交通事故の過失割合で揉める4ケースと対処法を弁護士が解説

交通事故の過失割合でもめる4ケースと対処法を弁護士が解説

「交通事故に遭ってしまったけど、このままじゃなんだか揉めてしまいそう」

「何度か加害者側とやりとりをしたけど、このまま平和に解決できる気がしない…」

この記事をご覧になっている方は、そのような悩みを抱えているのではないでしょうか。

交通事故というただでさえイレギュラーな事態の中で、相手方保険会社(無保険の場合は相手本人)との意思の疎通がうまく測れないと、余計に不安になってしまいますよね。

そして、過失割合は交通事故の解決において揉めることが多いです。まずは、過失割合で揉めることが多いケース別に、対処法をお伝えします。

これらの方法を知っていれば、相手の言いなりになることはありません。

自分が納得できる結果に導くためにも、過失割合で揉めてしまったときは法律のプロである弁護士の手を借りるのがおすすめです。

とはいえ、弁護士の選び方を間違えれば、せっかく依頼料を払い、時間もかけたのに、思ったような結果が出ない可能性があります。

ここでは、過失割合でもめたときに力になってくれる弁護士の選び方も、あわせて紹介します。

この記事でわかること
・交通事故の過失割合で揉めやすいケースごとの対処法がわかる
・過失割合の交渉を弁護士に頼むメリットがわかる
・実際に弁護士に依頼することで過失割合が変わった実例がわかる
・過失割合の交渉を依頼するときに後悔しない弁護士の選び方がわかる

この記事を読めば、過失割合で揉めているときの対処法がわかります。

内容を参考にして適切な対応をし、トラブルの解決を行ってください。

この記事の監修者
弁護士 山田 洋斗

弁護士法人サリュ千葉事務所
千葉県弁護士会

交通事故解決件数 1,100件以上
(2024年1月時点)
【略歴】
2014年 明治大学法科大学院卒業
2014年 司法試験合格
2015年 弁護士登録、弁護士法人サリュ入所
【獲得した画期的判決】
【2021年8月 自保ジャーナル2091号114頁に掲載】(交通事故事件)
【2022年 民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準上巻(赤い本)105頁に掲載】
会社の代表取締役が交通事故で受傷し、会社に営業損害が生じたケースで一部の外注費を事故と因果関係のある損害と認定した事例
【弁護士法人サリュにおける解決事例の一部】
事例333:弁護士基準の1.3倍の慰謝料が認められた事例
事例343:相手方自賠責保険、無保険車傷害保険と複数の保険を利用し、治療費も後遺障害も納得の解決へ
事例323:事故態様に争いがある事案で、依頼者の過失割合75%の一審判決を、控訴審で30%に覆した

弁護士法人サリュは、交通事故の被害者側専門で20,000件以上の解決実績を誇る法律事務所です。

交通事故被害に遭われたら、できるだけ早期に、交通事故の被害者側専門弁護士に相談することをおすすめします。これは、弁護士のアドバイスを受けることで、もらえる損害賠償金が大きく変わる場合があるからです。
弁護士法人サリュは、創業20年を迎え、交通事故の被害者側専門の法律事務所として累計20,000件以上の解決実績があります。所属弁護士の多くが1人あたり500件~1000件以上の交通事故解決実績があり、あらゆる交通事故被害者を救済してきました。その確かな実績とノウハウで、あなたのために力を尽くします。
相談だけで解決できることもありますので、まずはお気軽に無料法律相談をご利用ください。

1.【交通事故の過失割合で揉めるケース1】相手が被害者側の過失割合を大きく訴えてくる

交通事故の過失割合でよく揉めるケースのひとつ目は、相手が被害者側の過失割合を大きく訴えてくるケースです。

1-1.よくあるケース

相手が被害者側の過失割合を大きく訴えてくるのは、過失割合のトラブルで比較的よく見られるケースです。

▼相手の保険会社が訴えてくる例
・被害者側に過失がないのに、あると言い張って譲らない
・相手の過失のほうが大きいのに、5:5にしようとする
・過失を、証拠がないからと言って認めない

相手は損害賠償額を少なくするため、被害者にも過失があったと訴え、賠償金を減額しようとしてきます。

特に、大きな怪我をしたり、後遺障害が残ったりするような事故だった場合、損害賠償額も高額になるため、なんとか支払い金額を少なくしようと被害者側の過失を訴えることがあるのです。

