事例153:保険会社からの治療費打切りに対し、適切な検査方法や治療方針を検討。サリュのサポートで後遺障害等級併合12級を獲得

Gさんは、高速出口前で停車中にタクシーに追突され、身体が前後に大きく揺れてヘッドレストに頭を打ち付けてしまいました。Gさんは事故直後から首、腰の痛みに加え、めまいの症状が出て病院や接骨院で治療を続けていました。ところが、事故から4ヶ月ほどしたところでタクシーの任意保険会社から治療費の支払いを打ち切ると連絡を受け、不安になりサリュに相談にいらっしゃいました。

サリュでは、Gさんの治療の状況や症状を詳細に伺ったうえで、今後の通院やいつまで治療を続けるかなどの方針についてGさんとともに検討し、方針を立てたうえでGさんのご依頼を受け、以後の保険会社との交渉等を引き受けました。
その後、症状固定にあたって、サリュでは、めまいの証明に必要な検査をGさんにご案内するなど、適正な後遺障害等級を得るための準備を進めました。Gさんは、ご面倒をいとわず必要な検査を受け、必要書類の収集も滞りなく済ませて下さり、サリュが後遺障害等級申請をした結果、めまいについて12級13号、頚椎捻挫、腰椎捻挫についてそれぞれ14級9号、あわせて併合12級の後遺障害等級が認定され、自賠責保険金224万円が支払われました。

サリュは、Gさんの後遺障害について適正な等級認定が得られたことを受けて、Gさんが掛けていた人身傷害保険で保険金を受け取る場合と、タクシーの任意保険に賠償請求する場合との金額を慎重に検討しました。人身傷害保険の担当者とも折衝を重ねましたが、最終的にタクシーの保険に賠償請求することを選択し、訴訟を申し立てました。訴訟の中で、めまいの症状がGさんの仕事に与える影響などを丁寧に説明した結果、裁判所はGさんの労働能力がめまいによって14%制限されたとし、総額835万円の賠償金での和解が成立しました。
Gさんは、ご依頼前にすでに受け取っていた休業損害の他、自賠責保険金と賠償金の合計で併せて約1150万円の賠償を受けることができました。

病院は必ずしも後遺障害等級の認定に詳しくなく、必要な検査も患者からお願いしなければ実施してもらえないことがままあります。残念ながら残ってしまった症状について、適正な等級認定と賠償を受けるためには、賠償の専門家による助言が不可欠です。サリュは、被害者が適正な等級認定と賠償を受けられるよう、日々努力しています。