交通事故の弁護士ランキングをお探しの方へ|後悔しない選び方を解説
「交通事故について弁護士に依頼したいけど、どの弁護士がいいのか分からない」という方の中には、人気ランキングの順位を見て依頼先を決めたいと考える方もいるかもしれません。
日本弁護士連合会が公表している2023年データによると、日弁連の正会員である弁護士の数は約4.5万人、弁護士法人の数は約1,600法人もあります(2023年3月31日時点)。
その中で「どの弁護士に依頼すれば失敗しないか」「どの弁護士が交通事故に強いのか」を探すのは難しいため、ランキングに頼りたいという発想になるのも仕方のないことです。
しかしながら、残念ながら、インターネット上に存在している弁護士ランキングは、必ずしも参考になるとは言えない点に注意が必要です。
なぜその弁護士(法律事務所)が1位なのか、どこが具体的に優れているのかが示されていないランキングを信用することは妥当とはいえません。
また、ランキングの採点者がベストと判断した事務所が、状況が違う別の依頼者にとってもベストとはいえないケースも多くあります。弁護士の選び方や依頼する目的、交通事故の状況はかなり多種多様であり、全ての依頼者にとってベストな弁護士を選ぶことは難しいからです。
この記事では、交通事故について弁護士に依頼する場合に、ランキングや口コミよりも大切な選び方のポイントや具体的な選び方について解説します。
この記事を読めば、「本当に交通事故に強い弁護士」を選定して依頼することができるはずです。ぜひ最後までじっくりお読みください。
交通事故解決件数 1,100件以上
(2024年1月時点)
【略歴】
2014年 明治大学法科大学院卒業
2014年 司法試験合格
2015年 弁護士登録、弁護士法人サリュ入所
【獲得した画期的判決】
【2021年8月 自保ジャーナル2091号114頁に掲載】(交通事故事件)
【2022年 民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準上巻(赤い本)105頁に掲載】
会社の代表取締役が交通事故で受傷し、会社に営業損害が生じたケースで一部の外注費を事故と因果関係のある損害と認定した事例
【弁護士法人サリュにおける解決事例の一部】
事例333:弁護士基準の1.3倍の慰謝料が認められた事例
事例343:相手方自賠責保険、無保険車傷害保険と複数の保険を利用し、治療費も後遺障害も納得の解決へ
事例323:事故態様に争いがある事案で、依頼者の過失割合75%の一審判決を、控訴審で30%に覆した
目次
1. 交通事故の弁護士ランキングは必ずしも参考にならない
「交通事故に強い弁護士をランキングで選びたい」という需要は多いものです。特に「弁護士選びに失敗したくない」という方はランキングを参考にしたいという気持ちが大きいでしょう。
しかしながら、残念ながら、インターネット上に存在している交通事故に強い弁護士ランキングは、かならずしも参考にならないことが多いと言わざるを得ません。
その理由は3つあります。
1-1. 理由1:広告料を支払っている弁護士だけが掲載されていることがあるから
交通事故の弁護士ランキングや一覧を載せているサイトの多くは、広告料をもらって運営されています。つまり、ランキングに載せてもらいたい弁護士がお金を払って掲載してもらっているという仕組みがあります。
このようなサイトは、「その弁護士の対応やサービスが良いから載せている」のではなく、「広告料を支払っているから載せている」だけです。逆にサイトにお金を支払っていない弁護士・法律事務所は一覧に載ることもありません。
より多くの広告料を支払った弁護士が目立つ位置に掲載されるケースも多く、こうしたサイトで上位にあるからと言って、「交通事故に強い良い弁護士かは分からない」点に注意が必要です。
1-2. 理由2:ランキングの評価基準が間違っていることがあるから
交通事故に強い弁護士ランキングが信用できない理由の2つ目として、そのランキングの評価基準がそもそも間違っていることがあるからです。
