SALUT 弁護士法人サリュ

最新解決事例

事例280:なぜお母さんが死んだのか、子供たちに説明を。

死亡事故 / 臓器 / 因果関係 /

2015.12.22

Cさんは家族4人を乗せて車を運転していたところ、センターラインをオーバーしてきた車と正面衝突してしまいました。家族全員が怪我を負い、Cさんも頚椎捻挫、前胸部打撲の診断を受けました。
家族は治療を続けて次第に調子が戻っていきましたが、Cさんはそうはいきませんでした。Cさんは、10年以上前から拒食症という精神疾患を患っていたのです。Cさんは、拒食症の治療で入退院を繰り返していたのですが、交通事故の前年に症状が改善し、家族みんなが、拒食症が治ったものだと思っていました。しかし、交通事故後、Cさんは、子供たちに胸が痛いと告白しており、子供たちは元気がないCさんを見てとても不安に思っていました。健康状態がどんどん悪くなり、交通事故から6ヶ月後に、入院となりました。それでも、治療が功を奏さず、入院2ヶ月後に、栄養不良による臓器の障害によって亡くなりました。加害者が加入していた共済組合は、拒食症の悪化と交通事故との関連を否定し、なんと、Cさんが体調を崩し、入院している中、25万6440円の示談金の提示を書面で送ってきました。不誠実な対応と言わざるを得ません。
サリュは、Cさんの拒食症について長年治療をしてこられた医師と面会し、交通事故との因果関係を調査しました。その結果、Cさんの拒食症の悪化は、交通事故による精神的ストレスが寄与していることが分かりました。
治っていたはずの拒食症が、交通事故後に悪化したのだから、交通事故が無関係なわけがない。Cさんの夫は戦う決意をし、サリュは、死亡と交通事故の因果関係を求めて、家族と協力し訴訟を提起しました。
日本の裁判では、死亡と交通事故の因果関係は、遺族が証明しなければなりません。加えて、本件は、拒食症という既往症の影響を否定することができず、訴訟は困難を極めました。長い訴訟の中で、Cさんのご主人が、子供3人をお母さん無しで育てるのが大変であるとよくおっしゃっていました。その言葉を聞く度、サリュもあきらめてはいけないと、訴訟に臨みました。
 訴訟の流れを変えたのは、拒食症の主治医の意見とともに、裁判所が選任した専門委員の意見でした。専門委員とは、専門的な知識が争点の整理に必要な場合に、専門家が一般的知見を裁判所に伝える手続きです。今回は、拒食症の治療を専門とされる医師が専門委員に専任され、サリュはCさんの夫と一緒に、専門委員に、交通事故後の体調悪化の情報や交通事故前の状況を訴えました。その結果、交通事故による精神的ストレスだけでなく、示談解決が長引くこと自体がストレス要因であり、痛みが食欲の低下に繋がることがある等、主治医の意見に沿う意見を得ることができました。
 その結果、既往症について素因がありながらも、交通事故との因果関係を認めた1000万円の支払いを認める和解案が裁判所から出され、和解が成立しました。和解調書には、「死亡事故に関する損害賠償債務として1000万円の支払義務がある」という記載がされ、Cさんは、これで、子供たちになぜお母さんが死んだのか説明できると安堵の表情でおっしゃってくれました。

 

事例263:相手方保険会社の提示をつぶさに検討し、少しでも無念を晴らす。

死亡事故 /

2015.07.10

Lさん(男性・80代)は、片側一車線ずつで、横断歩道のない国道を横断中に、右から直進してきた車に撥ねられ、亡くなりました。
Lさんのご遺族は、相手方の任意保険会社から、Lさんに20%の過失があり、それを踏まえると2000万円弱ぐらいの賠償金額になるが、過失を考慮しなければ、2400万円弱になり、それを受け取ることで示談するように迫られました。
通常、相手方の任意保険会社は、被害者との間で示談が成立した場合、示談後に、自賠責保険会社に対し、示談額のうち自賠責保険の保険金額に相当する部分を求償します。つまり、相手方の任意保険会社は、自賠責保険の保険金額と同額で示談すれば、自社が保険金の支払いを行うことなく事件を解決できるのです。
Lさんのご遺族は、Lさんが高齢で、Lさんに過失があったことを考慮しても、最低保障である自賠責保険金額しか受け取れないことを疑問に思い、これでは少しもLさんの無念が晴らせない、とサリュに相談しました。
サリュは、相手方の任意保険会社の賠償案は、死亡慰謝料や葬儀費用など点で不十分な賠償案に留まると判断しました。
裁判基準に従って、Lさんの損害額を計算し直したところ、過失を考慮しても相手方の任意保険会社の賠償案との間に差額が生じました。
サリュは、まず、直接自賠責保険に対して請求し、自賠責保険からは、当初、加害者の任意保険から提示されていた2400万円弱の賠償額が支払われました。
そして、サリュは、加害者側の任意保険会社に対して、サリュが計算した損害額と自賠責保険の支払額との差額を請求しました。
サリュは、相手方の任意保険会社と過失を含めて交渉し、過失割合を15%に下げさせ、追加で200万円以上の支払いに応じさせることに成功しました。
Lさんのご遺族は、Lさんの命は戻らないけれども、相手方の任意保険会社に言われるがままではなく、サリュが少しでもLさんの無念が晴れるように交渉したことに感謝してくださいました。
サリュは、被害者やそのご遺族の無念を晴らすことができるよう相手方の任意保険会社の提示が適正か否かをつぶさに検討し、相手方との交渉に臨んでいます。

 

事例233:因果関係を認めさせ、訴訟に至らず被害者の無念を晴らした!

死亡事故 / 因果関係 /

2015.05.07

70代の男性Gさんは、夕飯の買い物をして、介護を必要とする妻の待つ自宅へ帰る道すがら、道路の横断中に自動車に轢かれる事故に遭いました。Gさんは転倒し、頭部を路面に打ち付け、脳挫傷の大怪我を負ってしまいますが、自分が帰宅しなければ、寝たきりの妻を介護する人がいなくなってしまうとの強い想いで、周囲の制止を振り切って帰宅します。

しかし、その数日後、Gさんは、帰省した息子さん(Aさん)に、自宅で意識を失って倒れているところを発見され、緊急入院となりました。約1ヶ月後、Gさんは、意識が回復しないまま、肺炎に罹患し、帰らぬ人となってしまいます。

 

息子のAさんは、Gさんの入院中にサリュの無料相談に訪れました。Aさんは、元気だったGさんが突然の交通事故で倒れ、深い悲しみに暮れているところで、保険会社とのやりとり等煩雑な事務に煩わされたくないというお気持ちでしたので、Aさんと共に保険会社と戦っていくため、サリュがお力添えすることになりました。

 

