交通事故の相手のたちが悪い…即弁護士を頼るべき理由と7つの事例

「病院に行きたいのに、保険会社からいつまでも連絡がない」
「最初は過失を認めていたのに、保険会社が出てきたら過失を否定してきた」
このように、たちの悪い相手と交通事故に遭ってしまったら、まずは弁護士に相談してください。
なぜ弁護士に相談する必要があるのかというと、たちの悪い相手と直接やり取りを続けると、トラブルに発展する可能性があるからです。
たちが悪い相手は加害者だけとは限りません。交通事故では、被害者への補償を最低限に抑えるため、加害者側の保険会社が加害者と一緒になって被害者の過失を主張してくることもあります。

そのため、たちの悪い相手に自力で立ち向かうことには、以下のようなリスクがあります。
1.加害者側の嘘が認められてしまう 2.治療費や慰謝料などの賠償金を請求できない 3.治療費が打ち切られ、治療を十分継続できない 4.事故対応に時間がとられ、身体的にも精神的にもストレスがかかる |
そのようなときにも、被害者の味方になって戦ってくれるのが弁護士に依頼する大きなメリットです。
そこでこの記事では、たちの悪い相手と事故に遭ってしまった場合の対処法や、実際に過去2万件の交通事故解決実績があるサリュがたちの悪い相手に対して被害者と一緒に戦った事例を紹介します。
たちの悪い相手とのやり取りで滅入っているかもしれませんが、あなたの不安材料は弁護士に相談することできっと解消できるはずです。
この記事の内容を参考に、たちの悪い相手の言いなりにならず、自分の意見を持って立ち向かって行きましょう。

この記事の監修者
弁護士 馬屋原 達矢
弁護士法人サリュ
大阪弁護士会
交通事故解決件数 900件以上
(2024年1月時点)
【略歴】
2005年 4月 早稲田大学法学部 入学
2008年 3月 早稲田大学法学部 卒業(3年卒業)
2010年 3月 早稲田大学院法務研究科 修了(既習コース)
2011年 弁護士登録 弁護士法人サリュ入所
【著書・論文】
交通事故案件対応のベストプラクティス(共著:中央経済社・2020)等
【獲得した画期的判決】
【2015年10月 自保ジャーナル1961号69頁に掲載】(交通事故事件)
自賠責非該当の足首の機能障害等について7級という等級を判決で獲得
【2016年1月 自保ジャーナル1970号77頁に掲載】(交通事故事件)
自賠責非該当の腰椎の機能障害について8級相当という等級を判決で獲得
【2017年8月 自保ジャーナル1995号87頁に掲載】(交通事故事件)
自賠責14級の仙骨部痛などの後遺障害について、18年間の労働能力喪失期間を判決で獲得
【2021年2月 自保ジャーナル2079号72頁に掲載】(交通事故事件)
歩道上での自転車同士の接触事故について相手方である加害者の過失割合を7割とする判決を獲得
交通事故被害に遭われたら、できるだけ早期に、交通事故の被害者側専門弁護士に相談することをおすすめします。これは、弁護士のアドバイスを受けることで、もらえる損害賠償金が大きく変わる場合があるからです。
弁護士法人サリュは、創業20年を迎え、交通事故の被害者側専門の法律事務所として累計20,000件以上の解決実績があります。所属弁護士の多くが1人あたり500件~1000件以上の交通事故解決実績があり、あらゆる交通事故被害者を救済してきました。その確かな実績とノウハウで、あなたのために力を尽くします。
相談だけで解決できることもありますので、まずはお気軽に無料法律相談をご利用ください。
目次
1.交通事故で相手のたちが悪いときは今すぐ弁護士を頼って

冒頭でもお伝えしましたが、交通事故の相手のたちが悪かったら、すぐに弁護士に頼ってください。
なぜなら、交通事故では、事故相手の加害者と加害者側の保険会社のどちらも相手に戦う必要があるからです。