例えば、「閲覧数が多い弁護士ランキング」や「弁護士の数が多い法人ランキング」を載せているサイトがあったとしても、それが「交通事故に強い弁護士」の証とは言えません。
実際、あるランキングでは、交通事故のおすすめ法律事務所として、成功報酬の安さを基準にしたランキングを載せているサイトがありました。
しかしながら、「成功報酬が安い弁護士=良い弁護士である」というのは、ランキング作成者の主観でしかありません。むしろ普通に考えると、成功報酬が高くても示談金をしっかり増額してくれる弁護士の方がおすすめといえます。
評価基準が間違っている場合、そのランキングの上位を参考にしても何の意味もありません。ランキングを参考にするのも良いですが、どの評価基準でランク付けされているかを精査する必要があるでしょう。
1-3. 理由3:ランキング上位の弁護士が自分にも最適な選択肢とは限らないから
最後に、もし仮に「本当に交通事故に強い弁護士ランキング」が存在したとしても、そのランキングが「自分が弁護士を選ぶ条件」と合致していなければ、最適な選択肢にならないことについても説明します。
例えば、交通事故に強くて誰からも評価も高くて信頼できる弁護士がいたとします。しかし、その弁護士が依頼者の住んでいる地域から遠く離れた場所で活動しており、依頼者の希望が「対面でしっかりと相談に乗ってもらいたい」だったらどうでしょうか。依頼者にとってその弁護士はベストな選択肢とはいえません。
また、別のランキングの1位の弁護士が、相手方との示談交渉にとても強い弁護士だったとします。しかし、依頼者が望んでいるのが後遺障害の異議申し立てだったらどうでしょうか。その弁護士が「後遺障害の手続きには詳しくない」ということであれば、最適な選択肢といえないでしょう。
どんなに優秀な弁護士でも「話してみたら相性が良くなかった」ということもあります。
このように、依頼者の状況や目的、さらには相性によっても、依頼すべき弁護士は変わります。ランキングで人気の弁護士だからといって、あなたに最適な弁護士とは限らないのです。そのため、ランキングをあてにして弁護士を選ぶことはナンセンスといえます。
2. 交通事故に強い弁護士はランキングではなく実績・事例で選ぼう
ランキングではなく何を参考にして交通事故に強い弁護士を選べば良いのかというと、比較すべきは、その弁護士の実績・事例です。それも、量はもちろん質にこだわって実績・事例を見るべきです。
なぜならば、交通事故のトラブルや示談交渉を解決するためには、特別な知識や経験がとても重要となるからです。示談金を裁判基準まで引き上げたり、過失割合を正しく修正したり、事故が原因のケガの後遺障害の認定を得たりするには、弁護士の知識・経験に基づいた手腕が必要です。
交通事故は、どの弁護士に依頼するかによって、最終的にもらえる金額が百万円や1千万円単位で違ってくるといわれています。
交通事故被害者ができるだけ多くの賠償金を手にするには、以下の実績・事例が重要となります。
2-1. 難しい後遺障害の認定の実績・事例があるかどうか
交通事故分野でトータルに強い弁護士(弁護士法人)は、一般的に難しいといわれている後遺障害の認定の実績・事例も豊富に持っているはずです。
後遺障害とは、交通事故がきっかけでケガをして、治療を続けても完治せずに一定の症状が残ってしまうことをいいます。
自賠責保険の認定機関から後遺障害が認められれば、ケガに対する治療費や入通院慰謝料などの他に「後遺障害に対する慰謝料」と「後遺障害逸失利益(後遺障害が残らなければ得られたはずの利益)」を加害者側に請求できます。
後遺障害が認められるか認められないかによって、賠償金の金額が百万円から1千万円単位、1億円単位で変わってくることもあります。
※個々の事例・年収などによって慰謝料や逸失利益は変動するため、上記の数字はあくまで一例です。
※後遺障害等級や基礎収入が高いケースでは、逸失利益が1億円を超えることもあります。
