タクシー事故の慰謝料はどうなる?交渉相手など4項目をQ&Aで解説

「タクシー事故に遭ったら慰謝料を誰に請求すればよい?」
「タクシーとの事故でも、通常の事故と同じように慰謝料などを受け取れる?」

このように、タクシー事故に遭い、自分が受け取れる慰謝料について不安を感じていませんか?

本記事では、タクシー事故に関するよくある4つの疑問にお答えする形式で、慰謝料について解説します。

この記事でお伝えする内容
Q1. タクシー事故の慰謝料交渉相手は誰になりますか?
Q2.被害者が請求できる慰謝料などの賠償金はタクシー事故だと変わりますか?
Q3.タクシー事故でこれから気をつけた方がいいことは?
Q4.よくあるタクシー事故のトラブル事例を教えてください。

※各質問項目をクリック/タップすると、詳細をご確認いただけます。

タクシー事故に遭った場合、通常の事故とは違い、交渉相手がタクシー会社やタクシー共済となることがあります。

実は、タクシー会社やタクシー共済は、タクシー側の過失を簡単に認めることはなく、強気な態度を取ってくることがあるのです。

そのようなタクシー側の意見を受け入れれば、あなたに不利な内容で慰謝料や過失割合などが決定する恐れがあります。
そのため、タクシー事故に遭った際は、正当な内容で示談を成立させるためにも、事故直後から適切な判断や行動を取ることが大切です。

そこでこの記事では、Q&A方式で、適正な慰謝料などの賠償金を受け取るために知っておくべきことを解説します。

タクシー側の思いどおりにさせないためにも、一緒に学んでいきましょう。

この記事の監修者
弁護士 籔之内 寛

弁護士法人サリュ
大宮事務所
埼玉弁護士会

交通事故解決件数 1,700件以上
(2025年9月時点)
【略歴】
2009年 中央大学法科大学院修了
2009年 司法試験合格
2011年 弁護士登録 弁護士法人サリュ入所
【セミナー】
・自賠責後遺障害等級認定基準の運用と裁判(暮らしの中の言語学「ことばの機能障害と言語学」国立民族学博物館主催セミナーにおける講演)
・生保代理店向け 相続、交通事故セミナー 
【獲得した画期的判決】
【自保ジャーナル1966号53頁、1973号41頁に掲載】(交通事故事件)
東京高裁平成28年1月20日判決(一審:さいたま地裁平成27年3月20日判決)
【弁護士籔之内の弁護士法人サリュにおける解決事例の一部】
事例86:高次脳機能障害|約8000万円の提示を裁判で1億9000万円に増額
事例79:死亡事故 過失割合が争点 刑事記録や現地調査によりご遺族が納得できる解決に
事例208:会社役員であった被害者の休業損害が訴訟で認められた
事例66:訴訟提起により自賠責等級認定制度に一石を投じる 非該当から14級獲得!
事例204:自賠責14級の膝高原骨折の後遺障害について、異議申立てにより12級に等級変更。
事例209:自賠責非該当・家事労働を行う男性被害者が、賠償金270万円を獲得できた。

弁護士法人サリュは、交通事故の被害者側専門で20,000件以上の解決実績を誇る法律事務所です。

交通事故被害に遭われたら、できるだけ早期に、交通事故の被害者側専門弁護士に相談することをおすすめします。これは、弁護士のアドバイスを受けることで、もらえる損害賠償金が大きく変わる場合があるからです。
弁護士法人サリュは、創業20年を迎え、交通事故の被害者側専門の法律事務所として累計20,000件以上の解決実績があります。所属弁護士の多くが1人あたり500件~1000件以上の交通事故解決実績があり、あらゆる交通事故被害者を救済してきました。その確かな実績とノウハウで、あなたのために力を尽くします。
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Q1. タクシー事故の慰謝料交渉相手は誰になりますか?