ただでさえ交通事故で怪我をして大変な状況で、2対1の戦いで勝つのは難しいでしょう。
そこで頼りになるのが弁護士です。
弁護士に依頼することで、被害者にも絶対的な味方ができます。

このように、被害者にとって有利な戦局を作るためにも、弁護士は大きな力になります。
「相手の保険会社は中立なんじゃないの?」
そう思われる方がいるかもしれませんが、相手の保険会社は被害者の味方ではありません。
実は、意外かと思われるかもしれませんが、交通事故の対応でよくある下記のケースでは、加害者本人ではなく、保険会社が主導して加害者に有利な状況を作ろうとしていることがあるのです。
・最初は過失を認めていたのに、保険会社と話してからこちらに過失があると言い出した ・治療を続けたいと言っているのに、途中で治療費を打ち切ると言われた |
このように、相手の保険会社は加害者と一緒になって、被害者の敵となることがあります。
そのような不安な状況で、弁護士に頼るべき具体的な理由を解説します。
・理由(1)相手の嘘や悪意からあなたを守れるから ・理由(2)保険会社に真っ向から立ち向かえるから |
1-1.理由(1)相手の嘘や悪意からあなたを守れるから
理由その1は、相手の嘘や悪意からあなたを守れるからです。
弁護士は、あなたの意見を証明するための証拠集めからサポートし、相手と戦ってくれます。
実際に弁護士のサポートで相手に立ち向かった事例は2.実際にサリュがたちの悪い相手に立ち向かった7つの事例で詳しく解説しますが、以下のような相手の不当な主張に対しても、弁護士なら証拠を揃えて真っ向から反論してくれるのです。
相手の主張 | 弁護士による交渉の結果 |
治療中の治療費や休業損害の打ち切り | 継続するよう説得し、賠償金も増額して解決 |
相手がひき逃げし、怪我の状況を否定する | 怪我と事故との因果関係を証明し、ひき逃げの悪質さを主張して相場以上の慰謝料獲得 |
事故直後から意見を変えて「過失割合は5:5」と主張 | 証拠を揃えて反論し、依頼者30:相手方70の過失割合に覆す |
たちの悪い相手は、自分の意見を通すために上記のような主張をしてくることがあります。
そんな時、弁護士に依頼していれば、弁護士が全面的な味方になって、相手とやりとりしてくれるでしょう。
弁護士への依頼の有無によって、相手との交渉の状況は以下のように異なる可能性があります。

弁護士に依頼していれば、相手とのやりとりを代行してくれるだけでなく、相手が問題のある行為に出た場合の対処法もすぐに教えてもらえます。
このように、相手の悪意からあなたを守ってくれるのが弁護士に依頼すべき最大の理由です。
たちの悪い相手と直接やり取りすると最悪の事態に陥ることも |
たちの悪い相手と直接交渉を続けていると、相手は自分の意見を通すために、以下のような手段に出る可能性もあります。 ・加害者に連絡がとれず音信不通になる ・相手が家に来る ・任意保険の利用を拒否して自賠責で終わらせようとしてくる このような事態を防ぐためにも、直接のやり取りは避け、弁護士などの代理人を通すようにしましょう。 |
1-2.理由(2)保険会社に真っ向から立ち向かえるから
理由その2は、保険会社に真っ向から立ち向かえるからです。
加害者側の保険会社は、基本的に加害者の味方になります。そのため、どんなに無理のある主張であっても、加害者に有利な証言を信じて交渉を進めてくることがあるのです。
・加害者側の非を認めず、むしろ被害者に責任があったと言って過失割合を覆す ・治療の途中にもかかわらず、治療費を打ち切られる ・相場よりも低い示談金を持ち掛けてくる ・納得できない条件なのに、被害者側の意見を聞き入れない |
相手の保険会社と戦うすべがないと、このような事態に陥ってしまうかもしれません。
しかし、弁護士に依頼していれば、保険会社との交渉はすべて弁護士に任せられます。
相手の保険会社は、知識のない被害者に対しては強気に出られますが、同じように事故対応の知見がある弁護士に対しては、一方的に意見を通すことはできません。