Gさんの場合、上記の事情で、事故直後の受診がなく、受傷から死亡に至るまで約1ヶ月ほど期間が経過していました。さらに死因が肺炎ということで、交通事故による直接の外傷が死因ではなかったため、サリュでは、示談交渉において因果関係が否定される可能性を懸念しました。そこで、サリュは、交通事故との因果関係を立証するため、判例調査を行った上で、まずは主治医と面談し、交通事故がなければ、肺炎は発症しなかったと判断してもらいました。また、Gさんの死体検案をしてもらった医師からも交通事故と死亡の因果関係を肯定する意見書を作成してもらい、示談交渉に備えました。

Gさんは、生前、奥様を介護しつつ、家事全般をこなしていたため、男性の家事従事者として逸失利益の請求を立てるとともに、Gさんは年金受給者でもあったため、年金分も併せて逸失利益の請求を立てました。逸失利益とは、本来得られるべきだったにもかかわらず、この事故によって得られなくなってしまった利益のことをいいます。

 

示談交渉では、サリュの事前準備と粘り強い交渉が功を奏し、因果関係を認めさせるとともに、上記逸失利益も含めサリュの請求をほぼ認めてもらい、訴訟に至ることなく約3000万円で示談交渉をまとめることができました。

Gさんが自らの怪我も省みず帰宅したのは、妻のために普段通り夕食の買い物をして帰宅しようとした夫としてのGさんの姿です。大怪我を負ってでも、なんとか妻の元に帰ろうとした夫婦の絆です。奥様が頼れる人はGさんしかいなかったのです。Gさんもそれをわかっていたからこそ帰宅したのです。Gさんの気丈なふるまいが原因で、賠償における因果関係を否定されるようなことがあってはいけないという気持ちからサリュは因果関係の立証に全力で取り組みました。Gさんの無念を晴らし、夫婦の絆が否定されるなんてことがないように。

 

サリュは、被害者のお気持ちや依頼者の思いを受け止め、最大限のお力添えをさせていただきます。

法律論の前に立ちはだかるのは人の気持ちです。それを汲み取れてこそ、真のリーガルサービスが提供できると考えています。

依頼者のお気持ちに沿い、最善のご提案をさせていただきます。まずはご相談ください。

 

事例202:相続は、被相続人とゆかりある人に。その気持ちをお手伝い

死亡事故 /

2014.11.03

Mさんは、道路を渡ろうとしたところ車にはねられ、息を引き取りました。
Mさんには、再婚相手の夫Iさんや、初婚の子Rさんなど数名の相続人がいましたが、そのうちの一部の方と連絡が付かずに困ったRさんが、サリュを訪れました。

サリュでは、他の相続人に手紙を送ったり自宅を訪問するなどして、なんとか連絡を取ろうと試みることに加え、戸籍等を取り寄せて相続関係を整理したり、Mさんの相続財産を調査したりしました。

そうこうするうちに、かねてより病気療養中であったIさんがお亡くなりになりました。
民法上、相続は死亡により発生しますが、相続人となれる者は、法定相続人や受遺者など、一定の者に限られます。MさんもIさんも遺言を残していなかったため、法定相続人のみが相続人となります。
ここで、難しい問題が発生しました。
夫のIさんはMさんの再婚相手で、2人の間に子どもはいませんでした。また、Rさんは、生前Iさんの面倒を見ていましたが、Iさんとの間で養子縁組をしていませんでした。そのため、Iさんが亡くなると、Iさんの相続がIさんのご兄弟に発生することになったのです。そうすると、Iさんが生前相続したMさんの損害賠償請求権は、Iさんのご兄弟が相続されることになります。しかし、Iさんのご兄弟はMさんとは交流がなく、Mさんの相続を受け取る意向がありませんでした。
そこでサリュは、法務局や税務署、金融機関、税理士、司法書士らと相談して、相続分の譲渡という方法で、Iさんの相続分を、MさんにゆかりのあるRさんに集約しました。
事件終結時、Rさんからは、複雑な法律問題であったため、Rさん1人では到底解決できなかったので、サリュに依頼してよかった、とのお言葉をいただくことができました。

殊に死亡事故の場合、遺族は悲しみが癒える間もなく、何かに追い立てられるように、行政手続き・財産調査・保険金請求・賠償交渉等を、同時並行で行うことを強いられます。しかも、保険金請求や賠償交渉は、要求される資料は膨大なのに請求できる期間が限定されているものも多く、日常生活の中で片手間でやろうとしても、なかなか思うようには行かないという声を、しばしば耳にします。
そのような時こそ、多くの取り扱い事件があるサリュに、ぜひご相談下さい。
サリュでは、全国各地の事務所の取り扱い案件を集積し、データベースを作成しています。交通事故に限らず、事件は1つ1つ個性があり、2つとして同じものはありません。しかし、類似案件を探すことが、解決の糸口になることも多いものです。
サリュでは、膨大な取り扱い案件を武器に、皆様の法的問題を解決するお手伝いをさせていただきます。

 

事例183:自殺の疑いを理由に保険金支払いを拒んだ保険会社に裁判で全面勝訴

死亡事故 /

2014.07.16

ある朝、Vさんが運転する乗用車が、ハンドル操作を誤ってコンクリート支柱に衝突し、そのまま炎上、運転していたVさんが帰らぬ人となってしまいました。
生前、Vさんは、被告保険会社が販売する人身傷害保険(自動車事故で運転者が死傷した場合に保険金が支払われる保険契約)に加入していましたので、ご遺族であるKさんは被告保険会社に、Vさんの死亡を原因とする保険金の支払いを求めました。ところが、被告保険会社は、Vさんは自殺をしたのだと断じ、保険金の支払いを拒絶しました。保険の約款では、自殺の場合は保険金が支払われない旨の規定があるのです。
被告保険会社を信頼し、何かあったときには保険金を払ってもらえるのだろうと考え、これまで長期間にわたって保険料を払い続けていたにもかかわらず、思ってもみなかった言葉を聞かされ、Kさんは大変困惑し、ショックを受けました。明るく社交的で、心身ともに健康だったVさんが自殺する理由など考えられず、納得がいかなかったKさんは、サリュの無料相談にお越しになりました。

