事例235:くも膜下出血による高次脳機能障害で併合6級を獲得し、示談交渉で解決。
非常に大きな怪我でしたが、Sさんは幸いなことに日常生活へ復帰することができ、退院後は自宅で療養しながら、通院治療を継続することになりました。しかし、嗅覚の脱失を自覚するようになり、また、同居家族からは「些細なことで怒るようになった」「性格が変わった」「会話の歯切れが悪くなった」と言われるようになりました。そして、主治医からは高次脳機能障害というSさんにとっては全く未知の診断がなされたことで、自覚できない障害が残り、家族に迷惑が掛かるのではないかと不安に苛まれるようになりました。
そこで、Sさんは、交通事故賠償を専門にする弁護士を探し始めました。その中でサリュのホームページを見つけ、無料法律相談に行ってみることにしました。高次脳機能障害という医学的にも専門性の高い分野であるにもかかわらず、かなり詳しい弁護士が相談を担当してくれ、必要な検査内容・書類の説明、損害賠償の見込み額についても分かりやすい説明を受けました。それまでは弁護士というのは法律の専門知識だけを持っているイメージでしたが、高次脳機能障害に関する知識の豊富さから、サリュの交通事故賠償への取り組みの熱心さが伝わり、Sさんはサリュに依頼することにしました。
高次脳機能障害について後遺障害申請をする場合には、他の傷病に比べて、多くの書類を主治医に作成してもらう必要があり、1つでも漏れがあると、高次脳機能障害として評価してもらえないおそれもあります。サリュでは、これまでの経験から書類作成のポイントを熟知しています。Sさんはサリュから適切なアドバイスを受け、不備のない診断書等を主治医に作成してもらうことに成功しました。その後、自賠責保険へ後遺障害申請を行った結果、高次脳機能障害7級・嗅覚脱失12級相当とされ、併合6級と判断されました。
この認定結果を踏まえ、サリュは相手方任意保険会社と示談交渉を行いました。Sさんはこの事故発生後、仕事を辞めざるを得ず、収入が断たれてしまっていました。その分の賠償も請求するという強気の示談交渉を進めました。交渉の結果2625万円(自賠責保険金1275万円を含む)を獲得することができました。
バイク・自転車の運転中の事故では、頭部の外傷を伴うことが非常に多いです。Sさんのように脳の後遺障害が残るおそれもあります。交通事故賠償を取り扱うサリュでは、高次脳機能障害のような脳の障害に関する経験も豊富にありますし、常に弁護士・リーガルスタッフも研鑽を積んでいます。交通事故で高次脳機能障害と診断された方々へのサポート体制もサリュでは万全です。