タクシー事故に遭ったとき、慰謝料を含む賠償金の交渉相手が誰になるのかは「事故の状況」によって異なります。

ここでは、

1.【タクシー乗車中】:交渉相手は事故状況による
2.【タクシーと事故を起こした場合】:交渉先はタクシー会社またはタクシー共済であることが多い

の2パターンにわけて、慰謝料の交渉相手を解説いたします。

タクシー会社とタクシー共済の関係
タクシー運転手やタクシー会社は、「タクシー共済」に加入していることが多いです。  

タクシー共済とは、タクシー会社が加入する共済組合で、事故時には任意保険と同様の役割を果たします。
そのためタクシー事故において、タクシー側と交渉をする場合、実際の交渉相手はタクシー共済となることが多いです。  

ただし、タクシー共済の対応範囲や事故状況によっては、タクシー会社が交渉相手となるケースもあります。

1-1. 【タクシー乗車中】交渉相手は事故状況によって変わる

まずは、タクシー乗車中に事故に遭った場合の、慰謝料の請求相手です。

・乗車していたタクシーに全過失がある場合
・相手車両に全過失がある場合
・乗車していたタクシーと相手車両の双方に過失がある場合

誰に過失があるのかによって、あなたが慰謝料を交渉する相手が変わります。

1-1-1. 乗車していたタクシーに全過失がある場合

あなたが乗車していたタクシーに全過失がある場合は、「タクシー共済」または「タクシー会社」に慰謝料を請求・交渉するのが一般的です。

なぜなら、あなたが怪我をした原因は、乗車中のタクシー運転手に100%あるからです。

【事故の例】
・タクシー運転手の赤信号無視が原因で事故を起こした
・信号待ちで停車していた車に、乗車中のタクシーが追突した

上記に該当するような事故に遭った場合には、相手車両ではなく、乗車していたタクシー共済またはタクシー会社と交渉します。

注意
タクシー乗車中の事故で、乗客が運転手を急がせたり脅迫したりしていた場合、事故の被害者であってもタクシー側から損害賠償請求される可能性があります。

1-1-2. 相手車両に全過失がある場合

事故を起こした相手車両の運転手にすべての過失がある場合は、「事故相手が加入している保険会社」に慰謝料を請求・交渉を行います。

慰謝料を請求する流れは、通常の(タクシーではない車との)交通事故と同様です。
慰謝料の金額や請求方法も、通常の事故と変わりません。

【事故の例】
・信号待ちで停車中、相手車両が後ろから追突してきた
・相手車両がセンターラインを越えたことが原因で衝突した

上記に該当するような事故に遭った場合には、タクシー会社側ではなく、事故相手の保険会社に交渉します。

1-1-3. 乗車していたタクシーと相手車両の双方に過失がある場合

乗車中のタクシーと相手車両の双方に過失がある場合、タクシー側と相手車両側の双方に慰謝料を請求・交渉できます。

このため、実際の交渉相手は以下のようになるケースが多いです。

・タクシー側:タクシー共済、またはタクシー会社
・相手車両:相手が加入している保険会社

【事故の例】
・タクシーが赤信号になりかけたタイミングで右折、相手車両がスピード違反をしている状態で衝突した
・タクシーと相手車両の運転手双方が、確認を怠ったせいで事故が起きた

ただ実際には、どちらか一方に請求すれば、タクシー側と相手車両側で負担割合を精算します。
そのため、被害者が双方と個別に交渉せずに、どちらか一方と交渉をすることが一般的です。

1-2. 【タクシーと事故を起こした場合】交渉先はタクシー共済またはタクシー会社であることが多い

タクシーと事故を起こした場合、慰謝料の交渉相手は「タクシー共済」または「タクシー会社」になるのが一般的です。

タクシー事業者は、「任意保険」または同様の役割を担う「タクシー共済」への加入が義務づけられており、交通事故の対応はこのどちらか対応します。

タクシー共済が交渉窓口となるケースが多い理由は、「任意保険よりも保険料が安い」などの理由でタクシー共済に加入する事業者が多いからです。

なお、個人タクシーの運転手も、共済団体に加入していることがほとんどです。
そのため、相手が法人タクシーでも個人タクシーでも、交渉先はタクシー共済であると考えてよいでしょう。

ただし、  

・タクシー共済が示談交渉の代行に対応していない
・損害額が免責金額(加入者が自己負担するものとして設定された金額)以下である  

などの場合、タクシー会社と直接交渉を行うケースもあります。

Q2. 被害者が請求できる慰謝料などの賠償金はタクシー事故だと変わりますか?

