「後悔しない」交通事故の弁護士の選び方・見極め方のポイント徹底解説
「交通事故に遭ってしまったけれど、どんな弁護士に依頼するべきかわからない」
突然起こってしまった交通事故にどのように対応すればいいのか、すぐにわかる人はそう多くはありません。
なかでも弁護士への依頼については、これまでに経験がなく、どのように弁護士を選べばいいのか全く検討がつかないという方も多いのではないでしょうか。
絶対に後悔しない弁護士、安心して交通事故の解決を任せられる弁護士を選ぶ際には、下記のポイントを踏まえましょう。
1.交通事故の解決実績が豊富か 2.医学的な知識を持っているか 3.損保会社の体制と戦略を知り尽くしているか 4.被害者専門の法律事務所か 5.実際に相談した時の相性が良いか 6.弁護士費用の説明を納得いくまでしてくれるか 7.口コミの評価と質が高いかどうか |
前提として、交通事故に遭ったときには、交通事故の解決実績が多い弁護士を選びましょう。
なぜなら、交通事故の解決の経験がない・浅い弁護士に依頼すると、知識不足やノウハウ不足から、思ったような結果が出せないことがあるからです。
ただし、実績さえあればいいというわけではありません。事故の解決という繊細な問題に一緒に解決にあたる相手ですので、人間性やあなたとの相性も重要です。
この記事では、交通事故の解決を安心して任せられる、最高の弁護士を選ぶためのポイントを具体的に解説しています。
あなたが信頼できる弁護士と出会うための参考にしてください。
この記事の監修者
弁護士 梅澤 匠
弁護士法人サリュ福岡事務所
福岡県弁護士会
交通事故解決件数 1,700件以上
(2024年1月時点)
【略歴】
2009年 3月 明治大学法学部 飛び級入学のため中退
2012年 3月 同志社大学司法研究科 修了
2012年 9月 司法試験合格
2013年 弁護士登録 弁護士法人サリュ入所
【公職】
同志社大学司法研究科兼任教員(民法演習担当)
-獲得した画期的判決-
【大阪高裁平成30年1月26日・判例タイムズ1454号48頁】(交通事故事件)
歩行者との非接触事故につき,自動車運転者の過失責任が認められた事例
【神戸地裁令和元年6月26日判決・自保ジャーナル2054号110頁】(交通事故事件)
転回時の衝突事故について有利な過失割合が認定された事例
【神戸地裁令和元年7月24日・交通事故民事裁判例集52巻4号913頁】(交通事故事件)
併合14級の後遺障害逸失利益の算定について、減収がなかったものの逸失利益を認定した事例
その他複数
【弁護士梅澤の弁護士法人サリュにおける解決事例の一部】
事例336:死亡事故で被害者参加制度を利用。遺族の気持ちを加害者に直接伝えたい
事例344:異議申立てで、むちうち症状の後遺障害等級を第14級9号から第12級13号へ覆した事例
事例158:後遺障害申請サポートで13級を獲得。示談交渉時256万円の提示だったが、訴訟提起で1030万円を獲得
目次
1.交通事故の弁護士の選び方1|交通事故の解決実績が豊富か
最初に重視するポイントは、交通事故の解決実績が豊富かどうかです。
交通事故事案を受け付けている弁護士や法律事務所であっても、必ずしも実績が豊富なわけではありません。
弁護士には得意な分野とそうでない分野があり、専門外の分野ではスムーズに解決に導けなかったり、経験や知識不足で有利な交渉ができなかったりする可能性があります。
例えば、「歯が痛い」と思って病院に行こうと思ったとき、
「医者だったら誰でもいいか」
と内科や皮膚科に行っても、歯の痛みは解決できないですよね。
「歯が痛いときは歯科にかかる」のと同じように、
「交通事故の解決は交通事故解決を得意とする弁護士に依頼する」必要があるのです。
交通事故の解決が得意かどうかを判断する目安として、解決実績の多さがあります。