このように、横暴な意見を通そうとする保険会社に立ち向かっていくためにも、弁護士は大きな力になってくれるのです。
弁護士費用特約を使えば費用の自己負担なしで依頼できる |
弁護士への依頼は費用面が心配という方がいるかもしれません。 しかし、ご自身や家族が加入する任意保険などに「弁護士費用特約」が付帯している場合、以下の金額を目安に弁護士に相談・依頼する費用を保険会社に支払ってもらうことができます。 ・弁護士費用、損害賠償請求等費用:300万円限度 ・法律相談費用:10万円限度 弁護士費用特約については、下記の記事で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてください。 また、弁護士費用特約がなくても、相談は無料で行っている法律事務所もあります。 費用面だけで弁護士への依頼を躊躇せず、まずは無料相談などから利用してみてください。 |

2.実際にサリュがたちの悪い相手に立ち向かった7つの事例

実際に、たちの悪い加害者や保険会社を相手にするときに、弁護士に依頼することでどのような効果が得られるのか気になりませんか?
ここでは、これまで交通事故解決20000件以上の実績を持つサリュの解決事例の中から、たちの悪い相手に立ち向かった7つの事例を紹介します。
2-1.休業損害・治療費を打ち切ろうとし、納得できない示談金を提示する保険会社を相手に訴訟を提起。約1500万円で解決
被害者の状況 | 交通事故で長期間の入院・手術が必要な重い怪我 |
相手の対応 | ・治療中の休業損害の打ち切り ・治療費の打ち切り ・賠償金約750万円の提示 |
交渉の結果 | 後遺障害の影響や過失割合についても相手に真っ向から反論し、約1500万円で解決 |
こちらの事例では、依頼者様が事故によって長期間の入院や手術が必要な状態になってしまったにも関わらず、相手の保険会社から休業損害や治療費の打ち切りを提示された被害者の方が対応に困っている状態でした。
サリュでは、依頼者様が治療に専念できるよう、休業損害や治療費の支払いを継続するよう説得し、後遺障害等級の認定もサポートしました。
しかし、賠償金の交渉段階になっても、相手の保険会社は納得できない主張を繰り返していました。
最終的には訴訟を提起し、労働能力への影響や過失割合について被害者の納得できる意見を主張し、約1500万円での解決となりました。
2-2.相手のひき逃げ、怪我が否定された状況から弁護士基準の1.3倍の慰謝料を獲得
被害者の状況 | 歩行中に後ろから来た車のミラーが肘部分にぶつかり転倒 |
相手の対応 | ・ひき逃げ。その後警察の捜査で加害者が判明 ・相手方の保険会社は怪我の状況を否定 |
交渉の結果 | ・怪我と事故の因果関係を証明し、治療費を獲得。 ・相手の悪質な対応に弁護士基準の1.3倍の慰謝料を請求し、満額で示談 |
こちらの事例は、歩行中の依頼者様に衝突した車が、被害者が転倒したにも関わらず走り去ってしまう、いわゆるひき逃げ事故でした。
現場に、ぶつけたミラーの破損部分が落ちていたことから、警察の調査にて加害者が判明しましたが、その後も怪我の状況を否定するなど、相手は不誠実な態度を続けました。
サリュは、相手の保険会社に対して事故と怪我との因果関係を主張し、最終的には治療費の対応をさせることに成功しました。
さらに、示談交渉時には事故当時のひき逃げという行為の悪質さを主張し、弁護士基準の1.3倍の慰謝料を求めて交渉。相手方は請求額を全て認め、満額での示談成立となりました。
2-3.ひき逃げによる死亡事故。証拠隠滅を図るなど悪質な加害者に800万円の慰謝料増額
被害者の状況 | 歩行中に大型トラックに轢かれる。 脳挫傷等の怪我で意識不明の重体、事故から半年後に死亡。 |
相手の対応 | ・ひき逃げ、事故の証拠隠滅 ・示談金3000万円の提示 |
交渉の結果 | 加害者の不誠実な態度を考慮し、増額を主張して保険会社と示談交渉当初の提示額から約800万円増額して示談成立 |
こちらの事例は、散歩中の男性が大型トラックに轢かれ、意識不明の重体。その半年後にお亡くなりになられるという大きな事件でした。
加害者は大型トラックで歩行者にぶつかっておきながら、その場を逃走し、さらに、衝突の跡を石で削り取るなどの証拠隠滅まで行っていました。
この話を聞いたご家族が、加害者を許せるはずがありません。
また、ひき逃げなどの悪質な事故であった場合、慰謝料を増額することが可能ですが、相手の提示してきた示談金はそれらが一切考慮されていない金額でした。
そこで、サリュでは加害者の事故後の行動を検証し、慰謝料の増額を主張しました。
その結果、保険会社はサリュの主張を承諾し、当初より800万円増額した形で示談が成立しました。
2-4.事故直後から一転、実況見分で意見を変える相手との過失割合を覆す
被害者の状況 | 原動機付自転車に乗り、片側1車線の道路の信号のない交差点で右折しようとした際、相手方車両に右側から追い越しをされたため、接触して転倒 |
相手の対応 | ・事故直後は非を認め、被害者に謝罪 ・後日の実況見分では、「自分は悪くない」と警察に主張 ・相手保険会社は「過失割合は50:50」と主張 |
交渉の結果 | ・相手方から訴訟を提起されたが、事故状況を確認し、提起された訴訟に対応するとともに反訴を提起。 ・一審では依頼者75:相手方25の判決になるものの、控訴し、控訴審で依頼者30:相手方70の過失割合に覆す |
こちらの事例では、事故直後は過失を認めていた相手が、後日の実況見分で警察に一転した意見を主張し始めました。