Kさんから、事故の状況や保険会社の心ない対応、やり切れないお気持ちを伺い、Vさんの無念を晴らすため、サリュは、被告保険会社と戦うためのお力添えすることになりました。
受任後、訴訟提起の準備に取り掛かりました。争点は、事故か自殺か。過去の裁判例を洗い、事故原因に関する関連文献を洗い、関係各機関に問い合わせ、とにかく徹底的に調査しました。調査すればするほど、Vさんの死は決して自殺などではないと確信するようになりました。
訴訟提起後、被告保険会社からは、Vさんが自殺をしたという主張を根拠づけるため、膨大な量の鑑定結果や資料が提出されましたが、サリュは、偶然発生した事故でVさんがお亡くなりになったのだと効果的に反論していきました。
長期にわたる裁判でしたが、第1審の結果はサリュの全面勝訴。被告保険会社は控訴しましたが、結局、控訴審でも、全面勝訴に近い内容の和解が成立しました。
裁判所が公にVさんが自殺したわけではないと認めてくれ、被告保険会社からも保険金が無事に支払われました。時間はかかりましたが、Vさんの無念をしっかり晴らすことができ、Kさんも大変安心されていました。Kさんからは、「もっと早くにサリュに相談していればよかった。」と大変感謝していただきました。

サリュでは、依頼者のお気持ちを何よりも優先的に考慮して、解決までの道のりをご案内しております。お悩みの方は、いつでもご相談ください。最大限のお力添えをさせていただきます。

 

【事例162】あらゆる可能性を追求し、故人の無念を晴らす

死亡事故 /

2014.04.26

Eさんのご主人は、路上で車にはねられ亡くなりました。
突然ご主人を失ったEさんは、加害者側の保険会社から示談提示を受けましたが、なぜご主人が亡くなったのか、適切な賠償額がいくらなのかなど、わからないことだらけで、すべてに納得がいきませんでした。県内弁護士にも相談し、加害者側の保険会社の提示で和解することを勧められたものの、それでも得心できずにいました。

そこで、Eさんは、サリュを訪れました。相手の提案は、最低限の保障である自賠責保険金相当分しか支払わないというものでした。Eさんからご依頼を受けたサリュは、まず、人身傷害補償保険を先行して受け取った後で、裁判により加害者側の保険会社から賠償を受けるようご提案しました。
これは、人身傷害保険金を先に受け取ることで、自分の過失にかかわらず、損害の全額について補償を受けることができると判断したからです。逆の順番だと大きく受け取れる額が減ってしまうことがあります。

しかし、人身傷害保険金を受け取った後に、加害者側の保険会社と示談交渉を行っても、Eさんのご主人の過失の程度、Eさんが家族の生計を支える一家の支柱であったかどうか、慰謝料や逸失利益の点で折り合いがつかないことが予想されました。そのため、サリュは、Eさんと協議した結果、裁判に踏み切ることにしました。
Eさんのご主人は、事故当時、年金生活であったため、裁判で特に争点になったのは、ご主人が「一家の支柱」と言えるかでした。加害者側は、これに加え、ご主人が80代と高齢であったため、一家の支柱といえないのではないかと反論されましたが、証人尋問等で株式の配当があることを主張しました。その結果、慰謝料や逸失利益の算定において一家の支柱として認められ、また、Eさんのご主人の過失についても、加害者側が主張するほどは高くはないという和解案が出たため、訴訟上の和解が成立しました。

当初の相手方の保険会社からの提示額であった約2900万円と比較すると、Eさんが受け取った人身傷害保険からの給付額を含めた受取額は、約4300万円になりました。
サリュでは、交通事故で亡くなった方やそのご家族の無念を晴らすため、あらゆる可能性を追求し、そのお気持ちを汲み取った解決を目指し、最適なご提案をさせていただきます。

 

【事例160】慰謝料の増額主張で当初の提示額から800万円増額

死亡事故 /

2014.04.24

Eさん(70代男性)は、日課の朝の散歩をしていた際に側道から飛び出してきた大型トラックに轢かれ、脳挫傷等の大怪我を負われ意識不明の重体に陥りました。
そのため、Eさんのご家族は、事故直後、Eさんがどのような状況で事故に遭ったかの詳細がわかりませんでした。しかし、その後の警察の捜査で、加害者がEさんを轢いた後に逃亡し、さらには、衝突の跡を石で削り取るなどの隠蔽工作をしていた事実が明らかになりました。この事実を知ったEさんのご家族のお怒りは言葉では言い尽くせないものでした。

その後、Eさんは結局意識が戻ることもなく、事故から約半年後にお亡くなりになられました。残されたEさんのご家族は、怒りを通り越した、なんともやり切れない悶々とした日々を過ごすことになってしまいました。

その後、Eさんのご家族は、保険会社から3000万円の示談金の提示を受けました。しかし、提示された額が果たして妥当なのかどうかがわからず、サリュの無料相談にお越しになられました。
 
一般に、加害者にひき逃げ、飲酒運転、交通法規を著しく乱す運転を行う等の事情がある場合には慰謝料を増額することが可能です。
この点について、サリュは、ご依頼をお受けした後すぐに保険会社の提示内容を確認しましたが、加害者に上記のような不誠実な対応があったにもかかわらず、それが慰謝料の計算には一切考慮されていないことがわかりました。

そこで、サリュは、刑事裁判の記録も取り寄せて加害者の事故後の行動を更に検証し、慰謝料の増額を主張して、保険会社と示談交渉を行いました。
その結果、保険会社はサリュの主張を承諾し、当初の提示額から800万円上乗せする形で示談が成立しました。

Eさんのご家族からは、「父はもう戻ってはきませんが、少しでも父の無念を晴らすことができたと思います。本当にありがとうございました。」とのお言葉を頂きました。

 

【事例151】被害者が8割悪いとされていた死亡事故で、加害者側に6割の過失を認めさせた!!

過失割合 / 死亡事故 /

2014.04.13

Sさん(24歳、男性)は、原動機付自転車で青色信号を右折しようとしたところ、制限速度を大幅に上回る速度で対向車線を直進してきた加害者のバイクに衝突され、その場でお亡くなりになりました。
加害者の保険会社は、制限速度を上回る速度なんか出していないし、そもそも直進車が優先なのだから、基本の過失割合は2:8であるとして、Sさんの方が悪いという主張をしてきました。
最愛の息子を突然の交通事故で亡くしたご両親は、息子が何も言えないのをいいことに、息子の方が悪いと主張されたことに納得がいかず、弁護士に相談することにしました。しかし、他の弁護士からは、直進車の方が悪いなんてことはあり得ない、と門前払いされてしまいます。

サリュは、ご両親からSさんがどんな人物であったかを聞き、こんな真面目な青年が、直進車を気にせず強引に右折して事故を起こすとは考えられない、直進車がものすごい高速度で進行していたために、あっという間に交差点まで到達して、普通に走行していたSさんに衝突した事故であるとの心証を抱き、Sさんの無念を晴らすべく事件を担当させていただくことにしました。
そして、直進車対右折車の裁判例を徹底的に調査し、Sさんの側に有利に働く論理や事実を調べ、それらを主張に盛り込むととともに、科学捜査研究所と電話や書面でやり取りをし、衝突の角度や摩擦係数などから加害者の速度が時速100~115㎞出ていたことの裏付けとなる証拠を作成してもらうなどして、裁判で戦いました。
保険会社側からも鑑定結果が出されて争われましたが、結果、サリュの主張する速度(時速100~115㎞)で認定してもらい、過失割合も6割加害者が悪いという認定をしてもらいました。
また、過失割合以外でも、死亡慰謝料2700万円・生活費控除率40%など、独身男性の場合の裁判基準よりも高い金額での損害賠償を認めさせることができ、全面勝訴判決を得ることが出来ました。
なお、この裁判は、直進車の方が悪いとした画期的な裁判であるとして、自動車保険ジャーナルにも掲載されました(№1913・135頁以下)。