後遺障害の認定を受けるためには、以下が必要となり、認定を得るのは簡単とはいえません。
(1)後遺障害等級表に相当する症状が残っていること
(2)上記症状が検査結果や所見などによって裏付けられていること
(3)上記が「申請書類」から伝わること
症状が残っていても、交通事故との因果関係が分からなかったり、後遺障害診断書の書き方が間違っていたり、通院頻度や期間が短かったりすると認定が通らないことがあります。
後遺障害申請においては、残存した症状に見合った後遺障害等級を獲得するために、有効な検査、証拠を熟知している必要があります。
だからこそ、弁護士を選ぶ際には、後遺障害の認定を成功させた実績・事例があるかどうかをしっかり確認することが大切です。また、できれば、さらに難易度が高い「後遺障害の異議申し立て」(結果をくつがえす手続き)を成功させた実績・事例がある弁護士がベストです。
▼後遺障害については、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
・【早見表付き】後遺障害の逸失利益はいくら?ケースごとの金額を解説
・後遺障害認定で納得の結果を得るための重要知識と手順【弁護士解説】
・後遺障害診断書の書き方|等級認定に有利な記載例を弁護士が紹介
2-2. 過失割合を適正に修正した実績・事例があるかどうか
交通事故被害者ができるだけ賠償金を多く手にするためには、過失割合を適正に修正した実績・事例がある弁護士(法律事務所)がおすすめです。なぜならば、過失割合を修正することで賠償金の金額が大幅に変わるからです。
過失割合とは、加害者と被害者の過失が「何%:何%」かを示したものです。被害者に過失がない場合は「100:0」ですが、被害者にも過失が20%ある場合は「80:20」などと表現されます。
被害者側にも過失があると認められてしまうと、過失に相当する割合の賠償金を減額されてしまいます(過失相殺)。例えば、過失ゼロの場合に2,000万円の賠償金だった場合、過失20%の場合は2割減額した1,600万円になります。400万円も金額が違ってきてしまうのです。
【過失割合による賠償金の金額の例(2,000万円の場合)】
過失割合(加害者:被害者) | 賠償金の金額(満額が2,000万円の場合) |
100:0(被害者に過失なし) | 2,000万円(満額) |
80:20(被害者の過失20%) | 1,600万円(20%減額) |
60:40(被害者の過失40%) | 1,200万円(40%減額) |
50:50(被害者の過失50%) ※被害者も信号無視したケースなど | 1,000万円(50%減額) |
被害者は全く悪くないはずなのに、相手方の保険会社から「被害者にも過失があるので、その分を減額します」と理不尽に言われることがあります。例えば、「動いている自動車同士の事故は、双方に過失があります」と言われるのは良くあるケースです。
加害者側が主張する過失割合を修正して被害者の過失割合を低くできれば、被害者が手にする賠償金を増やせます。例えば、上記の事例で、「被害者の過失も20%ある」という主張をくつがえして無過失を勝ち取れれば、相手の主張のせいで否定されていた400万円を取得することができます。
ただし、過失割合を修正するには、それを裏付けるための証拠を探して提示したり、相手に納得してもらうために交渉したりする必要があるため、弁護士の経験や手腕が必要となります。
だからこそ、弁護士を選ぶ際には、過失割合を適切に修正して、賠償金の金額を増額させた実績・事例があるかどうかをしっかり確認することが大切です。
2-3. 示談金を増額させた実績・事例があるかどうか
後遺障害認定や過失割合の修正にも関連して、結果として示談金や賠償金の金額を増額した実績・事例が豊富にあるかどうかも、弁護士を選ぶ上でとても重要です。
増額させた実績・事例の数ではなく、質が大切で、大幅に金額を上乗せできたケースがあるかどうかもしっかり確認しましょう。
前述した通り、弁護士によって、最終的に得られる金額はかなり変わってきます。
