交通事故の弁護士への相談内容と時間を有意義に使うための事前準備

「交通事故で弁護士に相談する場合、まず何を相談すればいいの?」

「弁護士との無料面談で相談すべき内容は?」

交通事故に遭い、弁護士への依頼を前向きに考えているけれど、事前面談で何から聞けばいいのか、何を相談すればいいのかわからず困っていませんか?

結論からお伝えすると、交通事故の弁護士に相談しに行く際は、相談したいことを整理して、下記の優先順位に従って質問することが大事です。

※上から優先順位となっています

悩み・疑問相談すべき内容
「慰謝料がいくらが妥当かわからない」
「保険会社の提示している金額が少ない気がする」
慰謝料を含む賠償金の金額
「提示された過失割合が合っているかわからない」
「保険会社が提示した過失割合が間違っている気がする」
過失割合
「認定された後遺障害等級が正しいかどうかわからない」
「もっと高い後遺障害等級を認めてもらうことはできないのか」
「自分の怪我の程度だと後遺障害何級になるのか」
後遺障害認定や後遺障害等級
「保険会社に治療費を打ち切ると言われたらどうすればよいかわからない」治療費打ち切り
「示談交渉についてまったく知識がないから何から準備すればよいのかわからない」
「示談交渉がはじまったが加害者側との話し合いが進まない」
示談交渉の進め方
「加害者側の保険会社が高圧的で怖い」
「加害者側の保険会社とスムーズに連絡が取れず交渉がなかなか進まない」
加害者側の保険会社の対応
「弁護士に依頼したいけれど費用が心配」弁護士費用

事前面談の時間は弁護士事務所によって異なりますが、「30分程度」と時間が決まっています。

弁護士に相談したい内容を事前に整理しておけば、時間内に不安や疑問をすべて解消できるでしょう。

ただ、相談先の弁護士に実力がないと、相談時間が有意義なものにならず、事前準備も無駄になるおそれがあります。

何人もの弁護士に相談することになり、時間もお金もかかる状況は避けたいはずです。

そこでこの記事では、「弁護士に依頼したのに納得いかない…」という結果にならないよう、弁護士に相談できる内容や相談前に行うべき準備、相談時に確認すべきポイントなどを詳しく紹介します。

最後まで読めば、限られた時間の事前面談を有意義に活用でき、気になることを解消できる状態になれます。

少しの不安もない状態で弁護士に依頼するためにも、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。

この記事の監修者
弁護士 松葉 想

弁護士法人サリュ名古屋事務所
愛知県弁護士会

交通事故解決件数 1,500件以上
(2025年9月時点)
【獲得した画期的判決】
【加害者責任否認案件において加害者の過失を85パーセントとし、症状固定時41歳男性の労働能力喪失期間を73歳までと認定した判決】(大阪地裁平成27年7月3日判決(交通事故民事裁判例集48巻4号836頁、自動車保険ジャーナル1956号71頁))
・自賠責保険金を含んだ回収額が3億9000万円となった裁判上の和解
・自賠責保険における等級認定が非該当であった事案において、後遺障害等級5級を前提とする裁判上の和解
・死亡、遷延性意識障害、脊髄損傷、高次脳機能障害等の示談や裁判上の和解は多数
【弁護士法人サリュにおける解決事例の一部】
事例334:事前認定後遺障害非該当に対し、諦めずに異議申立て。後遺障害第14級9号を獲得した事例
事例355:本業の休業がなくても、副業を全休し収入が減少。訴訟手続きにより、副業の休業損害の多くを判決で勝ち得た事例
事例374:足首の両果骨折の賠償金が当初の相手方提示金額より2.3倍になった事例

弁護士法人サリュは、交通事故の被害者側専門で20,000件以上の解決実績を誇る法律事務所です。

交通事故被害に遭われたら、できるだけ早期に、交通事故の被害者側専門弁護士に相談することをおすすめします。これは、弁護士のアドバイスを受けることで、もらえる損害賠償金が大きく変わる場合があるからです。
弁護士法人サリュは、創業20年を迎え、交通事故の被害者側専門の法律事務所として累計20,000件以上の解決実績があります。所属弁護士の多くが1人あたり500件~1000件以上の交通事故解決実績があり、あらゆる交通事故被害者を救済してきました。その確かな実績とノウハウで、あなたのために力を尽くします。
相談だけで解決できることもありますので、まずはお気軽に無料法律相談をご利用ください。

