、賠償金の支払いを受ける事ができました。
 相手方が任意保険に未加入、資力に不安がある等、賠償額の支払いを受けることが難しい状況であっても諦めず、まずは当事務所にご相談していただければ、きっと道は開けるはずです。