1-2.対処法

相手の保険会社に不当に大きな過失を訴えられた際は、まずはその過失割合の根拠を相手に質問しましょう。

そこで明確な根拠が答えられない場合、その訴えは正当なものではないと反論できます。

この時、電話や口頭で質問すると、相手に言いくるめられたり、証拠が残らなかったりするというデメリットがあります。

必ず、書面やメールなど、証拠に残る形で質問してください。

保険会社との交渉は法律のプロに任せるのがおすすめ
過失割合で相手が意見を譲らないとき、素人である被害者が
いくら反論しても聞き入れられないことがあります。
そのようなときは弁護士に依頼して、代理で意見を伝えてもらいましょう。
場合によっては、弁護士が間に入っただけで態度を軟化させるケースもあります。
おひとりで無理をせず、難しいところはプロの手を借りて対処してください。

2.【交通事故の過失割合で揉めるケース2】証拠が不足していて過失割合がはっきりしない

過失割合で揉めることが多い2つ目のケースは、証拠が不足していて過失割合がはっきりしない場合です。

2-1.よくあるケース

証拠が不足している場合にも、揉めやすくなる傾向にあります。

なぜなら、事故の過失割合は被害者と加害者(または加害者の保険会社)が話し合いで決めるからです。

客観的な証拠が不足していると、「言ったもの勝ち」になってしまうこともあるのです。

被害者がドライブレコーダーをつけていて、事故当時の様子を録画できていればいいのですが、ドライブレコーダーがなかったり、うまく録画ができていなかったりするとトラブルになりやすいです。

ドライブレコーダーの映像の提出は強制ではないため、加害者側がドライブレコーダーを設置していても、加害者側にとって不利になる情報の場合は提出しないという可能性もあります。

2-2.対処法

証拠が不足している場合の対処法は、それを補うだけの証拠を見つけることです。

過失割合でもめたときに証拠になるもの
・ドライブレコーダーの映像
・当事者の証言(※録音を推奨)
・事故現場で撮った写真、動画
・目撃者の証言
・警察が作成した実況見分調書などの書類
・近隣の防犯カメラなどの映像
・信号サイクル表

「ドライブレコーダーを設置していなかったから証拠は見つからない」

と諦めず、事故現場の近くの防犯カメラや、当時事故の目撃者などを探してみましょう。

また、事故直後に撮った写真なども証拠になる可能性があります。

それらの証拠となるものを集め、正当な過失割合を主張しましょう。

3.【交通事故の過失割合で揉めるケース3】被害者に過失がないのに、9対1や8対2から加害者側が譲らない

3つ目の過失割合で揉めやすいケースは、被害者に過失がないのに、加害者側が9対1や8対2から譲らない場合です。

3-1.よくあるケース

被害者側に過失がない、または過失が小さいにも関わらず、加害者側が過失割合を譲らないというパターンでもトラブルは起こりやすいです。

加害者側は賠償金をできるだけ低くするために、被害者側にも過失があると主張してきます。

このようなケースでは、お互いに納得できる過失割合ですり合わせを行う必要がある場合があります。

3-2.対処法

過失割合の折り合いが付かない場合は、折衷案として片側賠償というやり方を行うことがあります。実務では「カタバイ」と言っています。

片側賠償とは
被害者にも過失があるが、加害者が被害者に対して持つ被害者過失1割分に相当する損害賠償請求権を放棄し、被害者が賠償金を支払う必要がないこととすることです。

例えば加害者が「9:1」、被害者が「10:0」と主張していた場合、「9:0」で片側賠償をします。

すると被害者は賠償金を払う必要がなく、加害者は自分の過失割合は希望通りとなるため、お互いの意見を取り入れた折衷案となります。

例えば損害額が加害者が100万円、被害者が500万円の場合で片側賠償で合意したとき、下記の図のような賠償金のやりとりとなります。

過失割合で揉めたときの落としどころとして、ぜひ覚えておいてください。

4.【交通事故の過失割合で揉めるケース4】被害者が高齢者や子どもで、証言に信ぴょう性がないと言われた

最後に紹介する過失割合でもめやすいケースは、被害者が高齢者や子どもで、証言に信ぴょう性がないと言われてしまう場合です。

4-1.よくあるケース

過失割合を決めるとき、加害者と被害者双方の事故状態についての証言は重要になりますが、片方が高齢者や子どもの場合、その証言に信ぴょう性がないと判断されてしまうケースがあります。