1. 交通事故の弁護士への相談内容

記事冒頭でもお伝えしたとおり、交通事故に遭い弁護士への相談を検討している方は、事前に何を相談するのかはっきりさせるべきです。

相談する内容をまとめておかないと、当日になってあたふたしてしまい、制限時間内に聞きたいことを聞き出せないおそれがあるからです。

相談できる具体的な内容については、2章以降で詳しく解説しています。

2. 【優先度順】交通事故の弁護士への相談内容一覧

前提として、弁護士との事前面談では気になることを何でも相談できます。

しかし、具体的に何をどう聞けばよいのかわからない方もいるのではないでしょうか。

2章では、交通事故の弁護士に相談できる内容を、聞くべき優先度の高い順番に紹介します

限られた時間内に気になることをすべて聞き出すためにも、あなた自身が何から相談すべきなのかはっきりさせておきましょう。

また、加害者側と特に揉めておらず不安がない状態でも、事前面談で話を聞くことはもちろん可能です。

この章を読めば、あなたが気づいていないだけで相談したい内容が見つかるかもしれないので、必ずチェックしてください。

※上から優先順位となっています

悩み・疑問相談すべき内容
「慰謝料がいくらが妥当かわからない」
「保険会社の提示している金額が少ない気がする」
慰謝料を含む賠償金の金額
「提示された過失割合が合っているかわからない」
「保険会社が提示した過失割合が間違っている気がする」
過失割合
「認定された後遺障害等級が正しいかどうかわからない」
「もっと高い後遺障害等級を認めてもらうことはできないのか」
「自分の怪我の程度だと後遺障害何級になるのか」
後遺障害認定や後遺障害等級
「保険会社に治療費を打ち切ると言われたらどうすればよいかわからない」治療費打ち切り
「示談交渉についてまったく知識がないから何から準備すればよいのかわからない」
「示談交渉がはじまったが加害者側との話し合いが進まない」
示談交渉の進め方
「加害者側の保険会社が高圧的で怖い」
「加害者側の保険会社とスムーズに連絡が取れず交渉がなかなか進まない」
加害者側の保険会社の対応
「弁護士に依頼したいけれど費用が心配」弁護士費用

2-1. 慰謝料を含む賠償金

慰謝料を含む賠償金について疑問や不安があるなら、優先的に確認しましょう。

なぜなら、交通事故において、加害者側は不当に低い金額を提示するケースがほとんどだからです。

弁護士なら、提示されている金額が正当かどうか、あなたの事故の状況をもとに正しく判断できます。

下記にまとめた交通事故の案件における主な慰謝料を含む賠償金の項目のうち、どれか一つでも

「この金額で合っているのだろうか」

「少ない気がする」

などと疑問に思うことがあれば、弁護士に必ず相談してください。

治療費怪我の治療にかかったお金
入通院慰謝料怪我の治療による入通院で生じた精神的損害に対するお金
休業損害怪我の治療が原因で仕事を休んだ場合に受け取れるお金
後遺障害慰謝料後遺障害が残り、精神的苦痛を感じたことに対して支払われるお金
後遺障害逸失利益事故に遭い怪我をしていなければ、本来受け取れたはずの収入に対する補償

事前面談では、下記のように聞いてみましょう。

聞き方の例
「加害者側に提示された慰謝料が少ない気がするのですが、合っていますか?」
「加害者側に提示された慰謝料が正当かどうか判断してほしいです」
「自己負担した治療費が計上されていません」
「入通院慰謝料が〇円と提示されたのですが、なぜですか?」
「〇日仕事を休んだのに、休業損害が〇円なのはなぜですか?」
「後遺障害慰謝料はこの金額で合っていますか?」
「後遺障害逸失利益はこれだけしかもらえないのでしょうか?」

2-2. 過失割合

過失割合も、優先的に相談すべき内容です。

過失割合によって加害者側が支払う賠償金が変わります。そのため、加害者側の保険会社から不当な割合を提示されるケースが多いのです。

例えば、

・本来は、あなた:加害者=10:90の過失割合なのに、40:60にされている

・本来は、あなたに過失がないのに、20:80にされている

などの可能性も0ではありません。

「この過失割合、合っているのかな?」「なんか自分の割合が多い気がする…」と感じる、正しいかどうか自分で判断できない、などに当てはまるなら、必ず弁護士に相談してください。