加害者側の保険会社は裁判基準よりも低い金額で示談をしようとしてくるため、弁護士が介入すれば増額できるケースがほとんどです。重要なのは、いくら増額できたのか、最大限の増額交渉ができているかです。
依頼者の利益を最大限に追求してくれる弁護士かどうか、詳細な実績や事例を見てしっかり判断しましょう。
3. ランキングではなく実績・事例で「交通事故に強い弁護士」を探す方法6ステップ
2章では「交通事故に強い弁護士はランキングではなく実績・事例で選ぼう」ということを解説しました。
ここからは、交通事故に強い弁護士の中でも自分に合った弁護士を選ぶための方法を、6ステップで解説していきます。
ステップごとにさらに説明していきます。
3-1. ステップ1:交通事故+弁護士+地域名で検索する
最初のステップは、依頼者の地域名で弁護士(弁護士法人)をある程度の数まで絞り込む作業です。
前述しているように、弁護士の数は約4.5万人、弁護士法人だけでも約1,600法人もあるため(2023年3月31日時点)、最初にある程度の絞り込みが有効となります。
絞り込む方法としては、Googleなどの検索エンジンに「交通事故 弁護士 〇〇(地域名)」と3つのキーワードを入れて検索する方法がおすすめです。
例えば東京で探しているならば、「交通事故 弁護士 東京」と入力しましょう。
検索キーワードに「交通事故」といれることで、「私たちは交通事故に強い弁護士です」という主張をしている弁護士や事務所を絞り込むことができるはずです。
ただし、地域によってはあまり良い弁護士が見つからないケースがあるかもしれません。その場合は、地域にこだわらずに検索する方向性もおすすめです。
現在は多くの法律事務所でオンライン相談を実施しているため、事務所が遠くてもインターネット上で親身なアドバイスを受けることが可能です。
対面相談にこだわるよりも、遠くても「示談金を増額できる弁護士」「後遺障害認定の実績が豊富な弁護士」を選んだ方が良い結果になるケースがあります。
迷ったら交通事故の実績・事例が豊富なサリュにご相談ください! サリュは全国10か所に事務所を構えています。さらに、対面や電話はもちろん、オンラインでも相談を受け付けていますのでぜひお気軽にご相談ください。 ・大宮事務所 ・千葉事務所 ・銀座事務所 ・横浜事務所 ・静岡事務所 ・名古屋事務所 ・大阪事務所 ・神戸事務所 ・萩事務所 ・福岡事務所 →サリュの事務所へのアクセス →サリュへの無料相談・ご予約フォーム |
3-2. ステップ2:交通事故の解決実績が500件以上あるか確認する
ステップ1で、地域名である程度弁護士の候補を絞ったら、次に確認したいのが交通事故の解決実績がどのくらいあるかです。
あくまで目安ですが、交通事故の解決実績が最低でも500件ある弁護士や弁護士法人がおすすめです。弁護士の公式サイトを見て、解決実績の数を確認しましょう。
▼サリュの例(解決実績は2万件以上)
解決実績の数が必要な理由としては、交通事故のトラブル解決方法は、個々の事例ごとに異なってくるからです。「このケガの内容なら慰謝料はいくら」という単純なものではなく、過失割合や事故の状況、加害者の保険加入状況、被害者の就労状況などによっても、請求できる金額が変わってきます。
また、「どのぐらいのペースで病院に通うべきか」や「ケガの治療に健康保険を使うべきか」、「労災保険による保険給付も請求するか」など、個別の状況によってケアするポイントが変わってくることもあります。
解決実績が多いほど、状況に応じた最適な解決方法を示しやすく、安心して依頼することができるのです。逆に、解決実績が少ない弁護士を選んでしまうと、最終的に得られる賠償金の金額が低くなる可能性があるので注意しましょう。
サリュは、500件以上の解決実績がある弁護士が多く在籍しています。プロフィールにこれまでの交通事故の解決件数を掲載している弁護士もいますので、ぜひご覧ください。
3-3. ステップ3:交通事故について通院中から相談できるか確認する