裁判が終わった後、Sさんのご仏前で「Sさんの方が悪いという相手方の主張を覆すことができましたよ」と裁判の報告をさせていただき、ご両親には、Sさんの過失が低かったと裁判所が認めてくれたことで気持ちを整理することができた、これで息子も浮かばれるとおっしゃっていただきました。
 
保険会社は形式論を振りかざして、被害者や遺族の損害賠償を認めないと主張してきます。サリュは、このような形式論に屈せず、声なき交通事故被害者の声を、あらゆる手をつくして、相手方や裁判所に伝える努力をさせていただきます。

 

【事例148】死亡事故で、示談金が保険会社提示額から1100万円アップ

死亡事故 /

2014.03.29

Sさん(70歳、女性)は、飼い犬を動物病院へ連れて行くために自転車で横断歩道を渡っている時に、右折してきた乗用車にはねられ、救急搬送されたものの、残念ながら翌日にお亡くなりになられました。
Sさんは青信号で横断歩道を渡っており、一方加害者は、対向車両に気を取られてSさんに気づくのが遅れてしまったと自分の過失を認めていたこともあり、保険会社は、Sさんの遺族に対して、Sさんに過失はないものとして示談の話し合いを進めていました。しかしながら、Sさんのご遺族は、保険会社の提示する金額が果たして妥当なのか分からず、サリュに相談に来られました。

Sさんは、生前、地元の婦人会の役員をされるなど人望の厚い方で、孫たちにもしばしば会いに行くなど、健康で活発、人生を謳歌されている方だったようでした。しかしながら、交通事故という突然の不幸に見舞われ、Sさんのご遺族は、まったく想像だにしていなかった悲報に、ショックからなかなか立ち直ることができず、心身ともに疲弊されていました。
また、サリュが確認したところ、保険会社の示談提示額は適正な金額ではなく、これ以上自分たちで交渉することは出来ないとのことで、以後、サリュがSさんご遺族の代理人として、保険会社との交渉を始めました。

保険会社は、Sさんの逸失利益、慰謝料、葬儀費用など、いずれも低額な数字を提示していました。そこで、サリュは、Sさんの主婦としての基礎収入と年金収入を考慮して逸失利益を計算しなおし、慰謝料や葬儀費用についても適正な金額に増額して交渉を続けました。
結果、最終的には、いずれも大幅にアップし、総額で当初より1100万円増額した金額での示談を成立させることが出来ました。

Sさんのご遺族は、もはやSさんは帰って来ないけれども、賠償交渉をサリュに依頼したことで一区切りをつけることができたと感謝して下さいました。

 

【事例138】事故状況の詳細な分析で、死亡事故被害者や遺族の無念を晴らす

過失割合 / 死亡事故 /

2014.03.10

子供たちが寝静まった真夜中、自宅の電話が突然鳴り響きました。電話に出たBさんは、警察官を名乗る電話の声に凍り付きました。

「ご主人が交通事故に遭って、病院に運ばれました。」
慌てて病院に向かったBさんを待っていたのは、すでに冷たくなった夫でした。
突然夫を失ったBさんは、それでも気丈に喪主を勤め、会社や保険などの各種手続きを自分一人で行いました。まだ幼い子供たちに弱った姿だけは見せまいと、歯を食いしばって生きてきました。

しかし、いざ賠償交渉となった時、自分の力だけでは不安に思い、サリュを訪れました。
交通事故が発生すると、通常は当事者双方の言い分を記した実況見分調書が作成されます。しかし、被害者が救急搬送された直後に実況見分が行われた場合や死亡事故の場合には、当事者の一方のみが立ち会って実況見分を行うこともあります。その場合、加害者が、事故態様を自己に有利に偽ったりする危険が高まります。この危険は、死亡事故の場合には、さらに高まります。被害者からは2度と事故状況が聞き取れない上、加害者も結果の重大性から自己保身を図る可能性が高いからです。

本件も死亡事故であるため、加害者の言い分のみで実況見分調書が作成されていました。そこでサリュは、刑事裁判の全ての記録を取り寄せ、事故状況を再構築する作業を丁寧に行いました。刑事裁判の証拠として提出されていた鑑定書も読み解き、加害者供述の矛盾点を洗い出しました。また、事故現場となった駐車場にも出向き、当事者双方からの見通し状況などを実際に確認しました。

このように周到な準備をした上で、訴訟を提起しました。加害者側弁護士からは、刑事裁判の記録に基づきBさんの夫の過失が大きかった旨の主張がありましたが、訴訟準備段階で明らかになった加害者の矛盾供述を示して応戦しました。

また、Bさんが今まで蓋をして必死に閉じ込めてきた悲しみ、悔しさ、苦しみ、夫への想いを、法廷で直接裁判官に聞いてもらう機会も設けました。涙ながらに、絞り出すようにして語るBさんの姿を、忘れることができません。

結局、裁判所は、被害者であるBさんの夫の過失割合は、加害者側代理人が主張するほどには高くはないと判断し、訴訟上の和解が成立しました。

どれほどお金を積まれたとしても、Bさんにとって夫に代わるものはありません。しかし、いろいろなものをたった1人で背負って生きてきたBさんにとって、サリュが少しでも力になれたのであれば幸いです。

愛する人を突然の事故で失い茫然自失としている人、湧き上がる想いを絶ち切るようにがむしゃらに生きる人。今まで、死亡事故を数多く扱ってきたサリュは、死亡事故の被害者家族もまた、たくさん見てきました。どこにぶつけていいのか分からない気持ちを、まずはサリュにお聞かせ下さい。サリュの経験と智恵を結集したお手伝いをお約束致します。

 

【事例137】煩わしい手続も全部お任せ下さい、精一杯サポートします

高次脳機能障害 / 死亡事故 /

2014.03.09

Rさんは、70代の夫と二人で老後を静かに暮らしていました。ところがある日、Rさんの夫は道路を横断中に自動車にはねられ、脳挫傷等の重傷を負って高次脳機能障害が生じてしまいました。Rさんの夫は食べることも自由にできなくなり、寝たきりになってしまいました。子供もなく、ずっと夫と二人三脚で生きてきたRさんにとっては、とても辛い日々が始まりました。