4-2.対処法

被害者の年齢が原因で証言の信ぴょう性が疑われてしまった場合、証言を他の証拠で補完しましょう。

思い違いではなく実際にあったことであると、客観的に証明できれば証言の信ぴょう性が高まります。

過失割合で揉めたときに有効な証拠については、2.【交通事故の過失割合で揉めるケース1】証拠が不足していて過失割合がはっきりしないで解説しています。

5.被害者が正当な過失割合を獲得するには弁護士の助けが不可欠

ここまで、過失割合で揉めやすいケースごとの対応方法を解説してきましたが、実際に被害者が相手に一人で立ち向かうのは至難の業です。

過失割合のトラブルは個人間ではなく、相手の保険会社を相手にすることも少なくありません。

事故対応の素人である被害者が立ち向かっても、思うように自分の意見が通らないこともあるのです。

そこで被害者の味方になってくれるのが弁護士です。

なぜ、過失割合で揉めそうな時に弁護士に相談したほうがいいのか、詳しい理由を説明します。

5-1.理由1|加害者側の保険会社に言いくるめられるのを防ぐ

相手の保険会社は、事故対応のプロです。

できるだけ賠償金をおさえるための対応に慣れているため、被害者が多少言い返したところで言いくるめられてしまう可能性があります。

プロを相手にするときは、プロを味方につけることで対等に戦えます。

被害者が一方的に言いくるめられないようにするためにも、弁護士への依頼は効果的です。

5-2.理由2|加害者側のごね得を防ぐ

過失割合でトラブルが起こる大きな理由として、加害者側がごね得を狙っているというパターンがあります。

被害者側に過失がないにも関わらず、

「被害者にも過失があったと言い続ければいつか折れて認めるだろう」

と、自分の賠償金を低くするためにごねていることがあるのです。

弁護士を入れることで、相手の意見に折れるつもりはないという意思表示をすることができます。

「ごね得を狙っても意味がない」と思わせるためにも、弁護士への依頼は有効です。

5-3.理由3|長期にわたって加害者とやりとりする負担を減らせる

交通事故に遭って、怪我や車の修理などで大変なときに、加害者側とのやりとりを続けることは大きな負担となります。

交通事故の解決までは、短くて数か月、長いと1年以上かかることもあります。

その間のやりとりをすべて自分で行うとなると、途方もない労力がかかってしまうでしょう。

そのような負担を少しでも軽減するためにも、弁護士への依頼を検討してみてください。

弁護士へ依頼すれば、基本的に加害者側とのやりとりはすべて弁護士が対応してくれます。

直接やりとりをする必要がないので、負担はかなり軽減するでしょう。

6.実際に弁護士に依頼して過失割合が納得できる結果になった例5つ

前項では、被害者が正当な過失割合を獲得するには弁護士への依頼が必須であるとお伝えしました。

しかし、

「本当に弁護士に依頼するとそんなに変わるの?」

と、疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここからは、実際に弁護士が協力することで、過失割合が納得できる結果になった事例を5つ紹介します。

これらの事例を見れば、相手の保険会社が提示してくる過失割合が不当であることや、弁護士の協力があれば納得できる結果で解決することができるケースが多いことがわかるはずです。

6-1.ドライブレコーダーのデータをもとに、自転車と自動車の事故で自動車の無過失を勝ち取った事例

事故の状況住宅街を自動車で走行中、右側路地から交差点に左折進入してきた大手運送会社職員が運転する自転車と衝突
過失割合自動車側7割:自転車側3割→自動車側無過失

事例362:自動車と自転車の衝突事故で、自動車側7割、自転車側3割との内容で過失割合が争点となっていた事案で、裁判で自動車側の無過失を勝ち取った事例

こちらの事故は自動車と自転車の衝突で、主な争点は物損における過失割合でした。

解決の決め手となったのは、自動車の運転者である依頼主のAさんが所有していたドライブレコーダーの映像です。

サリュではドライブレコーダーの映像を元に、相手方自転車の交差点への進入速度や進入角度、衝突時双方の位置関係など、一つ一つの事情を丁寧に精査し、Aさんには予見可能性がなかった旨を粘り強く主張しました。