タクシー事故の被害者が請求できる慰謝料などの賠償金は、タクシー事故でも通常の事故でも同じです。

交通事故の被害者が請求できる慰謝料を含む賠償金
・治療費:怪我の治療にかかったお金
・入通院慰謝料:怪我の治療による入通院で生じた精神的損害に対するお金
・休業損害:怪我の治療が原因で仕事を休んだ場合に受け取れるお金
・修理費:車両や壊れた物品の修理・買替費用
・後遺障害慰謝料:後遺障害が残り、精神的苦痛を感じたことに対して支払われるお金
・後遺障害逸失利益:事故に遭い怪我をしていなければ本来受け取れたはずの労働による利益に対する補償
                                         など

受け取れる金額は、通常の事故と同様に、下記の項目によって変わります。

・入通院期間、日数
・仕事を休んだ日数
・後遺障害※の有無
・事故による怪我が将来に与える影響

※交通事故などでケガをした場合に、治療しても完全には回復せず、身体や精神の機能に不完全な状態が残ること

ご自身が請求できる慰謝料を含む賠償金の項目や、慰謝料相場について知りたい方は、以下の記事もご参考ください。

Q3. タクシー事故でこれから気をつけた方がいいことは?

タクシー事故にあった方は今後の対応で注意すべき点がいくつかあります。

・強気な態度で交渉されてもタクシー側の主張を受け入れない
・物件事故扱いにしてほしいとお願いされても受け入れない
・大したことがない怪我だとしても病院を受診する

慰謝料を含む損害賠償の請求にあたり、あなたが不利な状況に陥らないために、これらの注意点を守るようにしてください。

それぞれ詳しく説明します。

3-1. 強気な態度で交渉されてもタクシー側の主張を受け入れない

タクシー会社やタクシー共済に強気な態度で交渉されても、相手の主張を受け入れないよう気をつけましょう。

なぜなら、タクシー共済は、タクシー会社の相互扶助が結成目的の一つであり、タクシー会社を守る立場だからです。

このため、例えばタクシー側に大きな過失があってあなたが怪我をしていたとしても

「こちらに過失はない」
「この程度で怪我をするはずがない」

といった主張をされる可能性も十分に考えられます。

あまりに強硬な態度であることから「このまま相手側の主張を受け入れたほうがよいのか?」と考えてしまう方もいるかもしれませんが、タクシー共済の主張はタクシー側に寄り添ったものであり、あなたにとっては不利になる可能性があります。

そのため、自己判断でタクシー側の主張を受け入れるのはやめましょう。

注意
タクシー乗車中に事故に遭い、相手車両の保険相手と交渉することになった場合も油断禁物です。
加害者側の保険会社は、加害者側に有利な内容で慰謝料や過失割合を交渉することが多いため、交通事故にくわしい弁護士などに相談してください。

3-2. 物件事故扱いにしてほしいとお願いされても受け入れない

タクシー事故に遭うと、タクシー側から「物件事故で届け出てほしい」とお願いされることがあります。

しかし、事故によって体を強く打ちつけてしまった、怪我をしている可能性が少しでもある、などに該当する場合は必ず人身事故として警察に届け出てください。

タクシー側が物件事故扱いにしたがる理由は、物件事故扱いにすることで、自分たちに

・免許停止や点数の加算を防げる
・慰謝料や治療費などの賠償金を少なくするための口実ができる

などのメリットがあるからです。

逆に被害者からすると、賠償金の請求において不利になりやすく、怪我を負った可能性があるのに物件事故で届け出ることは避けるべきです。

なかには、「慰謝料や治療費は支払うから、物件事故にしてほしい」と交渉されるケースもあるかもしれませんが、正当な賠償金を受け取れなくなるリスクを減らすためには、受け入れないことが大切です。