自分の過失が少しでも増えれば受け取れるお金がその分減ってしまうため、下記のように相談しましょう。

聞き方の例
「加害者側に過失割合4:6と言われたのですが、正しいですか?」
「加害者側に提示された過失割合が正当かどうか判断してほしいです」

2-3. 後遺障害認定や後遺障害等級

後遺障害認定や後遺障害等級に関しては、申請前・申請後問わず弁護士に相談可能です。

後遺障害認定と後遺障害等級について
後遺障害申請とは、交通事故によるケガを治療しても後遺症が残ったことを、自賠責保険の認定機関から認めてもらう手続きのこと。
症状の重さによって1~14級の等級が認定され、数字が小さいほど症状が重いことを意味する。

後遺障害等級は、症状に見合う等級を獲得しないと、受け取れる賠償金が数十~数百万円も変わる可能性があるものです。

弁護士は、

・後遺障害認定の申請に必要な事前準備について知りたい人

・後遺障害認定の結果に納得がいっていない人

・後遺障害等級が認められず再申請したい人

など、どの段階における悩みに対しても真剣に向き合います。

後遺障害申請は示談成立前なら再申請できるケースがほとんどで、弁護士が介入したことで納得のいく等級が認められるケースも少なくありません。

そのため、少しでも気になる点があるなら事前面談のタイミングで相談しましょう。

聞き方の例
「後遺症が残りそうなのですが、後遺障害等級が認定される可能性はありますか?」
「私の怪我の程度だと、何級相当になるでしょうか」
「後遺障害認定を受けるうえで、今から準備しておくべきことはありますか?」
「認定された等級に納得いかないのですが、再申請すれば等級が変わる可能性はありますか?」
「後遺障害認定の異議申し立てをすれば、もっと高い等級が認められる可能性はありますか?」
「後遺障害〇級が認定されましたが、私の症状は〇級程度のものなのでしょうか?」

2-4. 治療費の打ち切り

加害者側に「そろそろ治療費を打ち切ります」「治療費の支払いは今月末までです」などと言われた方は、保険会社への対応の仕方や治療費打ち切り後の流れを弁護士に相談できます。

基本的に治療費は、被害者の治療が終了するまで加害者側が支払うものです。

しかし「このくらいの怪我なら2ヶ月で治りますよね」と、治療経過を知らないのに保険会社が途中で治療費を打ち切ってくるケースもよくあります

弁護士は、

・治療費を打ち切られないよう交渉する方法

・打ち切られた後の通院の仕方

・治療を打ち切られた分を後日回収する方法や流れ

などを知っています。

治療費を打ち切られそうな方、打ち切られた方は、今の状況と不安なことを相談してください。

聞き方の例
「一方的に治療費を打ち切ると言われたのですが、どうすればいいですか?」
「治療費の支払いを打ち切られた後、通院する際はどうすればいいですか?」
「治療費を打ち切られた後にかかった治療費はいつ受け取れますか?」

2-5. 示談交渉の進め方

示談交渉がはじまる前やはじまってからのタイミングで、示談交渉の進め方を弁護士に相談することも可能です。

交通事故の示談交渉は、内容が複雑で話し合う項目も多いため、事故の知識がない状態で進めていくのは正直難しいです。

加害者側は、自分たちに少しでも有利な内容で交渉してくるため、相手のペースに飲まれたらあなたが泣き寝入りすることになります。

「こんなこと聞いてもいいのだろうか」と不安になる必要はないので、小さなことでも弁護士に聞いてください。

聞き方の例
「これから示談交渉がはじまるのですが、何を準備すればいいかわかりません」
「示談交渉で加害者側に〇〇と言われたのですが、どういう意味でしょうか?」
「加害者側の対応が遅いので示談交渉がなかなか進まないのですが、どうすればいいですか?」

2-6. 加害者側の保険会社の対応

加害者側の保険会社の対応についても、弁護士に相談できます。

加害者側の保険会社は、自分たちの過失が大きいとしても、強気で交渉してくることがほとんどです。

下記のように対応され、やり取りがスムーズに進まないケースもよくあります。

・強い口調で交渉してくる

・こちらの主張を聞いてくれない

・連絡しても返事が遅い

強気な態度の保険会社への対応の仕方を相談すれば、「〇〇と言われたら△△と言おう」と準備ができるので、不安が軽減されるでしょう。

聞き方の例
「加害者側の保険会社に〇〇と言われたのですが、どのように答えればいいですか?」
「加害者側の保険会社が高圧的な態度だから自分で連絡するのが怖いです」
「加害者側の保険会社が全然私の言い分を聞いてくれません」