また、加害者側の保険会社も「過失割合は5:5」と主張してきましたが、その内容は依頼者様が到底納得できないものです。
そこでご依頼を受けたサリュは、事故状況の詳細を確認して相手方から提起された訴訟に対応するとともに、反訴を提起しました。
一審では依頼者75:相手方25の判決になったものの、控訴し、控訴審で依頼者30:相手方70の過失割合に覆すことができました。
2-5.落ち度のない事故で過失割合を主張する相手保険会社と戦い過失0判決を獲得
被害者の状況 | 幹線道路の第二車線を走行中、路外スーパーの駐車場から対向車線に右折進入しようとした加害者運転の車両が衝突 |
相手の対応 | ・相手の保険会社は「このようなケースでは過失割合は20:80」と主張 ・修理費全額の支払いを拒否 ・交渉の結果「0:9」までは認めたものの、「0:100」は認めない |
交渉の結果 | 事故現場の綿密な調査で相手の過失を認めさせ、0:100の判決を獲得 |
こちらの事例は、依頼者様に落ち度がないにも関わらず、「動いている車両同士で0:100はない」という保険会社の認識で過失割合の折り合いがなかなかつかなかったケースです。
相手の保険会社は「このようなケースでは過失割合は2:8」と主張し、修理費全額の支払いを拒否していましたが、交渉の結果「0:9」までは認めました。
しかし、依頼者様の車が走行中だったことから、「0:100」は認めない姿勢を崩しませんでした。
サリュでは、事故現場を綿密に調査し、加害者側の過失があったことを丁寧に証明し、主張しました。
その結果、無事「0:100」の判決を獲得できました。
2-6.事故の記憶がない依頼者のため、加害者の嘘を主張。2億円での和解成立
被害者の状況 | ・青信号に従いバイクを発進させたところ、進行道路と交差する道路から、赤信号を無視した自動車が猛スピードで交差点に飛び込んで来て衝突。 ・医師による「頭蓋骨骨折、びまん性軸索損傷、脊髄損傷、内蔵損傷等があり、両下肢不全麻痺が出ている。下肢を切断する可能性もある。胸から下は、99.9%動かない。」という診断 |
相手の対応 | ・被害者に記憶がないのをいいことに、警察や検察の取り調べの際に都合のいい嘘をつく ・事故から時間が経つにつれて、加害者側保険会社からの休業損害の支払いが遅れる、払い渋りが起こる |
交渉の結果 | 刑事記録を取り寄せて事故の状況を検証し、加害者の嘘を指摘。 裁判に家族が参加できるようサポートし、最終的に2億円の賠償金で和解。 |
こちらの事例では、事故に遭った被害者は大怪我を負い、医師から「頭蓋骨骨折、びまん性軸索損傷、脊髄損傷、内蔵損傷等があり、両下肢不全麻痺が出ている。下肢を切断する可能性もある。胸から下は、99.9%動かない。」という診断を受けるほどでした。
目を覚ましてからもリハビリに取り組むことで精一杯で、当然仕事に復帰できるはずがありません。
そんな状態で最初は支払われていた加害者側の保険会社からの休業損害ですが、事故から年数が経つにつれて支払いが遅れ、払い渋りが起こることもありました。
そんな状況でご相談をいただいたサリュは、まずは後遺障害等級の認定のお手伝いをしたあと、加害者に対して訴訟を起こしました。
加害者は被害者の記憶がないのをいいことに、警察や検察に加害者にとって有利になる嘘の供述をしていました。
サリュでは刑事記録を取り寄せて事故の状況を検証し、加害者の嘘を指摘。
また、裁判に家族が参加できるようサポートし、最終的に2億円の賠償金で和解しました。
2-7.相手保険会社の主張を覆し、加害者の重大な速度違反を立証。過失割合を8割から4割に
被害者の状況 | 原動機付自転車で青色信号を右折しようとしたところ、制限速度を大幅に上回る速度で対向車線を直進してきた加害者のバイクに衝突され、その場で死亡 |
相手の対応 | 相手の保険会社は「制限速度を上回る速度は出していない」「直進車が優先なのだから過失割合は依頼者80:相手方20」と主張 |
交渉の結果 | 過去の裁判例を徹底的に調査しながら、事故現場の状況を確認。 相手が時速100km以上出していた証拠を出して裁判に挑み、相手の過失割合6割を認めさせる。 |
被害者は原動機付自転車で青色信号を右折しようとしたところ、制限速度を大幅に上回る速度で対向車線を直進してきた加害者のバイクに衝突され、その場でお亡くなりになられました。
加害者側の保険会社は速度違反を認めず、「直進車が優先なのだから過失割合は依頼者80:相手方20」と主張をしてきました。
被害者のご両親はとても納得がいきませんでしたが、他の弁護士には「直進車のほうが悪いなんてありえない」と門前払いを受けてしまいます。
そんな中でご相談いただいたサリュでは、被害者の無念を晴らすべく、事件を担当させていただくことにしました。
そして、過去の裁判例を徹底的に調査しながら、事故現場の状況を確認。
相手が時速100km以上出していた証拠を出して裁判に挑み、相手の過失割合6割を認めさせることに成功しました。
また、過失割合以外でも、死亡慰謝料2700万円・生活費控除率40%など、独身男性の場合の裁判基準よりも高い金額での損害賠償を認めさせることができ、全面勝訴判決を得ることが出来ました。
このように、サリュにはたちの悪い相手との交通事故でも諦めずに戦った経験が多数あります。
もし、たちの悪い相手との対応にお困りの方は、まずはお気軽にご相談ください。
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3.自分でたちの悪い相手に対応するリスク