webサイトなどで公開されている解決実績の数を参考に、その弁護士が交通事故の解決に長けているかを判断しましょう。
また、ただ解決件数が豊富なだけでは、自分のケースでもきちんと対応してくれるかわかりません。
そういう時には、これもwebサイトなどで公開されている過去の事例を参考にしましょう。
例えば、
「むちうちの後遺障害認定につき、非該当から14級まで引き上げた」
「過失割合で争っていたところ、納得する割合で解決してくれた」
など、あなたが求めている結果を出している弁護士であれば、あなたのケースでも納得できる結果に導いてくれる可能性が高まります。
弁護士を選ぶときには、「解決実績が豊富なこと」「あなたのケースに近い解決事例があること」を基準にしましょう。
2.交通事故の弁護士の選び方2|医学的な知識を持っているか
2つ目に重視したいポイントは、医学的な知識を持っていることです。
具体的には、顧問医師などと提携していて、医学的なサポートをしてくれることが理想的な体制です。
なぜ医学的な知識が必要かというと、同じ事故、同じ怪我であっても、医師の判断や検査の内容、診断の下し方によって、怪我が軽いものとして扱われたり、後遺障害が認められなかったりするからです。
「実際の怪我よりも軽度に扱われて、慰謝料が不当に少なくなった」
「まだ痛みが残っていて生活に支障があるのに、後遺障害が認められない」
交通事故でつらい思いをしたのに加えて、そんなことが起きてしまったら、被害者の方の心労は計り知れません。
そんな悲しい事態を防ぎ、適切で納得の行く結果に導くためにも、弁護士自身が医学的知識を持っていることや顧問医師と提携していることは重要なポイントとなります。
3.交通事故の弁護士の選び方3|損保会社の体制と戦略を知り尽くしているか
次に重視したいポイントが、損保会社の体制と戦略を知り尽くしているかどうかです。
保険会社というのは、あくまで営利企業です。
被害者の救済よりも、支払う賠償金を安く抑えることや早期に示談解決することを優先させるケースがあります。
交通事故において、被害者はどうしても弱い立場に陥ってしまいがちです。
初めて交通事故に遭って混乱している被害者と、事故の解決に慣れた保険会社。
知識や経験の差から自然と保険会社に有利な方向に導かれてしまうケースも少なくありません。
そんなとき、保険会社と対等に、さらには保険会社を超える立場にしてくれるのが、損保会社の体制や戦略をきちんと理解した弁護士なのです。
損保会社の狙いを理解した弁護士なら、損保会社の考えや作戦を先読みし、被害者有利に交渉を進めてくれます。
損保会社に丸め込まれ、泣き寝入りするような事態を防ぐためにも、法的な知識だけでなく、損保会社への立ち回りも十分に理解した弁護士に依頼しましょう。
4.交通事故の弁護士の選び方4|被害者専門の法律事務所か
ここまででは、主に知識や経験、能力の面で重要な点を挙げてきましたが、次に重視したいポイントは被害者専門の法律事務所かどうかです。
被害者専門の法律事務所の強みは、被害者に寄り添った経験が豊富にあることです。
「被害者を救済したい」という熱い思いを持った弁護士が多く、気持ちの面でもより寄り添った対応が期待できます。
また、保険会社が紹介する弁護士は、保険会社との間に顧問契約や業務提携の関係があることがほとんどです。
その場合、弁護士は被害者ではなく、得意先である保険会社に配慮した対応をする可能性があります。
本当に被害者に寄り添った対応を求めるには、保険会社と利害関係のない弁護士を選びましょう。
保険会社との顧問契約関係がない法律事務所は、保険会社に忖度せず、被害者の完全なる味方として粘り強く交渉に臨むことができます。
