事例216:等級認定を諦めず、紛争処理機構で12級認定

Gさんは、バイクで道路を直進していたところ、右折をしようとした対向自動車に巻き込まれて膝を骨折しました。
長期にわたる通院と懸命なリハビリの結果、膝の動き自体は事故前と同程度まで戻りましたが、骨折部分が膝の関節内であったため、痛みが残りました。
営業職に就いており、外回りの際に膝の痛みで辛い思いをしていたGさんは、適正な後遺障害等級と賠償金を求めてサリュを訪れました。

サリュでは、診断書等を取り寄せてGさんの症状の推移や残存する後遺障害を丹念に検討し、痛みの症状で12級を獲得することを目標に定めました。
できあがった後遺障害診断書を元に後遺障害の申請(被害者請求)をしたところ、12級より低い14級の認定となりました。Gさんの症状が14級に留まるとは到底思えなかったサリュでは、顧問医と連携して徹底的に医証・画像を検証し、12級獲得を目指して紛争処理機構に申立を行いました。その結果、サリュの主張が認められ、12級の認定が下りました。

そこで、サリュは、さっそく12級の後遺障害等級を前提として賠償交渉に臨みました。サリュは、Gさんの後遺障害が膝の関節内部に残存していることを理由に67歳までの労働能力喪失を主張しました。保険会社側もサリュの訴えを認め、最終的に自賠責賠償金を含めて1500万円以上の賠償金を獲得することができました。

事件終了時、Gさんからは、少し時間は掛かったけれど、それ以上に満足の行く等級・賠償金になったというお言葉を頂戴しました。