次のステップは、弁護士の公式サイトを見て、通院中から相談できるかどうかを確認するステップです。
交通事故の相談を受け付けている弁護士には2種類があります。
(1)通院中から相談できる弁護士
(2)治療が終わってから(示談交渉から)しか相談を受け付けていない弁護士
交通事故に強い弁護士は、その多くが通院中から相談できることが多いです。
なぜなら、示談交渉からしか相談を受け付けていない弁護士は、示談交渉は強くても、その前段階である後遺障害認定についての知識を持っていない可能性が高いです。
一方、「通院中から相談してください」としている弁護士は、後遺障害認定に向けて治療中からできることや、逆にしてはいけないことに熟知しており、適切なアドバイスをすることができます。当然、どうすれば後遺障害が認定されやすいかも知っています。
示談交渉しかできない弁護士ではなく、後遺障害認定を含めて交通事故の全般の知識・経験を持った弁護士に依頼することが大切です。
弁護士の公式サイトを見て、どのタイミングから依頼できるかをしっかり確認しましょう。
3-4. ステップ4:できれば後遺障害認定や過失割合の実績・提携医師の有無も確認する
ステップ3まで絞り込めればだいぶ弁護士の選択肢を絞り込めているはずですが、まだ絞り込めていない場合には、以下のポイントも確認しましょう。
【さらに弁護士を絞り込む場合のポイント】
確認するポイント | 内容 |
後遺障害認定の 実績・事例を確認する | ・後遺障害認定および後遺障害の異議申し立ての実績・事例を確認する ・どのような経緯で認定を勝ち取ったかも確認する |
過失割合を適切に 修正した 実績・事例を確認する | ・被害者の無過失を勝ち取った実績・事例などを確認する ・どのような経緯で認定を勝ち取ったかも確認する |
提携医師がいる事務所かどうかを確認する | ・提携医師がいる事務所は、後遺障害認定を適切に進められる可能性が高いため確認する |
弁護士の公式サイトを確認して、上記のポイントが書かれているかをチェックしてみましょう。
例えばサリュの場合だと、以下ページに詳しく実績・事例などを掲載しています。
(1)後遺障害認定の解決事例:解決事例ページに「異議・裁判等で等級変更した事例」を掲載
(2)過失割合についての解決事例:解決事例ページに「過失割合に関する事例」を掲載
また、サリュの顧問ドクターのサポートの内容についても解説しているのでぜひご覧ください。
3-5. ステップ5:悪い口コミ評価が多すぎないか確認する
ここまでで既に弁護士の候補がかなり絞れてきているはずですが、できれば「悪い口コミ評価が多すぎないか」も確認しましょう。
口コミ評価はそれぞれの主観でしかなく、悪意やいたずらで書かれていることがあります。そのため、悪い口コミがあったとしても、一般的には気にしすぎる必要はありません。
しかし、悪い口コミの割合があまりに高い場合や数が多すぎる場合には、弁護士に根本的な問題があるかも知れないので注意しましょう。
口コミ評価の確認方法はいくつかありますが、例えばGoogleマップを開いて、弁護士法人名で検索する方法があります。複数の事務所がある場合は地名も入れると良いでしょう。
口コミの内容を一読してみると、「どのような雰囲気なのか」「依頼者とどういう態度で接する弁護士が多い事務所なのか」「交通事故に対して具体的にどのように解決したのか」などさまざまな情報が得られるはずです。ぜひ参考にしてみましょう。
3-6. ステップ6:初回相談で相性や今後の見通しをしっかり確認する
最後のステップはいよいよ弁護士との初回相談です。初回相談では、弁護士との相性や今後の見通しをしっかりと確認することが大切です。
公式サイトや口コミを確認して「とても良さそう」と思った場合でも、初回相談で「相性が合わない」と感じる可能性があります。どんなに交通事故の解決能力が高くても、依頼者への態度が高圧的だったり、説明が分かりづらかったりすると、長い戦いを乗り切るのが難しくなる危険性があるので注意です。