そんな中、Rさんの奥さんは、加害者側任意保険会社との交渉やいろいろな手続に不安を感じ、サリュにご相談にいらっしゃいました。サリュは、賠償交渉にとどまらず、関連する諸手続もお手伝いするためRさんからご依頼を受けました。

まずサリュは、Rさんの夫の判断能力がかなり低下していたことから、今後の賠償交渉をスムーズに進めるためには後見人を付ける必要があると判断しました。そこで家庭裁判所に後見人選任審判を申し立てました。それと並行して、後遺障害認定を受けるため、後遺障害診断書やそれを補強する資料の作成等の手続も進め、自賠責に対して後遺障害の申請(被害者請求)をしました。

ところが、Rさんの夫は治療の甲斐なく事故から2年余り経って亡くなりました。
後遺障害診断書は、後遺障害等級1級が見込まれる内容でした。自賠責からは、死亡の場合3000万円、後遺障害等級1級の場合4000万円を上限として支払われます。Rさんの夫が亡くなる前に被害者請求の手続をとっていましたので、自賠責は後遺障害の判断をし、等級1級として4000万円が支払われました。

続けてサリュは、Rさんの夫の相続人を確定する作業、全国各地から戸籍謄本等を取寄せる作業を行い、相続人はRさんのほかは、夫のご兄弟だけであることが確認できました。サリュでは、ご兄弟との間で遺産分割の話し合いをするようRさんに勧めました。そして、Rさんがご兄弟と話し合った結果、ご兄弟は皆さん相続放棄し、Rさんが唯一の相続人となりました。そのため、Rさんは自賠責から支払われた4000万円全額を受け取ることができました。

Rさんの夫は高齢で、年金で生活していましたので、逸失利益等の算定額が大きくなく、損害全体が4000万円を超えませんでした。つまり、自賠責の4000万円で損害がすべて補われたことになります。しかし、加害者側任意保険会社は、それとは別に治療期間に対応する慰謝料等300万円余りを支払いました。

さらにサリュは、Rさんに代わり夫名義の財産の名義変更や預貯金解約等の相続手続を行いました。

Rさんは、いろいろ面倒な手続にわずらわされることなく全ての手続を終えることができ、サリュに依頼して良かったとおっしゃって下さいました。

 

【事例108】保険会社間の争いの狭間に立たされた遺族、訴訟で無事解決

過失割合 / 死亡事故 /

2013.10.06

Dさんは道路を歩行中、後ろから来たバイクにはねられて重傷を負い、数日の入院の後、意識が戻らぬまま、ご親族の願いもむなしくお亡くなりになりました。Dさんは少し前に夫に先立たれていましたので、Dさんの相続人はお子さんであるEさん、Fさんのお二人でした。


事故の状況から、Dさんにも何割かの過失があり、加害者側から支払われる賠償金が削られることが予想されました。一方Dさんは、自分で人身傷害保険を掛けていました。

相続人であるEさんたちは、加害者に対する憤り、加害者側保険会社の担当者が遺族の気持ちをわかってくれない辛さ、そして、味方であるはずの人身傷害保険の担当者にまで、保険金の支払いを渋るような態度を取られ、疲労困憊してサリュを訪れました。


サリュはEさんたちのご依頼を受けて、加害者からの賠償金からDさんの過失割合分が差し引かれることを見越して、まずは人身傷害保険金を請求して保険金を受け取り、不足分を相手方に請求するのが最善の方法だと考え、その手続を進めました。

ところが、人身傷害保険金を受け取った後に加害者側保険会社に残りの損害賠償を請求したところ、支払を拒まれてしまったのです。

保険会社は、被害者に保険金や賠償金を支払った後、支払った金額に応じて自賠責保険金を受け取ることができます。Dさんの件では、人身傷害保険の保険会社と加害者側保険会社との間で、どちらがいくら自賠責保険金を受け取るべきかが問題になっていました。これは本来保険会社間の問題ですので、保険会社が被害者に支払いを拒む理由にはなりません。


そこで、サリュは、加害者に対して訴訟を提起し、正当な賠償金の支払いを求めました。また、自分で事故の状況を説明できないDさんに代わり、刑事訴訟記録の検討や現場検証を踏まえて、Dさんの過失割合ができるだけ低くなるよう主張しました。その結果、過失割合についてDさん、ひいては相続人であるEさんたちに不利な結論になることもなく、裁判所は弁護士費用や支払日までの遅延損害金を加えた和解案を出し、加害者側もこれに応じて和解に至ることができました。

これによって、Eさんたちは過失割合による減額なく、損害の全てを保険金と賠償金で受け取ることができました。


EさんやFさんとしては、いくら賠償金や保険金を受け取っても、Dさんが帰って来る訳ではありませんから、悲しみが癒えることはありませんし、加害者に対する怒りもなくなるわけではありません。けれども、そのうえ保険会社の対応に翻弄されたり、保険会社の不適切な説明を信じて、気付かぬうちに正当な保障を受けられなくなったりといった不利益を受けることは免れることができました。最終的に賠償金を受け取った段階で、お子さんたちも気持ちに一区切りつけることができたと仰っていただきました。

 

【事例102】刑事裁判の被害者参加をサポート、遺族のお気持ちを最大限に配慮

過失割合 / 死亡事故 /

2013.09.21

 交差点を原動機付自転車で走行していたNさん(18歳、男性)は、交差点に右折進入してきた乗用車にはねられ、急性硬膜下血腫で間もなくお亡くなりになりました。

この事故は、Nさんが赤信号無視で交差点に進入してしまった事故だったのですが、相手の加害乗用車も、赤信号で進入し、かつかなりのスピードを出していた可能性がありました。そのため、Nさんのご両親は、Nさんの過失を認めつつも、加害者も安全運転をしてくれていれば、息子は死ななくても済んだのではないかという気持ちが捨てきれず、加害者にも多少なりとも改悛の情を持ってほしいというささやかなご希望をお持ちでした。しかし、加害者は、自分は青信号で交差点に進入しており、事故はNさんのせいだと主張し、改悛の情が一切見られなかったことから、ご両親は悔しい気持ちを抱えて、サリュにご相談に来られたのでした。

Nさんのご両親からご依頼を受け、サリュは、まず、事故状況について調査を始めました。すると、やはり加害者側の信号は青ではなく赤であったことや、加害者が20kmのスピード違反もしていたことが判明しました。

さらに、サリュは加害者の刑事裁判に遺族が参加できる「被害者参加制度」のサポートも始めました。被害者参加制度とは、死亡事故のような大きな事故では、遺族が、加害者に対して情状について意見を述べることが出来る制度です。Nさんのご両親は、被害者参加制度に参加することで、息子の過失も認めつつ、加害者も危険な運転行為をしたことを反省してほしい旨を裁判の中で訴えることが出来ました。