その結果、裁判において、事故当時Aさんには予見可能性がなかったということを理由に、Aさんには過失が無かったとする内容の判決を勝ち得ました。

6-2.相手が「自分は悪くない」と訴え一審で75%の過失割合の判決を受けたものの、丁寧に誤りを主張し30%に覆した事例

事故の状況原動機付自転車に乗り、片側1車線の道路の信号のない交差点で右折しようとした際、相手方車両に右側から追い越しをされたため、接触して転倒
過失割合依頼者の過失割合75%→30%

事例323:事故態様に争いがある事案で、依頼者の過失割合75%の一審判決を、控訴審で30%に覆した

こちらの事故は、原付自転車に乗っている依頼者Iさんが、相手方車両に追い越しをされ、その際に接触して転倒した事例となります。

相手方は、事故直後は謝罪をしていたのですが、実況見分の際には、警察官に「私(相手方)は悪くない」と主張し始め、相手方保険会社から伝えられた過失割合は5:5というものでした。

Iさんはとても納得いかず、サリュに依頼しました。

一審ではIさん75:相手方25の判決となりましたが、サリュはすぐに控訴し、丁寧に刑事記録の双方の主張を拾い、一審の事実認定及び評価の誤りを主張しました。

その結果、控訴審では、Iさん30:相手方70に過失割合を変更させることができました。

6-3.過失割合を、相手方主張の3:7から5:95に修正して解決した事例

事故の状況片側3車線の道路で、右折するために、交差点内で対向車が通過するのを待機。右折信号が青になり、右折を開始したところ、対向車の一番左側にいた加害車両が交差点内に進入して衝突
過失割合30:70→5:95

事例318:過失割合を、相手方主張の30:70から5:95に修正して解決。

片側3車線の道路で、右折するために、交差点内で対向車が通過するのを待っていた依頼者のIさん。

右折信号が青になり、右折を開始したところ、対向車の一番左側にいた加害車両が交差点内に進入してきました。

当初、加害者は、「信号を無視してしまった」と話しており、Iさんに謝罪もしていましたが、実況見分の際に現場で警察官に話した内容は、加害者自身に有利な内容でした。

その後、Iさんは相手方保険会社から「Iさんにも3割の過失がある」と主張を受け、納得がいかずサリュに依頼しました。

サリュが証拠を集めて加害者側の意見の矛盾を指摘し、その結果、5:95の過失割合(物損については0:100)を認めさせることができました。

6-4.動いている車同士の事故でも0:100で過失ゼロ判決を獲得した事例

事故の状況幹線道路の第二車線を走行中、路外スーパーの駐車場から対向車線に右折進入しようとした加害者運転の車両が衝突
過失割合2:8→0:100

事例308:動いている車同士でもあきらめない!裁判で過失割合ゼロ判決を獲得!