必ず初回相談では、弁護士が相談内容に真摯に向き合ってくれるか、具体的に依頼者に寄り添ったアドバイスをくれるかなどをしっかりチェックしましょう。
また、料金体系についてもしっかり確認し、費用倒れの心配は無いか、示談金を増額できる見込みはあるかなども詳しく聞いてみることをおすすめします。
できればセカンドオピニオンとして複数の弁護士の初回相談を受けて、比較・検討した上で、より自分に合う事務所に正式依頼するのが良いでしょう。相性はもちろん、「自分が希望する解決策を示してくれるか」や「自分の状況に近い成功事例を持っているか」などをしっかり確認しましょう。
4. 交通事故に強い弁護士を探すときの注意点
最後に、交通事故に強い弁護士を探して依頼する時の注意点について解説していきます。
4-1. 選択肢が少なければ地域にこだわらずに探すのもおすすめ
交通事故に強い弁護士を探すときの注意点として、「住んでいる地域にこだわりすぎない方が良いケースもある」ということもお伝えしておきます。
住んでいる地域によっては、交通事故の実績や知見をたくさん持っている弁護士が見つからないことがありえます。「相続も離婚問題も交通事故もまんべんなくやります!」という弁護士は見つかっても、「交通事故に特に強いです!」という弁護士が見つからないケースがありえます。
このようなケースの場合には、住んでいる地域にこだわらず、遠方でも「本当に交通事故に強い弁護士」に依頼した方が良い結果につながることもあります。
オンライン相談ができる事務所も増えているので、対面にこだわらずに「示談金を増額できる弁護士」に依頼する選択肢も考えてみることをおすすめします。
例えばサリュの場合、無料アプリZoom(ズーム)やMicrosoft Teams、FaceTime、Google Meetなどを使ったオンライン相談に対応しています。遠方だけど相談したいという方もぜひお気軽にお問い合わせください。
4-2. 他人の口コミよりも自分との相性を優先しよう
法律事務所の口コミは、あくまで個人の主観によるものなので、参考にしすぎないことが大切です。赤の他人の口コミよりも、「自分が初回相談でどのような印象を持ったか」の方が重要です。
気になっている弁護士法人に悪い口コミ評価が付いていたからといって、本当にその人がひどい対応をされたかは分かりません。利用していない人が憶測で感想を書き込んでいたり、悪意を持って嘘のレビューを残したりすることもあるかもしれないからです。
上記のようなことがあるため、口コミはあくまで「参考程度」に活用して、それよりも実際に自分が初回相談で感じた印象を大切にすることをおすすめします。
5.まとめ
本記事では「交通事故の弁護士ランキング」についての情報を解説しました。最後に、要点を簡単にまとめておきます。
▼交通事故の弁護士ランキングは必ずしも参考にならない
・理由1:広告料を支払っている弁護士だけが掲載されていることがあるから ・理由2:ランキングの評価基準が間違っていることがあるから ・理由3:ランキング上位の弁護士が自分にも最適な選択肢とは限らないから |
交通事故に強い弁護士はランキングではなく実績・事例で選ぼう
・難しい後遺障害の認定の実績・事例があるかどうか ・過失割合を適正に修正した実績・事例があるかどうか ・示談金を増額させた実績・事例があるかどうか |
ランキングではなく実績・事例で「交通事故に強い弁護士」を探す方法6ステップ
・STEP1:交通事故+弁護士+地域名で検索する ・STEP2:解決実績が500件以上あるか確認する ・STEP3:通院中から相談できるか確認する ・STEP4:できれば、後遺障害認定・過失割合・提携医師の有無も確認する ・STEP5:悪い口コミが多すぎないか確認する ・STEP6:初回相談で相性などを確認する |
交通事故について依頼する弁護士は、ランキングや口コミを鵜呑みにせず、今回紹介した「実績・事例」を見て選ぶのがおすすめです。もし選ぶのが難しいという方は、ぜひサリュにご相談ください。