こうして、結局、Nさんと加害者の過失は3:7という結果になり、当初、加害者の主張を鵜呑みにしてまったく対応していなかった保険会社も、加害者の過失が大きく、賠償金の支払い責任があることを認めざるを得ないことになりました。

しかしながら、いざ示談交渉となると、保険会社は誠意ある対応をしませんでした。そのため、サリュは、今度は民事裁判を提起しました。民事裁判でも、Nさんのご両親は、18歳で突然命を奪われたNさんの無念さ、加害者の反省の意識の低さ、子供を失った深い悲しみ、加害者が否認の言を繰り返したことによる精神的苦痛を訴えました。そして、6回の期日を経て、最終的に、人身傷害保険と損害賠償請求を併せて総額7000万円を受け取ることで解決することが出来ました。

亡くなったNさんはもう帰っては来ませんが、ご両親は、ご遺族のお気持ちを汲んだ刑事裁判や民事裁判でのサリュの対応に感謝して下さいました。

 

【事例100】証言できない被害者にかわり、客観的資料から事故状況を明らかに

過失割合 / 死亡事故 /

2013.09.18

Iさんはバイクで走行中、交差点で対向右折車と衝突し、不幸にもお亡くなりになられました。

ご遺族にとって、突然一家の柱を失った悲しみの中で、加害者との間の示談交渉に当たることは大変な苦痛を伴うものです。サリュは、Iさんのご遺族の事務的なご負担だけでなく、心情的なご負担も軽減するお手伝いをするため、示談交渉をお引き受けしました。

 ところが、示談交渉において、加害者が、『自分は、右折信号に従って交差点に進入したから、Iさんは、黄色か赤信号で交差点に進入していたはずだ。』といい、Iさんの過失が8割だと主張したため、双方が交差点に進入したときの信号の色が問題になりました。当然、Iさんのご遺族が、このような言い分に納得できるはずもなく、示談交渉は難航しました。

死亡事故においては、被害者が亡くなっていますので、事故の状況を証言することができません。加害者が事実と異なる自分に有利な証言をしても、それに異を唱えることができないのです。加害者の言い分がそのまま認められることになれば、ご遺族は悲しみの上に更に無念の思いを重ね、賠償金額も非常に低額になってしまいます。

そこで、サリュは、取り寄せた刑事裁判の記録から双方の走行速度を割り出し、事故現場の信号サイクルと照らし合わせるなど、客観的な情報を詳細に検討しました。そして、双方とも交差点に進入したときの信号は黄色だった、という確信を抱いたため、加害者との示談に応じることなく、これを裁判で主張しました。
その結果、裁判所から、信号の色は双方とも黄色で、Iさんの過失は 2割である、とする和解案を勝ち取り、その内容で和解することができました。

当初の加害者主張の過失割合とは全く正反対の過失割合で解決したことで、Iさんのご遺族が受け取る賠償金を大幅に増額させることができました。

 

【事例96】胎児の死亡に対する慰謝料として、高額賠償を獲得。

死亡事故 /

2013.09.07

出産予定日を約2か月後に控えたOさんは事故に巻き込まれました。衝突の衝撃でハンドルに腹部を強打したOさんは救急搬送されましたが、お腹の赤ちゃんを助けることはできませんでした。また、Oさん自身も長期の通院を要する怪我を負いました。

 赤ちゃんの誕生を心待ちにしていたOさん一家やOさんご夫婦のご両親は皆、悲嘆に暮れました。そこでOさん達は、加害者を相手取って裁判を起こすことを決意し、サリュを訪れました。

 サリュでは、Oさんの怪我の治療と並行して刑事裁判の記録・病院のカルテ等の治療記録を取得するなどして、事故や治療の状況の分析を行いました。その上で、慰謝料等を請求する訴訟を提起したのです。

 赤ちゃんの誕生を心待ちにする気持ちは、その赤ちゃんが、自分の子であろうが孫であろうが兄弟であろうが、変わりません。サリュは、加害者の不注意により、我が腕に赤ちゃんを抱く、赤ちゃんと一緒に遊ぶという楽しみを一瞬にして奪われた家族の悲しみ・苦しみを評価するよう、裁判所に強く求め続けました。

 また、加害者側からは、Oさんの過失についても主張がありましたが、事故態様の分析を活かして反論を行い、加害者の主張を跳ね除けました。

 その結果、裁判上での和解ではありましたが、Oさんらの慰謝料に関する主張を汲みつつ、慰謝料としては総額850万円、合計約1100万円の賠償責任が認められました。

 

【事例94】適切な方針選択により、遺族間で円満解決。賠償金も迅速に獲得。

死亡事故 /

2013.09.04

 Vさんは、仕事の帰り道に信号待ちをしていたところ、後方から来た自動車に追突されてお亡くなりになられました。

 Vさんのご遺族Xさんは当初、司法書士から相続放棄をすべきとアドバイスされていたのですが、弁護士の意見も聞きたいと考え、サリュを訪れました。サリュが、XさんからVさんの財産状況の聴取を行ったところ、相続放棄を行うとかえってご遺族にとって不利益となる可能性があることが判明しました。

 そこで、Vさんからの依頼を受けたサリュは、相続放棄を申請する期間(原則として死亡されてから3カ月まで)を延長するよう家庭裁判所に申立てることにより、相続放棄の道は確保しつつ、より詳細な財産調査を開始しました。また、相続放棄をする必要がない場合に備えて、親族関係についても整理をし、Xさんご家族以外の相続人との間で、交通事故の賠償金を含めた相続財産の分け方の協議を重ねました。

 数々の調査の結果、相続債務は消滅時効にかかっていることが判明し、相続放棄をせずともXさんがVさんの生前の債務を負担する必要がないことが明らかになりました。

そこで、サリュは、相続放棄の手続きをとることなく、保険会社との間での示談交渉に臨みました。通常、相続人が複数存在する場合、保険会社は窓口を1つに絞るよう求め、相続人の間で意見が一致しない場合には裁判にまでもつれ込むことになります。しかし、本件では、サリュの早期介入により相続人間で円満な解決が図れたことで、保険会社からの賠償金の支払いもスムーズに行われました。

 また、相続放棄をしないという適切な結論に至ったことで、Xさんは、賠償金の他、Vさんが加入していた保険金からの死亡保険金も獲得することができました。

 

【事例93】多数相続人間の調整も、サリュに任せれば安心。

死亡事故 /

2013.09.01

Aさんは交通事故でご主人のBさんを亡くし、その後の損害賠償手続きを弁護士に任せたいと考えてサリュを訪れました。その際Aさんからは、「相続人は私だけなので…」というお話を伺っていました。