2-7. 弁護士費用

弁護士費用についても、事前面談で相談可能です。

予想よりも弁護士費用がかかって自己負担が増えたり、赤字になったりしないためにも、気になる費用については確認しておいたほうがよいでしょう。

自己負担額は、弁護士費用特約に加入しているかどうかで変わります。そのため、まずは自分の保険会社に弁護士特約の加入状況を確認してください。

その後、弁護士に依頼する場合にかかる費用を弁護士との相談の中で確認すれば、負担が発生する可能性はあるのか、その場合いくらくらい払う可能性があるのか、など気になる部分に答えてもらえる場合があります。

聞き方の例
「今回弁護士に依頼したら、費用はどのくらいかかりますか?」
「弁護士費用特約に入っているのですが、補償額内でおさまるでしょうか?」

3. 【交通事故】弁護士への相談前に行うべき事前準備

2章では、弁護士への相談内容を優先度順に紹介しました。

事前面談は悩みや不安を解消したり、実力ある弁護士を選んだりするための時間です。

より意味のある時間にするには、どれだけ事前準備ができるか、が重要となってきます。

ここでは、弁護士への相談前に行うべき事前準備を解説するので、上から順に行いましょう。

・加害者側に提示された書類や証拠をまとめる
・相談前に自分の現状をまとめた内容を送付する

3-1. 加害者側に提示された書類や証拠をまとめる

事前面談前に、加害者側に提示された書類や証拠をまとめておきましょう。

なぜなら、弁護士に相談する際に現時点の状況を詳しく伝えるほど、適切でより具体的なアドバイスをもらえるからです。

以下の2つを比べると、2つ目のほうがより具体的なアドバイスを弁護士にもらえることが予想できるでしょう。

1.【口頭で弁護士に相談する場合】
「今回の事故の状況で、過失割合が40:60と提示されたのですが、正当な割合でしょうか?」  

2.【書類や証拠を見せながら弁護士に相談する場合】
「今回の交通事故のドライブレコーダーの動画です。加害者側に提示された示談書に過失割合40:60と書いてあるのですが、正当な割合でしょうか?」

事前に用意すべき書類や証拠は、相談したい内容によって異なります。

相談内容集めるべき書類や証拠入手先
慰謝料を含む賠償金示談書加害者の保険会社から送られてくる
後遺障害認定の通知書加害者側の保険会社
仕事を休んだ証明となるもの 休業損害証明書、勤怠表、タイムカードの記録)職場
過失割合示談書加害者の保険会社から送られてくる
ドライブレコーダーの動画・事故車両
・修理業者
・相手方保険会社
後遺障害認定示談書加害者の保険会社から送られてくる
後遺障害認定の通知書加害者側の保険会社
弁護士費用自分の自動車保険の保険証券等 (弁護士費用特約に関する内容が記載されているもの)
※弁護士費用特約に加入している方のみ
自分が加入している任意保険会社

下記に相談内容ごとの集めるべき証拠と入手先をまとめた表をご用意したので、ぜひ活用してください。

3-2. 相談前に自分の現状をまとめた内容を送付する

次に、事前相談に行く弁護士事務所(弁護士)に対して、自分の現状をまとめた内容を送ります。

連絡手段に関しては弁護士事務所によって異なるため、問い合わせフォームの指示に従ってください。

事前に連絡すべき内容は、下記のとおりです。

・相談内容(複数ある場合はすべて)

・持っていくべき書類や証拠

相談内容を事前に送付する場合の書き方に迷う方は、下記を参考にしてください。

また電話で連絡する場合も、下記のフォーマットどおりに文章化しておくと、電話口でスムーズに伝えられます。連絡手段問わず、一度作成しておくことをおすすめします。

【相談前に送付する内容の一例】

当日ご相談したいことは以下の2点です。  
1.慰謝料を含む賠償金について:
加害者側に提示された慰謝料が少ないと感じています。妥当かどうか見解をうかがいたいです。
当日は、車の修理費用の請求書、診断書、示談書をお持ちします。  