「弁護士に頼んだほうがよさそうなのはわかるけど、ハードルが高い」
「金銭的に損をしたら嫌だし、自力でなんとかしたい」
そのように考えて弁護士に相談せず、自分で交渉を進めようとする方がいますが、それは本当におすすめしません。
なぜなら、たちの悪い相手への対応を間違えると、被害者が大きな被害を受ける可能性があるからです。
実際にどのようなリスクが考えられるのか、具体的に解説します。
1.加害者側の嘘が認められてしまう 2 治療費や慰謝料などの賠償金を請求できない 3.治療費が打ち切られ、治療を十分継続できない 4.事故対応に時間がとられ、身体的にも精神的にもストレスがかかる |
3-1.加害者側の嘘が認められてしまう
最初に起こりえるリスクは、加害者側の嘘が認められてしまうことです。
加害者と相手の保険会社が、
「こちらに過失はなかった」
「むしろ、向こうが信号無視をしていた」
など、加害者側にとって都合のいい嘘をついていても、十分な証拠がないと反論することができません。
また、相手は「慣例ではこのようなパターンでは過失割合は5:5ですよ」などと言って、過失がない被害者を丸め込んで過失を認めさせようとしてくることもあります。
このとき、十分な知識があれば反論できますが、普通の人であれば、
「保険会社の人が言うならそうなのかもしれない」
と、言うことを聞いてしまうケースもあるでしょう。
このように、被害者側の意見を十分伝えられず、加害者側の嘘が認められてしまうというのが1つ目のリスクです。
3-2.治療費や慰謝料などの賠償金を請求できない
次に考えられるのが、治療費や慰謝料などの賠償金を請求できないことです。
交通事故で怪我をした被害者は、加害者に治療費や慰謝料などの賠償金を請求できます。
しかし、請求のためには、交通事故と怪我の因果関係を証明し、認めてもらわなければいけません。
相手の保険会社は、賠償金を少なくするために、あの手この手で怪我を認めないようにしてきます。
「車の損傷が大きくなかったのに、そんな怪我をするはずがない」
「昔の怪我を事故のせいだと言ってるんじゃないか」
まるで被害者側が嘘をついているような扱いをされると、それ以上主張できなくなってしまうかもしれません。
そのような事態に陥ってしまうことが、自分で交渉を進める2つ目のリスクです。
3-3.治療費が打ち切られ、治療を十分継続できない
治療費が打ち切られ、治療を十分継続できないというケースも考えられます。
「むちうちでは、これ以上通院はできません」
「通院を続けたいなら自費で行ってください。事故との関係は認められません」
などと言って、一方的に治療費を打ち切られてしまうリスクも考えられるのです。
そうなると、十分な治療が受けられなくなるだけでなく、後遺症が残っても、後遺障害の認定(交通事故による怪我を治療しても後遺症が残ったことを、自賠責保険の認定機関から認めてもらう手続き)で不利になる可能性もあります。
十分な治療を続けることは、ご自身の未来にも関わることです。
それを妨げられてしまう可能性があるというのが、自分で交渉を進める3つ目のリスクになります。
3-4.事故対応に時間がとられ、身体的にも精神的にもストレスがかかる
最後に挙げられるのが、事故対応に時間がとられ、身体的にも精神的にもストレスがかかることです。
交通事故の対応は、数か月から2年程度と、短い期間では終わりません。
その間ずっとたちの悪い相手とのやりとりを自分で行おうと思うと、多大なストレスがかかってしまうでしょう。
大きなストレスを感じ、「もう示談にして終わらせてしまいたい」という気持ちが勝てば、相手に有利な条件であっても示談を飲んでしまうかもしれません。
このように、被害者である自分に大きな負担がかかり、最終的には望まない結果を迎えてしまうかもしれないというのも自分で対応するリスクです。
4.たちの悪い相手と戦うときは被害者専門の弁護士が力になる