 サリュは、取り寄せた警察や検察の捜査記録を検討した結果、Bさんの過失が大きいことが判明しました。被害者の過失が大きいと、その過失分は加害者に対して請求できません。

そのため、サリュは、加害者の任意保険会社ではなく、自賠責保険会社に賠償請求するほうが得策と判断し、その準備に取り掛かりました。自賠責保険の賠償基準は低額ですが、被害者に重過失がないかぎり、過失分を差し引かれることはありません。そのため、Bさんのような過失が大きい事案では、自賠責保険から賠償金を回収したほうが金額的には有利になる場合があるのです。

ところが、各種調査と並行してBさんの相続関係を洗い直していたところ、法律上相続権を有する相続人がAさん以外にも複数存在することが明らかになりました。

しかも、相続人のうちの1名(Cさん)が、Bさんよりも後にお亡くなりになっていたため、Cさんの相続人にも、Cさんの相続分の一部としてBさんの損害賠償請求権が移転していることも判明しました。

そこで、サリュは、Bさんの相続人全員に連絡を取り事情を説明したところ、相続人全員の方から手続きを一括してサリュにお任せいただくことになりました。

 結果、自賠責保険から3000万円超の賠償金を受領したばかりか、複雑な多数相続人間の相続手続きを一挙に解決することができました。

手続きが終了した後、Aさんからは、「私は仕事も持っているので、自分だけでは到底できないことをサリュにやってもらえた。」と、喜びのお言葉をいただきました。

 

【事例82】長年別居していた夫が死亡 裁判で夫の気持ちを確認した

死亡事故 /

2013.07.24

Vさんは、妻のXさん宅と別居していましたが、生活費は毎月かかさずにXさんに手渡し、娘とも定期的に食事などをしていました。

Xさんと娘はVさんがどこで生活しているかは、Vさんが教えないので知りませんでした。
そのような状態が数年続いたある日、Xさん家族に、Vさんが交通事故に遭い、死亡したとの連絡が入りました。
Xさんと娘さんが、病院に駆けつけると、Vさんの妻を名乗るAさんが病院におり、Xさんとその娘さんは、VさんがAさんと生活をしていたことを知るに至りました。

Vさんの突然死に加えて、妻と名乗るAさんの存在と態度に大きなショックを受けたXさん家族ですが、これに追い打ちを掛けるように、Aさんが、VさんとXさんの夫婦は既に破綻している以上、事実上の妻であるAさんがVさんの死亡賠償金を受け取るべきだと主張し、弁護士を立てたのです。

そこでXさんは、サリュを訪れ、賠償問題について全面的に依頼をしました。
Aさんは、早々に加害者に対して訴訟提起していたので、Xさんと娘さんは、Vさんの法定相続人として、Aさんと加害者の訴訟に参加しました。

Aさんは、長年Vさんと同居していたこと、Vさんの死亡前には相当額の生活費を得ていたことを主張し、さらにはVさんはAさんと大変仲良く暮らしており、反面XさんとVさんの夫婦関係は破綻していたなどと主張していました。
サリュでは、VさんとXさんの家族関係が壊れてしまった原因がAさんにある以上、死亡直前の生活状況がどうであれ、法律婚を優先すべきだと主張しました。

裁判は、双方の主張が対立したまま尋問手続きへ移行しました。
その尋問の場で、Vさんは収入が安定しないときでも、Xさんと娘さんには、毎月かかさずに生活費を払っておりましたが、反面Aさんには、死亡直前の時期以外はあまり払っていなかったことが明らかとなりました。VさんがXさんや娘さんの成長を、離れていても大切に思っていたことを知ることができました。

結果として、裁判所は、Vさん死亡時に共同生活を送っていたAさんにも賠償金の取得を認めましたが、Xさん家族は、Aさんをはるかに超える多くの賠償額を獲得することができました。

Xさんと娘さんとしては、賠償金を無事に取得できたことはもとよりですが、それ以上に、裁判を通じて、Vさんが自分たちを、大切に考えて行動してくれていたという事実を再確認することができた点に、大変満足していただけました。
サリュとしても、Vさんが、決してXさんと娘さんを見捨てたわけではないという、Vさんの気持ちを明らかにできたことは大変良かったと思っています。

 

【事例81】事故と死亡の因果関係が争点 主治医の意見書で因果関係を認めさせた

死亡事故 /

2013.07.22

Tさん(82歳、女性)は、バスに乗車し、座席に腰を掛けようとした直前、バスが発車し、Tさんはバランスを崩して転倒し、手すりで頭を打ち、また、大腿骨を骨折してしまいました。

Tさんは事故直後は意識があったものの、事故から数時間後に病院で意識を失い、CT検査の結果、脳出血が見つかり、脳挫傷と診断されました。

事故から約2か月経った頃、保険会社とのやり取りや今後についてのご不安からTさんのご家族が、サリュにご相談に来られました。

サリュは、Tさんのご家族の依頼を受け、相手方と交渉に当たっていましたが、事故から約3か月後、Tさんは意識不明のまま、肺炎を併発して亡くなりました。

相手方は、Tさんの直接の死因が肺炎であること、お亡くなりになったのが事故から3ヶ月後であることを理由に、事故とTさんの死亡との因果関係は認められないとして、示談に応じませんでした。

サリュは、裁判を起こし、Tさんが治療を受けていた病院に話を聞きに行き、主治医から医療照会回答書を得て、事故と死亡の因果関係を立証しました。

その結果、既に支払われたものを除いて、総額3000万円の和解が成立しました。

 

【事例80】死亡事故と人身傷害保険 請求方法を誤ると損することに

死亡事故 /

2013.07.20

Kさん(男性)は、残念ながら、Kさんにも過失があると評価されてしまう事故で、お亡くなりになってしまいました。

ご遺族は、加害者側の保険会社から2600万円余の損害賠償金の提示を受けていましたが、自分側の保険会社の人身傷害保険の担当者に確認したところ、「先に加害者側に請求してください。当社の基準でもほぼ同額なので、後から支払う額は殆どありません。」と言われてしまいました。

Kさんのご遺族は、不安になり、サリュの無料相談にお越しになられました。

サリュは、人身傷害保険の言うことは間違っていて、Kさんのように、残念ながら、被害者の過失がある程度認められてしまうケースでは、自分側の保険会社の人身傷害保険を上手く活用しなければ、損をしかねないこと、Kさんのケースでは、トータルで数百万円の増額が見込めることをご説明させて頂きました。

サリュは、Kさんの依頼を受け、示談交渉に臨みましたが、相手方保険会社が一向に折り合いませんでした。サリュは、Kさんと協議の上、裁判を起こすことにし、裁判所で和解が成立しました。

その結果、Kさんのご遺族がトータルで受け取る金額は、700万円余り増額しました。

 