3-3. 少しでも症状があれば病院を受診する

タクシー事故に遭い、衝撃を受けた場合は、少しでも症状があれば病院を受診しましょう。

事故直後に病院を受診しないと、後日受診しても「事故とは関係がない」と判断されて、正当な慰謝料を含む賠償金を受け取れなくなる恐れがあります。

そうならないためにも、タクシー事故に遭ったらなるべく早く病院を受診し、検査を受けてください。

Q4. よくあるタクシー事故のトラブル事例を教えてください。

続いて、よくあるタクシー事故のトラブル事例を紹介します。

下記は、当弁護士事務所サリュが実際に対応した、タクシー事故の事例です。

・保険会社に治療費を打ち切られたケース
・過失を認めず治療費の支払いも拒否されたケース

実例でタクシー側とどのようにもめるのかを把握し、今後の心構えをしっかり持っておきましょう。

4-1. 治療費を打ち切られたケース

賠償金額1,150万円
事故の状況高速出口前で停車中にタクシーに追突される
怪我の種類ヘッドレストに頭を打ち付ける
後遺障害等級※併合12級

※後遺障害の重さによって、後遺障害等級1~14級が認定される。数字が小さいほど症状が重いことを意味する。

Gさんは、高速出口手前で停車中にタクシーに追突され、ヘッドレストに頭を打ち付けてしまいました。

事故直後から首や腰の痛み、めまいなどの症状が現れ、治療を続けていましたが、4ヶ月経った頃にタクシーの任意保険会社から治療費の支払いを打ち切ると言われたのです。

サリュの弁護士は、Gさんの治療状況や症状を確認し、保険会社との交渉を引き受けました。その後、Gさんには後遺障害が残ったので後遺障害申請し、併合12級が認められます。

後遺障害認定を受けた後、サリュの弁護士とGさんは訴訟を起こします。

最終的にGさんは、自賠責保険金とあわせて1,150万円を受け取ることができました。

事故の詳細を見る 

4-2. 過失を認めず治療費の支払いも拒否されたケース

賠償金額1,000万円
事故の状況バイクに乗って道路左端を走行していたところ、前方を走行していたタクシーが突然左に寄り停車したため、急ブレーキをかけて転倒
怪我の種類右足根骨骨折及び頚椎捻挫等
後遺障害等級併合12級

Kさんは、バイクに乗って道路左端を走行していたところ、前方を走行していたタクシーが客を乗せるために急に道路の左に寄り停止しました。

バイクの急ブレーキをかけて衝突を回避しようとしたところ転倒し、右足根骨骨折及び頚椎捻挫等の怪我を負いました。

タクシーの進路変更のせいで起きた事故でしたが、なんとタクシー側はKさんに大きな過失があると主張してきたのです。

タクシー側は治療費の支払いも拒み、一方的に過失割合を主張してきます。そこでサリュの弁護士がお手伝いすることになり、適正な過失割合を主張しました。

サリュの弁護士とKさんは訴訟を起こし、タクシー側に大きな過失があることを諦めずに主張しました。

最終的に、裁判官が事故の原因はタクシーにあると認め、自賠責保険金を含んで1,000万円の賠償金で和解することができました。

事故の詳細を見る

5. タクシー側の交渉相手は手強い|被害に遭ったら弁護士に相談して

ここまでお伝えしてきた内容をお読みいただき、タクシー側の交渉相手が手強いことをご理解いただけたはずです。

タクシー側は自分たちを不利な状況にしないために必死なので、被害者に寄り添ってくれることはありません。慰謝料を含む賠償金についても、できるだけ抑えようとしてくるでしょう。