前章で紹介した通り、たちの悪い相手と自力で戦うのはおすすめしません。
それは、結果的に被害者であるあなたを傷つける結果になるかもしれないからです。
たちの悪い相手だと少しでも思ったら、心と身体の健康を守るためにも、被害者側専門の弁護士に相談してください。
被害者側専門の弁護士 | 通常の弁護士 | |
◎ | 保険会社との交渉力 | △ |
◎ | 賠償金増額のためのノウハウ | △ |
◎ | 被害者の救済に特化した経験 | × |
交通事故の交渉では、加害者ではなく、加害者側の保険会社を相手にする必要があります。
相手の保険会社は事故対応に慣れていて、「加害者側に有利に交渉を進める」すべに長けています。
そこで力になってくれるのが、「被害者の救済」を得意とした被害者側専門の弁護士です。
相手の保険会社が加害者有利に進めるテクニックを持っているように、被害者側専門の弁護士は、被害者が適正な補償を受け、相手に丸め込まれないようにする知見を持っています。
このノウハウがある弁護士を味方につけることで、相手と対等に戦えるようになるのです。
「加害者が嘘ばかりついている」
「相手の保険会社と話ができない」
そんな違和感があったら、まずは交通事故の被害者救済を得意としている弁護士に相談してください。
5.交通事故の相手がたちが悪い…そんな時はサリュにご相談ください