【事例79】事故状況が争点 サリュが現地調査をしてご遺族が納得できる解決に

過失割合 / 死亡事故 /

2013.07.18

Rさんは飲食店から外に出たところを、店の前の道路を走ってきた自動車にはねられて亡くなりました。Rさんが道を渡ろうとしていたのか、道路の端を歩こうとしていたのかによって過失割合が変わり、賠償額に違いが出る事案でした。

Rさんのご遺族は、事故の状況についての加害者の説明がRさんの受傷の状態と合わないことなどから、加害者側との交渉を専門家に依頼したいと考えてサリュに依頼されました。
ご遺族の懸念通り、当初から加害者側との間で事故の状況についての主張が異なり、過失割合が大きな争いになりました。このため、賠償交渉が難航しました。

サリュは、刑事事件の終結を待って刑事記録を取り寄せて丹念に検討し、また、事故現場に赴いて事故の状況をできるだけ明らかにするよう努めました。そのうえで訴訟を提起し、Rさんの過失が少ないことを主張しました。その結果、裁判所からはサリュが主張した過失割合に沿う和解案が示され、その内容で和解が成立しました。

ご遺族にとっては、賠償を受けたからといって家族を失った心の傷がなくなるわけではありません。けれども、加害者の言うまま過失割合が決まることなく、ご遺族の皆様が納得できる解決をすることができ、気持ちを一区切りつけるためお役に立てたと思います。

 

【事例59】内縁の妻との関係調整を含めて総合的に賠償問題を解決

死亡事故 /

2013.06.18

Sさん(70歳、男性)は、路側帯の内側を歩行していたところに、後方から自動車に追突され、外傷性くも膜下出血等の傷害を負い、事故から2日後に不幸にも亡くなられました。

Sさんには唯一の相続人であるTさんがおり、Sさんの賠償についてはTさんが交渉することになりましたが、Tさんは「素人の自分では保険会社と交渉しても十分な結果が出せる保証がない」と考え、葬儀等が済んだ後すぐにサリュに相談に来られました。

他方で、Sさんには内縁の妻Aさんがおり、Aさんも保険会社に賠償を受ける権利を主張していました。AさんにはSさんの相続権はありませんが、内縁の妻としての固有の慰謝料という意味では加害者に対する請求権を持っていると考えることができることもあり、加害者の保険会社はAさんに対する賠償も含めて解決したいと申し出ていました。

そこで、サリュは、まずAさんとの話を付けることにしました。サリュとしてはあくまでTさんの代理人としてAさんと交渉し、話を付けることに成功しました。

その後、サリュは保険会社と交渉、事故態様のひどさや被害者の無念等を正確に伝え、適正な慰謝料、逸失利益を獲得することに成功しました。もちろん、葬儀費用等の諸雑費の賠償も適正に受け取りました。

Tさんからは、Aさんとの関係調整も含めて本件が想定より複雑なものであったけれども、だからこそサリュに早めに相談に来たことで適正な賠償を得ることが出来たとおっしゃっていただきました。

 

【事例45】赤字であったが、長年の夢を叶え開業した喫茶店経営者の逸失利益

逸失利益 / 死亡事故 / 自営業者 /

2013.04.23

 Hさん(48歳、女性)は、深夜、経営していた喫茶店から自転車に乗って帰宅中、後方から走行して来た酒気帯び運転の乗用車にはねられました。

酒気帯び運転の車に突然命を奪われてしまったHさんの無念を晴らしたいとHさんのご遺族がサリュに相談に来られました。

 喫茶店経営はHさんの昔からの夢で、Hさんは会社員時代に焙煎などのスクールに通い、長年勤めた会社を辞め、会社員時代に貯めた貯金で喫茶店をはじめたとのことでした。事故時、喫茶店経営をはじめてからそれほど時間が経っておらず、経営自体は軌道に乗る前で事故時点では赤字経営でした。

そして、相手方は、Hさんの経営する喫茶店が赤字であったことを理由に、Hさんに逸失利益は全くないと主張していました。

サリュは、裁判を起こし、Hさんが会社員時代に得ていた収入資料などを収集し、証拠として提出するなどして一定限度の収入が見込める可能性を主張した結果、治療費を除いた総額約3600万円で訴訟上の和解が成立し、解決しました。

 

【事例14】一人で戦ってきた遺族を訴訟から支援 納得のいく判決を得た

死亡事故 /

2013.03.13

 Xさんは、たった一人の肉親であるお父様を交通事故で亡くされました。

 Xさんは、加害者側の賠償案の提示に納得できず、仕事のかたわら、自ら勉強し、戦っていました。
 Xさんがサリュに来られたのは、示談できないまま時間が経過し、加害者側より訴訟(債務不存在確認訴訟)が提起され、当初はご自分で答弁や主張をされていたものの、ご自分の主張を法律的に通すには、交通事故の専門弁護士に依頼する必要があると考えたためです。

 サリュでは、丁寧に事情と希望をお聞きし、Xさんが、今まで長い間争ってきた根本的な疑問点(中間利息控除の問題点)を明確にし、それを裁判上の争点として主張することとしました。
 当該論点は、近年の最高裁判決によって実務的には決着がついている問題と思われましたので、この点を説得的な争点として主張するために、サリュでは、弁護士とスタッフを挙げて従来の判例、論文等の文献を丹念に調査しました。
最高裁判決やその下級審判決を丹念に分析し、多くの実務家の先輩方、そして心ある裁判官、学者等の法律家が、Xさんと同じような疑問を抱いてきたことを学び、Xさんの熱意と、先輩方の熱意を引き継ぐという意味でも、最高裁判決の射程外と考える主張構成を取り、主張を展開することができました。

その一方で、当該争点以外でも、賠償案を増額させるための方策、例えば過失割合を争う、慰謝料増額を主張する(本件は、道路横断の事例であり、典型的には過失割合が発生しますが、刑事記録を検討し、加害者側の過失要素が大であることを主張しました。)、既払金の充当関係の主張をする等の方策は万全を期していました(反訴提起、本訴取り下げとなっている。)。

裁判では、Xさんの尋問を行ってXさんの心情を聞いたうえで判決を迎え、残念ながら、中間利息控除の点の主張は採用されませんでしたが、過失割合、慰謝料、充当関係については全面的に勝訴し、既払金を除いた3400万円を認める判決を勝ち取ることができました。

Xさんは、長年お父様のために闘ってきた事件に決着がつき、安堵されていました。
Xさんは、ご自分でも色々調べて加害者側保険会社と渡り合って来ましたが、訴訟の場では弁護士の力を借りて、自分の思っていることを力強く、そして格調高く主張していただいて、非常に助かったとおっしゃってくださいました。
私たちとしましても、依頼者の強い信念に導かれて、学ぶことの多かった事件となりました。

 

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