さらに、1.交通事故の弁護士の選び方1|交通事故の解決実績が豊富かで説明したように、弁護士の中でもあなたの事案に近い解決事例を持つ弁護士の方が交渉に強いという特徴があります。
被害者専門の法律事務所には、被害者の救済に特化した解決事例が豊富で、専門的な知識や経験も豊富に蓄積されているのです。
このように被害者への寄り添いと事例に対する経験の豊富さから、被害者専門の法律事務所を選ぶことをお勧めします。
5.交通事故の弁護士の選び方5|実際に相談した時の相性が良いか
弁護士との相性の良さも、依頼する前に確認しておきたい重要なポイントです。
例えば、
「心情に寄り添い、じっくり話を聞いてくれて、こまめに連絡をくれるA弁護士」
「連絡は最低限だけど、知識や経験に基づき、ズバッと解決策を示してくれるB弁護士」
2人の弁護士がいたとき、どちらが良い弁護士と感じるかどうかは、依頼する人によって異なります。
じっくりと話を聞いてもらいたいのか、端的にアドバイスがほしいのか。
連絡頻度はまめな方が良いのか、最低限の方が良いのか。
あなたの優先事項とマッチする弁護士が相性の良い弁護士と言えるでしょう。
弁護士の中には、素人にわからない専門用語を多用して説明をきちんと行わない人や、高圧的な態度で威圧するような人もいます。
そんな弁護士に依頼してしまうと、弁護士とのやりとりがストレスになってしまい、本末転倒です。
そのような事態を防ぐためにも、相性がよく、ストレスなくやりとりが続けられる弁護士へ依頼しましょう。
6.交通事故の弁護士の選び方6|弁護士費用の説明を納得いくまでしてくれるか
次に重要なポイントは、弁護士費用の説明を納得いくまでしてくれるかどうかです。
弁護士に依頼する際、費用面が気にかかる方は多いですよね。
そこで、
「自分のケースでは費用倒れのリスクがないか」
「どんな費用形態になっているのか」
「トータルでいくらくらいの費用がかかるのか」
などを、納得いくまで説明してくれる弁護士を選びましょう。
費用体系に不明瞭な部分がある法律事務所では、後で思わぬ費用を請求されて後悔する可能性があります。
そんな事態を防ぐためにも、依頼前の相談の段階で弁護士費用について十分に説明してくれる弁護士を選んでください。
7.交通事故の弁護士の選び方7|口コミの評価と質が高いかどうか
交通事故に強い弁護士を選ぶためには、ネット上の口コミや評価も大切です。
実際に相談や依頼をした人の感想から、どんな弁護士なのかを想像することができます。
口コミや評価でよい弁護士を判断するためには、数字だけでなく、口コミの内容(文章)をよく確認する必要があります。
例えば、評価は星5つが並んでいても、文章が一つもない場合には信頼できるかどうかわかりません。
ですが、口コミの内容に、
「親身になって解決まで相談に乗ってくれました」
「事故に遭ってパニックになっているところを支えてくれました」
など、実体験に基づいた具体的な内容が書かれていれば、弁護士の人柄まで垣間見ることができます。
反対に、
「相談に行ったけど横柄な態度をとられた」
「依頼してから連絡が途切れて不安になった」
などの悪い口コミが多く書かれている場合には、要注意の弁護士であることがわかります。
ただし口コミには、いわゆる「サクラ」を利用して高評価の口コミを稼いでいる場合や、悪意ある人によって嘘の情報が書き込まれている場合もあるので注意してください。
8.本気であなたに寄り添ってくれるかどうか
ここまで、後悔しない弁護士の選び方を7つ紹介してきましたが、最後に決め手となるのは「本気であなたに寄り添ってくれるかどうか」です。
損保会社と交渉をするうえで、知識や経験はもちろん大切ですが、結局のところ「依頼者のために全力を尽くしてくれる」というのが、弁護士に最も求められる資質です。
交通事故に遭ってショックな気持ち。相手との交渉がうまくいかず不安な気持ち。