依頼者のSさんは、車通りの多い幹線道路の第二車線を走行中、路外スーパーの駐車場から対向車線に右折進入しようとした加害者運転の車両に衝突されました。

幸い怪我はありませんでしたが、加害者の保険会社は、このような場合には過失割合は2:8だからと主張して、修理費全額の支払いを拒みました。

Sさんは加害者側が突然飛び出してきたにも関わらず、過失があるといわれたことに納得がいかず、Sさんは、サリュに依頼しました。

当初、「動いている車両同士で0:100はない」という保険会社の認識により、なかなか相手は過失0を認めませんでした。

しかし、サリュによる緻密な調査で被害者に過失がなかったことを証明し、最終的には0:100の判決が獲得できました。

6-5.加害者の信号無視を証明し、加害者側の100%の過失を認めさせた事例

事故の状況自動車を運転中に、右折青信号で交差点を右折しようとしたところ、赤信号を無視して対向直進してきた加害者と衝突
過失割合加害者側100%

事例230:加害者の信号無視を証明。責任を否定していた加害者から600万円超の賠償金を獲得

依頼者のRさんは、自動車を運転中に、右折青信号で交差点を右折しようとしたところ、赤信号を無視して対向直進してきた加害者と衝突し、頚椎捻挫等の怪我をしました。

ところが、加害者は事故直後から、

「自分の信号は青であり、Rさんこそ赤信号無視であるから自分に責任は無い」

と言い張り、加害者の加入していた保険会社も加害者の言い分をそのまま鵜呑みにして、治療費の立て替えすら拒んできていました。

Rさんは相手方のこのような対応に立腹し、サリュに依頼しました。

サリュでは、Rさんが治療を続ける一方で、事故の目撃者などの証拠を集めました。

その結果、相手保険会社は加害者の100%の過失を認めました。

過失割合でもめそうなときはサリュにご相談ください
サリュは、交通事故被害者の救済に特化して、
これまで20000件以上の事故を解決に導いてきた法律事務所です。
この項目でご紹介した解決事例をはじめとして、多数の過失割合のトラブルを解決してきました。
「相手が過失割合を譲らない」「保険会社に言われたことが正しいのかわからない」
そんな悩みを抱えているときは、ぜひサリュにご相談ください。
お悩みを解消できるよう、あなたに寄り添って対応します。

7.過失割合の交渉を依頼して後悔しない弁護士選びのポイント3つ

過失割合の交渉に弁護士が必要だとわかったところで、どんな弁護士に依頼するべきなのか悩んでしまいませんか?

そこで、ここでは弁護士選びで後悔しないための3つのポイントを紹介します。

▼弁護士選びのポイントチェックリスト

似たような事故の解決事例がある
依頼前にお金のことを納得できるまで説明してくれる
相手がごねてきても諦めずに戦ってくれる

この条件に当てはまる弁護士なら、後悔せずに過失割合の交渉に一緒に立ち向かえるはずです。

それぞれの条件について、詳しく解説します。

7-1.似たような事故の解決事例がある

弁護士を選ぶときに重要なのが、自分の事故のケースと同じような解決実績があるかどうかです。

弁護士と一言で言っても、得意な分野はその法律事務所によって大きく異なります。

「交通事故の解決を行っているのか」
「中でも過失割合の交渉をしているのか」
という部分を重点的にチェックしてみてください。

弁護士事務所のWEBサイトなどで解決事例が公開されている場合は、「過失割合」などのキーワードで検索すれば、自分と近いケースの解決事例があるかどうかを確認できます。

例えば、サリュでは過失割合の解決事例として、下記のようなページを公開しています。

>>サリュの解決事例

7-2.依頼前にお金のことを納得できるまで説明してくれる

弁護士に依頼する上で気になるのが、金銭的な問題です。

「依頼したのに赤字になってしまった」
「最終的にどのくらいかかるのかわからずずっと不安」

こんな気持ちを抱えたままでは、全然安心できませんよね。

弁護士に依頼する前に、
「どのくらい料金がかかりそうか」
「費用倒れの心配はないのか」

など、懸念点があればしっかり質問しましょう。

良い弁護士なら、そこでごまかさず納得できるまで説明してくれるはずです。

十分に納得した上で、依頼するかどうかを決定してください。

7-3.相手がごねてきても諦めずに戦ってくれる

相手がごねても諦めずに戦ってくれるかどうかも、弁護士選びの大きなポイントです。

加害者はあなたが「揉めるかもしれない」と思う相手ですから、弁護士から主張しても意見を聞き入れないという可能性があります。

その時に、弁護士が諦めたらせっかく依頼したのに意味がないですよね。

依頼前の段階で加害者の様子やこれまでのやりとりを共有し、妥協できないラインを伝えておくとよいでしょう。

自分に諦めたくない気持ちがある場合は、それを支えてくれるかどうかも確認しておくことが大切です。

これらのポイントを基準に、弁護士を選んでください。

8.まとめ

この記事では、交通事故の過失割合でもめやすいパターンと、その対処法を解説しました。

内容のまとめは、以下の通りです。

◯交通事故の過失割合でもめたときの対処法はケースごとに下記の通り

◯被害者が正当な過失割合を認められるためにも、弁護士へ依頼するべき理由は下記の3つ

・保険会社は事故対応に慣れているので、言いくるめられるから
・加害者側がごね得を狙ってくるから
・直接のやりとりが長期にわたって続くのが負担になるから

◯過失割合のトラブルが起きそうなときに相談するべき弁護士の選び方のポイントは下記の3つ

・似たような事故の解決事例がある
・依頼前にお金のことを納得できるまで説明してくれる
・相手がごねてきても諦めずに戦ってくれる

以上の内容を参考にして、交通事故の過失割合トラブルを解決してください。