2.加害者側の保険会社の対応について:
慰謝料相場について「◯万円が相場」と聞いているのですが、事実でしょうか。
必要な書類等あればお持ちしますので、ご教示ください。

4. 経験豊富な弁護士を見極めなければ不当な示談内容を鵜呑みにするリスクがある

3章では、弁護士との面談に必要な事前準備を紹介しました。

相談したい内容をまとめて、必要な書類や証拠を集めてから面談に行けば、不安や疑問をスムーズに解消できます。

しかし、交通事故で弁護士に相談する際は、こうした準備に加えて相談先の弁護士を慎重に選ぶべきです。

なぜなら、経験豊富な弁護士に相談しなければ、質問に対して納得いく答えをもらえない可能性があるからです。

弁護士なら、だれでも交通事故に詳しいわけではありません。

法律の知識はあるけれど、交通事故の案件に詳しくない弁護士もいます。

交通事故の知識がない弁護士に相談した場合、あなたが時間をかけて事前準備をして事前面談に足を運んでも、すべて無駄になってしまうのです。

さらに、そのまま依頼することになれば、加害者側との示談交渉も難航するでしょう。

内容が複雑で専門性の高い交通事故の案件は、弁護士の腕次第で結果が大きく変わります。

納得いく内容で示談成立させるためにも、実力があり、自分の力になってくれる弁護士に相談しに行きましょう。

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5. 交通事故の相談先に選ぶべき弁護士の特徴と見極め方

4章では、経験豊富な弁護士を見極める重要性をお伝えしました。

では、どのような弁護士に相談すればよいのでしょうか。

5章では、交通事故の被害に遭ったあなたが、不当な示談内容を鵜吞みにすることにならないよう、相談先に選ぶべき弁護士の特徴と見極め方を紹介します。

・解決実績が多い
・交通事故の知識が豊富で頼りがいがある
・交通事故の被害者に寄り添ってくれる

事前に実力のある弁護士を見極めて相談しに行けば、複数の弁護士事務所に相談しに行かずに済む場合もあるので、しっかり確認しておいてください。

5-1. 解決実績が多い

交通事故の相談先には、解決実績が多い弁護士を選びましょう。

交通事故の解決実績が多い弁護士は、さまざまな事故の対応をしてきています。

そのため、

・このような事故のケースなら、加害者側が〇〇と言ってくるだろう

・この程度の怪我であれば、後遺障害〇級が認められないとおかしい

など、経験や過去の事例をもとに、加害者側が提示する内容が正当かどうか判断できるのです。

また、加害者側がどのような対応をしてくるかも知っているため、スムーズに加害者側と交渉できます。

交通事故のケースは一つひとつ状況が異なるものです。過去の事例や対応策をどれだけ知っているかによって、加害者側に対してどれだけ的確に主張できるかが変わってきます。

そのため、事故の解決実績が多い弁護士に相談することが大切です。

解決実績が多い弁護士の見極め方
解決実績が多い弁護士を見極める際は、公式サイトの情報をチェックしましょう。
注目すべき点は、相談実績ではなく「解決実績」です。  

交通事故に強い弁護士や弁護士事務所は、解決実績を記載しています。
弁護士個人の解決実績を見る場合は、500〜1,000件以上を目安にしてください。
事務所全体の解決実績を見る場合は、10,000件以上を一つの目安とすると良いでしょう。