被害者が交通事故に詳しくないのをいいことに、高圧的な態度で交渉すれば折れると思っているのです。

このような手強い相手と交渉する際は、交通事故に強い弁護士の力が必要です。

ここでは、弁護士に相談したほうが良い理由をお伝えします。

・不当な過失割合の主張に冷静に反論できる
・タクシー共済の独自ルールに対して適正な請求ができる

5-1. 不当な過失割合の主張に冷静に反論できる

タクシー事故の被害に遭ったら、弁護士に相談しましょう。

なぜなら、タクシー会社やタクシー共済から不当な過失割合を主張されたときに、法的根拠をもとに冷静に反論できるからです。

弁護士は、ドライブレコーダーの映像や現場写真、警察が作成した実況見分調書などの客観的な証拠をもとに、事故当時の状況を調査・分析します。

そのうえで、タクシー側の主張に違和感がある場合は、

「この状況ではこちらに過失はない」
「その過失割合はおかしい。過去の事例では〇:〇になっている」

などと根拠を持って反論できるのです。

例えば、タクシーの急な車線変更が原因で衝突を避けて転倒した場合でも、「勝手に転んだだけだろう」と、相手がすべての責任を押しつけてくることもあります。

こうした場面でも弁護士がいれば、証拠と法律の知識をもとに的確に反論し、不当な過失を認めさせない交渉が可能になります。

過失割合は、慰謝料に影響する重要な要素です。
不利な条件で話を勧められることがないよう、専門知識を持つ弁護士の力を借りることが大切です。

5-2. タクシー共済の独自ルールに対して適正な請求ができる

弁護士への相談をおすすめするもう一つの理由は、タクシー共済から相場より低い金額を提示された場合でも、裁判所基準で適正な慰謝料を請求できるからです。

タクシー共済は、共済団体ごとに独自の賠償基準を設けていることがあります。

そのため、実際のケガや通院期間に見合わない金額でも、「これが上限です」と一方的に説明されることも少なくありません。

弁護士であれば、通院日数や症状の程度をもとに、裁判所が認める「弁護士基準」に沿って、適正な金額での慰謝料請求が可能です。

また、必要に応じて医師の診断書や通院記録などを調べ、「共済の基準では不十分である」という主張を法的に裏付けることもできます。

ただ、交通事故の知識がないと、タクシー側に提示された慰謝料が不当かどうか判断できません。
被害者として正当な補償を受けるためにも、早めに弁護士に相談することが大切です。

タクシー事故に遭い、慰謝料などに不安を感じている方はサリュにご相談ください
     
サリュは、交通事故の被害者専門の弁護士事務所です。
解決実績は業界トップクラスの20,000件を超えており、これまでに多くの交通事故被害者を救ってきました。  

本記事でお伝えしてきたように、タクシー事故では、タクシー側が自分たちの過失を認めなかったり、慰謝料の交渉が難航したりする傾向にあります。  

相手が強気な態度で自分たちの意見を主張してくるので、示談交渉自体が大きな負担となることもあるでしょう。  

私たちサリュの弁護士は、相手がどれだけ強気な態度だとしても、被害者がこれ以上つらい思いをしないように戦います。  

すでに示談交渉に入っている方も、これからの方も、ぜひ一度私たちに事故の状況や不安なことをお聞かせください。

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6. まとめ

本記事では、タクシー事故の慰謝料について解説しました。

最後に、大事なポイントをまとめます。

〇タクシー事故の慰謝料交渉相手

【タクシー乗車中】  

・乗車していたタクシーに全過失がある場合:一般的にはタクシー共済またはタクシー会社
・相手車両に全過失がある場合:相手車両の任意保険会社
・乗車していたタクシーと相手車両の双方に過失がある場合:タクシー側と相手車両側の双方

【タクシーと事故を起こした場合】  

タクシー共済またはタクシー会社であることが多い

〇被害者が請求できる慰謝料などの賠償金は、一般的な事故もタクシー事故も同じ

〇タクシー事故でこれから気をつけた方がいいこと

・強気な態度で交渉されてもタクシー側の主張を受け入れない
・物損事故扱いにしてほしいとお願いされても受け入れない
・少しでも症状があれば病院を受診する

タクシー事故に遭っても、交通事故のプロがいれば心配ありません。

被害に遭ったあなたが適正な慰謝料などの賠償金を請求し、受け取るために、弁護士のサポートを得ることをおすすめします。