「交通事故の相手のたちが悪くて、この先の交渉が心配」
そんな不安を抱えている方は、ぜひサリュにご相談ください。
サリュは、交通事故被害者の救済に特化した弁護士事務所です。2.実際にサリュがたちの悪い相手に立ち向かった7つの事例でもご紹介した通り、たちの悪い相手との交通事故の解決実績も多数ございます。
なぜたちの悪い相手にもサリュなら立ち向かえるのか、その理由を3つ紹介します。
1.過去20000件以上の解決実績がありケースに応じた対応が可能 2.元損保弁護士の知見で保険会社との交渉に強い 3.被害者側専門の弁護士事務所だから安心 |
5-1.過去20000件以上の解決実績がありケースに応じた対応が可能
最初の理由は、これまで20000件以上の交通事故の解決実績があり、ケースに応じた対応が可能だからです。
あらゆる交通事故に対応してきた経験から、加害者がたちの悪いパターンにも柔軟に対処できます。
・自分に過失がないのに「動いている車同士は5:5になる」などと過失割合を決められる ・相手が警察や保険会社に嘘の証言をして、過失をごまかそうとする ・加害者側の保険会社が不当に低い賠償金を提示してくる ・治療費や休業損害を相手の判断で打ち切られた |
このような個別のケースにも過去の知見を応用し、被害者の方にとって最良の解決となるようご提案できるのが、サリュの強みです。
5-2.元損保弁護士の知見で保険会社との交渉に強い
2つ目の理由は、元損保弁護士の知見で、保険会社との交渉に強いからです。
サリュの創業者の谷は、元損保弁護士でした。
そのため、保険会社が被害者への補償を抑え込む手法を知り尽くしており、相手に言いくるめられずに交渉することができます。
相手の保険会社の手口を知らないと、交渉で不利になる可能性が高まります。
元損保弁護士の知見でそのような事態を防ぎ、交渉に強いのがサリュの2つめの強みです。
5-3.被害者側専門の弁護士事務所だから安心
最後にお伝えしたいのが、サリュが交通事故の「被害者」に特化した弁護士事務所であるということです。
サリュでは、交通事故の被害に遭われた方がこれ以上苦しまれることがないよう、被害者の救済に特化したサポートを行っています。
後遺障害認定(後遺症が残ったことを認定機関に認めてもらう手続き)のサポートや慰謝料を含む賠償金の増額など、被害者に特化しているからこその知見で交渉をお手伝いできます。
「初めての交通事故で何をしたらいいのかわからない」
という方も、サリュが全面的にサポートいたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
メールで無料相談予約をする方は、下記をクリックしてください。
6.まとめ
この記事では、たちの悪い相手と交通事故に遭ってしまった場合の対処法を紹介してきました。
内容のまとめは、以下の通りです。
▼たちが悪い相手への対応は弁護士に依頼したほうがいい
▼たちが悪い相手と交通事故に遭ってしまったら弁護士に依頼したほうがいい理由は以下の2つ。
・理由(1)相手の嘘や悪意からあなたを守れる ・理由(2)保険会社に真っ向から立ち向かえるから |
▼たちが悪い相手に自分で対応するリスクは以下の通り。
1.加害者側の嘘が認められてしまう 2 治療費や慰謝料などの賠償金を請求できない 3.治療費が打ち切られ、治療を十分継続できない 4.事故対応に時間がとられ、身体的にも精神的にもストレスがかかる |
この記事の内容を参考に、たちの悪い相手との対応を進めてください。