5-2. 交通事故の知識が豊富で頼りがいがある

交通事故の相談先には、事故の知識が豊富で頼りがいがある弁護士を選びましょう。

交通事故の案件では、加害者側の保険会社が強気な態度で交渉してくることがほとんどです。

また、高圧的な態度ではないけれど、加害者側に有利な内容で示談を成立させようと、うまく交渉してくる保険会社もいます。

弁護士が頼りない場合、加害者側の保険会社が主張する内容で示談成立となり、あなたが本来受けられる補償を受けられなくなるおそれがあります。

そうならないためも、加害者側がどのような対応をしてくるかにかかわらず、こちらの主張を貫きとおす覚悟でサポートしてくれる弁護士を選んでください。

頼りがいがある弁護士の見極め方
頼りがいがある弁護士を見極める際は、弁護士事務所のホームページで解決事例を確認しましょう。  
例えば、  

・過失割合20:80の事案を、0:100にできました  

など、難しい案件をこなし、結果を出している弁護士は頼りがいがあると判断できます。  
解決事例を載せている弁護士事務所があれば、実績を確認してみてください。

5-3. 交通事故の被害者に寄り添ってくれる

交通事故の相談先に選ぶべき弁護士の特徴は、被害者に寄り添ってくれる人です。

弁護士なら誰でも解決に導いてくれると考える方もいますが、実は違います。

被害者側に特化した弁護士や保険会社のやり口を知っている弁護士と、そうでない弁護士では、サポート具合が大きく異なるのです。

例えば、被害者側に特化した弁護士なら、被害者がこれ以上つらい思いをしないよう、どれだけ小さなことでも加害者側に譲らず、粘り強く交渉します。

しかし、なかには「このくらいの賠償金で示談が成立するならいいか」と考える弁護士もいます。

弁護士がどれだけ被害者の気持ちに寄り添い、対応してくれるかによって、受け取れる賠償金は大きく変わるものです。

被害に遭い苦しい思いをした分の補償をしっかり受けたいなら、被害者に寄り添ってくれる弁護士を選びましょう。

被害者に寄り添ってくれる弁護士の見極め方
公式サイトに「被害者側に特化した」「被害者救済に強い」などが書いてあるか確認してみてください。

6. 交通事故に遭い弁護士への相談を検討しているならサリュにご連絡ください

交通事故に遭い、弁護士への相談を検討しているなら、サリュにご相談ください。

サリュは、解決実績が20,000件以上もある、被害者側に特化した弁護士事務所です。

一人で500~1,000件以上の事故を解決した実績がある弁護士も、複数在籍しています。

交通事故の案件は複雑なので、まったく同じ事例はほぼありません。

だからこそ、多くの事故を解決し、交通事故の知識がある弁護士でなければ、本当の意味で被害者を救うことはできないのです。

サリュの弁護士は、賠償金や過失割合、加害者側との対応など、交通事故に関するすべての悩みに対応できます。

あなたの悩みや不安を事前面談でしっかり解消いたしますので、どのようなことでもお気軽にご連絡ください。

電話で無料相談する方は、下記をクリックしてください。

メールで無料相談する方は、下記をクリックしてください。

7. まとめ

本記事では、交通事故の弁護士への相談内容について解説しました。

最後に、大事なポイントをおさらいしましょう。

〇相談内容を事前にまとめておくことが大事

〇【優先度順】交通事故の弁護士への相談内容一覧

※上から優先順位となっています

悩み・疑問相談すべき内容
「慰謝料がいくらが妥当かわからない」
「保険会社の提示している金額が少ない気がする」
慰謝料を含む賠償金の金額
「提示された過失割合が合っているかわからない」
「保険会社が提示した過失割合が間違っている気がする」
過失割合
「認定された後遺障害等級が正しいかどうかわからない」
「もっと高い後遺障害等級を認めてもらうことはできないのか」
「自分の怪我の程度だと後遺障害何級になるのか」
後遺障害認定や後遺障害等級
「保険会社に治療費を打ち切ると言われたらどうすればよいかわからない」治療費打ち切り
「示談交渉についてまったく知識がないから何から準備すればよいのかわからない」
「示談交渉がはじまったが加害者側との話し合いが進まない」
示談交渉の進め方
「加害者側の保険会社が高圧的で怖い」
「加害者側の保険会社とスムーズに連絡が取れず交渉がなかなか進まない」
加害者側の保険会社の対応
「弁護士に依頼したいけれど費用が心配」弁護士費用

〇【交通事故】弁護士への相談前に行うべき事前準備

・加害者側に提示された書類や証拠をまとめる
・相談前に自分の現状をまとめた内容を送付する

〇経験豊富な弁護士を見極めて相談に行かないと事前準備が無駄になる

〇交通事故の相談先に選ぶべき弁護士の特徴と見極め方

・解決実績が多い
・交通事故の知識が豊富で頼りがいがある
・交通事故の被害者に寄り添ってくれる

事前面談を有意義な時間にするためには、事前準備が何より大切です。

今一番不安に思っていることをはっきりさせておけば、当日に気になることをすべて聞き出せます。

相談先の弁護士選びも重要なので、交通事故の被害者側に特化した私たちサリュに、ぜひ一度ご相談ください。