そんな繊細な気持ちを汲み取って、あなたに寄り添った対応をしてくれる弁護士こそ、交通事故を解決に導くパートナーにふさわしいのではないでしょうか。
さまざまな法律事務所のサイトを見たり、相談に行かれたうえで、それでも悩むときには、この基準で依頼する弁護士を決定してください。
9.弁護士選びで後悔したくない方は、私たちサリュにご相談ください
この記事では、交通事故に遭ったときに後悔しない弁護士の選び方のポイントを紹介してきました。
しかし、これらのポイントを見ても、
「結局どの弁護士に依頼すればいいのかわからない」
「本当に信頼できる弁護士ってどうやって選べばいいの」
と悩んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方に自信を持っておすすめしたいのが、弁護士法人サリュです。
サリュは、これまでに20,000件以上、被害者救済に特化した交通事故の解決実績のある法律事務所です。
「交通事故に遭ってつらい思いをする被害者の方を少しでも救いたい」
「被害者が泣き寝入りをするような状況は絶対に許せない」
そんな強い気持ちで、被害者の方に徹底的に寄り添ったサポートを行ってきました。
弁護士の選び方に迷ってしまった方が、安心して弁護士を選べるよう、ここではサリュの強みを3つ紹介します。
9-1.交通事故20,000件以上の解決実績
1.交通事故の弁護士の選び方1|交通事故の解決実績が豊富かでもお伝えしたとおり、交通事故の解決実績が多いことは弁護士選びにおける大きなポイントです。
サリュは、被害者専門の法律事務所として、被害者側のみで20,000件以上の交通事故を解決してまいりました。
被害者の方の年齢や職業、後遺障害の内容、交通事故の態様等、豊富なパターンの交通事故解決実績から、被害者の方一人一人に合わせた最善の解決策を提案しています。
9-2.顧問ドクターによるサポート体制
医学的な知識をもとにしたサポートは、交通事故の交渉を有利に進めるためにも重要な要素です。
サリュは、弁護士と協力して被害者の方の怪我や後遺障害を適切に証明する顧問ドクターと提携しています。
被害者の医療証拠を医師の医学的視点からチェックし、被害者に有利に交渉が進められるようサポートしています。
9-3.「交通事故被害者の救済」にこだわり続けた寄り添いの姿勢
サリュは、「交通事故被害者の救済」にこだわり続ける法律事務所です。
サリュの創業者の谷は、もともと損保会社の弁護士を務めていました。
そこで働くなかで見えたのは、弱い立場の被害者が一方的に不利な状況に追い込まれ、泣き寝入りをするしかない悲惨な姿でした。そんな状況を許せず、
「被害者を救いたい。」
その気持ちから、谷はサリュを設立しました。
「交通事故に遭ったうえに、不当につらい思いをする被害者の方を一人でも多く救いたい」
サリュでは、そんな想いで一件一件の事故に向き合っています。
不安な気持ち、つらい気持ち、怒りの気持ち。
事故に対するさまざまな気持ちを受け止めます。
まずはサリュにご相談ください。
10.まとめ
この記事では、交通事故の解決を安心して任せられる弁護士の選び方を紹介してきました。
内容のまとめは以下のとおりです。
◯弁護士を選ぶときの重要なポイント
1.交通事故の解決実績が豊富か 2.医学的な知識を持っているか 3.損保会社の体制と戦略を知り尽くしているか 4.被害者専門の法律事務所か 5.実際に相談した時の相性が良いか 6.弁護士費用の説明を納得いくまでしてくれるか 7.口コミの評価と質が高いか |
◯弁護士の選び方に悩んだ時の最後の決め手は「一番本気であなたに寄り添ってくれるかどうか」
以上の内容を参考に、あなたに寄り添って交通事故を解決まで導いてくれる弁護士を選んでください。